プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は売上が毎年50%成長している、日本の超グロース株である、
「マネーフォワード」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
最近は2021年4月13日の決算で黒字転換をして、株価が暴騰していますね。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「マネーフォワード」はクラウドにてフィンテックサービスを展開する企業
- チェックは「IR BANK」で行う
- まずは配当利回りを見る
- 売上(上昇トレンドであるか?)
- 営業利益率(10%以上は欲しい)
- EPS(一株当たり当期純利益)
- 自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 配当金(高いほど良い)
- 配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 営業活動によるキャッシュフロー
- 現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 【まとめ】マネーフォワードは「クラウドの金融サービス」をベースにM&Aでどんどん事業を拡大中の会社
- 【チャートは?割安?】「マネーフォワード」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「マネーフォワード」はクラウドにてフィンテックサービスを展開する企業
ほとんどは法人向けのサービスです。
「マネーフォワード」の主な収益は「Money Forward クラウド」を始めとするバックオフィス(経理財務・人事労務)向けクラウドサービスです。
個人向けのマネーフォーワードMEは個人向けで、プラズマコイも有料会員です
企業のバックオフィスをクラウド化・自動化して生産性を上げるためのサービスを展開しており、
企業はこぞって導入しているということですね。
また、マネーフォーワードの特徴としてM&Aによって売上成長を遂げてきたという歴史もあります。
時価総額は調査時点で「2557億円」ということで中型株ですね。
今回は「マネーフォワード」について
- 今後も業績を伸ばせるのか?
- 今後は配当金を始めるのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
無配の銘柄です
「マネーフォワード」は配当をだしていません。
今は業績を超成長させるフェーズなので、株主還元はおあずけですね。
売上(上昇トレンドであるか?)
成長率が毎年50%!!
株価が上昇したり、今後配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「マネーフォワード」の売上は毎年50%の成長を続けています。
業績好調なのもありますし、M&Aも活発ですね。
今後は50%の成長率から、徐々に売上成長率は鈍化してくることが見込まれますが、
M&Aで成長してきた会社だけにどこで売上が跳ねるかわかりません。
売上の成長率には最も注目していきたい所ですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
まだまだ先行投資の季節
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「マネーフォワード」の営業利益率はマイナス。
まだまだ投資の時期で、黒字転換をする気はなさそうです。
2021年4月13日に発表した2021年11月期の1Qでは黒字転換になりましたが、通期では依然として赤字予想ですね。
EPS(一株当たり当期純利益)
利益が急上昇中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
・・・がこれは主に配当金が目的の銘柄の指標です。
「マネーフォワード」のEPSはマイナス幅を拡大中ですが、
企業の成長段階にはマイナスは普通です。
グロース株としては売上が大きく伸びる時は、赤字幅は増える傾向があるので、
まぁ問題は無いと見ています。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
直近決算では40%を超えている問題ない
「マネーフォワード」の自己資本比率は40%を超えており、現状では問題となる水準ではないですね。
借入金は毎年増えていますが、赤字幅と保有現金の幅をみても問題ないですし、
ビジネスモデル的にも、まだまだ銀行はお金を貸してくれそうです。
財務的にも不安材料はないですね。
配当金(高いほど良い)
現状無配ですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
こちらも現状無配ですね。
営業活動によるキャッシュフロー
赤字なので、営業CFもマイナス
「マネーフォワード」の営業CFは安定的にマイナス。
まだまだ儲けるフェーズではありませんね。
その気になればすぐにでも黒字にできそうですが、まだまだ売上を追求していくフェーズという風に見えます。
2021年11月期の1Q決算も、業績が好調なので、うっかり黒字になってしまったというように見えます。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
しばらく赤字でも耐えられる様にするよ
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「マネーフォワード」の現金は増加傾向です。
基本的に赤字なので、キャッシュは厚めにしておいて、赤字を吸収できるようにしておかなければなりませんので、一定額は必要ですね。
2022年か2023年くらいには通期決算でも黒字化しそうです。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
無配なため、ここも割愛します。
【まとめ】マネーフォワードは「クラウドの金融サービス」をベースにM&Aでどんどん事業を拡大中の会社
毎年、増収でかなり勢いのある成長企業
マネーフォワードの財務分析のまとめです。
※高配当用の指標なので、これだとあんまり評価になりませんね。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | – | – |
売上高 | ◎ | 急成長 |
EPS(1株利益) | ✕ | マイナス |
営業利益率 | ✕ | マイナス |
自己資本比率 | ◯ | 40%くらい |
1株配当 | – | – |
配当性向 | – | – |
営業CF | ✕ | 基本マイナス |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、今をきらめく国産のグロース銘柄で注目度も高いです。
フィンテック業界では、ウェルスナビ、フリーなどと合わせてチェックしていきたい所ですね。
【チャートは?割安?】「マネーフォワード」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】新高値で勢いはあるが
この記事の執筆時点では株価は5,540円。
新高値をとってきているので更に上昇の期待は持てますが、ここ1年で何だかんだで2倍になっているので
ちょっとここから買いに向かうのは勇気がいります。
いまから入る場合は逆指値を設定して下落には備えたほうが良さそうです。
※投資は自己責任でお願いします。
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マネーフォワードは株価が高くて100株も変えないですよね。。
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