プラズマコイです(^^)
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今回は「鳥取銀行」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「鳥取銀行」は鳥取県を地盤とした地方銀行です。
クレジットカード業務、リース業務、企業融資などの金融サービスを展開しています。
21/12/24にクオカード優待新設を発表したのが
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 11, 2022
鳥取銀行 (8383)?
もともと配当利回り約4%の高配当株でしたが100株保有で利回りが0.4%ほどアップする形になります??
業績は右肩下がりなので減配リスクを加味して買いたい銘柄ですね?✔ pic.twitter.com/RbxlFB0g8e
株主優待の変更で注目度があがりましたね
株主優待の変更で「クオカードやカタログギフト」という人気の優待品になりました。
投資家の注目度が上がっているということです。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「鳥取銀行」は鳥取地盤の地方銀行。金利が収入源
- 「鳥取銀行」のPER推移を見る
- 「鳥取銀行」の配当利回りをみる
- 「鳥取銀行」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「鳥取銀行」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「鳥取銀行」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「鳥取銀行」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「鳥取銀行」の配当金(上昇傾向か?)
- 「鳥取銀行」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「鳥取銀行」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「鳥取銀行」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「鳥取銀行」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「稲畑産業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「鳥取銀行」は高配当&株主優待の銘柄
- 「鳥取銀行」の今後の株価は?買い時かを予想する
「鳥取銀行」は鳥取地盤の地方銀行。金利が収入源
金利により業績が変わってきますね
「鳥取銀行」の事業利益は主に「貸出利息」から生み出されています。
企業や個人にお金を貸し出して金利で収入を得るというビジネスモデルです。
下記カードローンでは年1.8〜14.5%の金利ですね。
そのため好景気で金利が上昇する局面では利益があがりまる。
逆に金利が下がる不景気の時は業績が悪化する傾向があります。
セグメントは2つですがクレジットカードはあまりないですね。
鳥取銀行の2つ事業セグメント
- 銀行
銀行業務(預金、貸出、商品有価証券売買、有価証券投資、内国為替、外国為替など) - カード
クレジットカードの事業
時価総額は調査時点で「122億円」ということで小型株ですね。
PERは13.2倍と銀行にしては割高な水準です。
今回は「鳥取銀行」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「鳥取銀行」のPER推移を見る
PER的には標準の水準です。
「鳥取銀行」の今のPERは13.2倍。
過去の推移をみると若干割高に見えます。
近年は11倍前後でしたが米国の長期金利があがってから上昇した形でしょう。
最近、銀行株の株価は概ね上昇しています。
「鳥取銀行」の配当利回りをみる
利回りは上昇中
「鳥取銀行」の配当利回りは4%あたりです。
配当利回りは高いですね。
配当株投資であれば魅力的な水準です。
株主優待はクオカード、特産品
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株以上500株未満 | QUOカード(500円分) |
500株以上2,000株未満 | 3,000円相当の特産品 |
2,000株以上 | 6,000円相当の特産品 |
「鳥取銀行」は配当利回りが高いですが、21/12/24に株主優待の改善発表がされました。
この株主優待により投資妙味が増した形ですね。
「鳥取銀行」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は下落中
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「鳥取銀行」の売上は減少中です。
業績は厳しい状態であると言えます。
「鳥取銀行」の営業利益率(10%以上は欲しい)
経常利益率は10%程度です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「鳥取銀行」の経常利益率は約10%ほど。
低い営業利益率ですね。他の銀行の参考
表の値は経常利益高ですが、右肩さがりですね。
業績は悪い状況と言えます。
「鳥取銀行」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは高い水準を維持しています
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「鳥取銀行」のEPSは2022年は96円予想。
近年は少しずつEPSもさがってきており、そろそろ100円を割ってしまいそうです。
EPSからも下落傾向の株であることがわかります。
「鳥取銀行」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は銀行なのでOKです。
「鳥取銀行」の自己資本比率は4.5%程度です。
有利子負債も完済し、銀行業であるため低めでも問題はありません。
長期に渡って4%前後ですね。
「鳥取銀行」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「鳥取銀行」は一株60円から今は50円まで減配している企業です。
業績悪化で減配せざるおえない状況といえるでしょう。
2022年の一株配当も50円と配当維持予定です。
当面はこの配当額を維持できるかどうかが投資判断の分かれ目でしょう。
「鳥取銀行」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%あたりです。
「鳥取銀行」の配当性向は50%が目安です。
50%を超えてくると翌年あたりに減配してきていますね。
なかなかリスキーな印象ですね。
「鳥取銀行」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはマイナスが目立ちます
「鳥取銀行」の営業CFはマイナス傾向です。
2021年は大きく成長していますがその前の年まではマイナスが続いていました。
預金の減少や貸出金の増加で現金が下がっているようです。
しかし個人的にはそれらを加味していても「営業CFは増加する年が多い方がよい」と思っています。
今後、貸出による金利収入が増えてくるのであれば、営業CFはプラスになってくるかもしれません。
しかし今は注意したい状態と見ています。
「鳥取銀行」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です
「鳥取銀行」の現金は2021年終了時は966億円程度です。
現金は増加中でOKです。
近年は「投資活動によるCF」が現金がプラスになり現金が積み上がっているかたちです。
有価証券の保有高は減少傾向です。
このあたりもあまり好印象ではありません。
「鳥取銀行」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は減少傾向にトレンド転換
「鳥取銀行」の配当総額は減少中です。
配当金が60円から50円に下がった結果ですね。
今後も配当を維持できるかどうかは不透明感があります。
「稲畑産業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は減少傾向しています
「鳥取銀行」の当期純利益は減少傾向です。
毎年のように利益はさがっています。
ここまで見てきて、愛せない銘柄ですね。
【まとめ】「鳥取銀行」は高配当&株主優待の銘柄
買うにしても100株からをおすすめします
鳥取銀行の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4% |
売上高 | ✕ | 減少傾向 |
EPS(1株利益) | ▲ | 減少傾向 |
経常利益率 | ◯ | 10% |
自己資本比率 | ー | 4%前後 |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ◎ | 15〜20%くらい |
営業CF | ○ | 安定 |
現金など | ○ | 上昇中 |
総評としては、高配当&優待は魅力的ですが業績が悪い企業です。
売上や利益など各項目が下落傾向でリスクの高い企業ですね。
「鳥取銀行」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【売り】チャートは良いが業績が悪い
この記事の執筆時点では株価は1,270円。
近年は米国長期金利の上昇で株価があがっていますが、
この業績では・・・銀行株なら他の銘柄のほうがよさそうです。
※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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