プラズマコイです(^^)
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今回は個人投資家のキャッシュポジションはどのくらいが適正なの?という事について書いていきたいと思います。
今は様々な金融商品が人気になってきて、投資熱が高まってきていると感じます。
ついつい株をたくさん買ってしまって、手元現金が少なったりしてないでしょうか?
キャッシュポジションは常に目を配っていたいです?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) May 29, 2021
✅日経平均が再び3万円を目指して上昇中
✅ダウ、S&P500、ナスダックの米国株価指数も上昇中
こんな時こそ、インデックス投資をベースに、残りは現金を貯める時期というのが個人的見解です?
投資に夢中になっていると「あの株も欲しい、これも欲しい」となります。
ついつい現金比率(キャッシュポジション)は低くなってしまいがちです。
そのため日頃から自分はどのくらい現金を保有しておくか?を意識することが大切です。
- キャッシュポジションとは?言葉の意味を解説
- キャッシュポジションの計算方法は?
- キャッシュポジションを高める理由
- 個人投資家のキャッシュポジションの適正な比率、目安
- キャッシュポジションを適正に保つ方法
キャッシュポジションとは?言葉の意味を解説
いつでも投資に使えるお金の事です!
個人投資家にとってのキャッシュポジションとは「今すぐ投資に使える現金」のことです。
※現金以外でもビットコインなどの「お金」もありますが、基本は現金(日本円、米国ドル)を指します。
基本的に株を買うにはある程度まとまった「現金」が必要です。
そのため「今後、株を買うための現金」をどのくらい持っておくか?
これがキャッシュポジションなのです。
生活用のお金「生活防衛資金」は「キャッシュポジション」には含めない
株を買うために待機している「余裕資金」以外は、
キャッシュポジションには含まないということも覚えておきましょう。
普段の生活に使うべきお金は「生活防衛資金」と言います。
生活を守る重要なお金なので「生活防衛資金」は投資用に使わないよう別口座などで管理しましょう。
これらは「生活防衛資金」は投資用の「キャッシュポジション」には含めない
- 将来的に使い道が決まっているお金(養育費、結婚資金など)
- 投資用に使えない毎月の生活費(家賃、食費、通信費、娯楽費、自動車税、固定資産税など)
キャッシュポジションの計算方法は?
30%を基本にして、自分の「リスク許容度」によって決める
さまざまな”お金に関する本”を読んた結果、
プラズマコイの結論としては「キャッシュポジション(現金比率)は30%を基本とするべき」だと思います。
そして、ここからが重要です。
キャッシュポジションは「自分のリスク許容度によって調整する」というのがポイントになってきます。
よく使われる目安として有名なのは、自分の年齢をもとに計算する方式です。
よく言われるキャッシュポジションの目安は「あなたの年齢」
- あなたが20歳なら、キャッシュポジションは20%
- あなたが40歳なら、キャッシュポジションは40%
- あなたが70歳なら、キャッシュポジションは70%
年齢をもとにキャッシュポジションを決める理由としては
あなたの年齢が実際のリスク許容度と密接に関わってくるからです。
個人投資家のキャッシュポジション目安は「リスク許容度」によって決まる
自分のリスク許容度を知ろう
リスク許容度は「あなたの性格+収入状況」によって決まります。
どういうことでしょうか?詳しく解説していきます。
若いほどリスク許容度が高い。理由は「今後の稼ぐ力」が高いから
一般的には、年齢が若いほどリスク許容度が高いと言えます。
例えば、あなたが20歳なら、投資で運用する金額も少ないでしょう。
しかも今後もバリバリ働けるため、投資用のお金を追加投入できます。
つまり「20歳は投資でお金を失ってもすぐ取り戻せます」
そのためリスク許容度が高いと言えます。
年齢が高くても「収入が多ければ」リスク許容度は高い
先程の例とは逆で、一般的に「年齢が高いとリスク許容度は低い」と言えます。
代表例は定年退職後の状態です。
「年金の受給額=生活費」となっている場合です。
もし老後で収入がない状態で、株価が大暴落して資産が半分になったら、、
減った資産を取り返せずに人生が終わってしまう可能性があります。
なにより老後に大きな資産を減らすと心が穏やかではいられないでしょう。
例外があるとるすれば、老後でも収入が多い場合です。
年齢が高くても、収入が多ければ「リスク許容度」は高いと言えます。
以下のいずれかに当てはまれば、リスク許容度が高い高齢者(世帯)と言える
- 不動産所得、株の配当金などで年間100万円以上の事業・不労収入がある
- 定年後も働いており、経済的に余裕がある
- 上記以外でも毎月の支出が低く、追加投資に回せるお金の余裕がある
つまり年齢が高くても、リスク許容度が高い人は
「追加投資に回せるほど収支に余裕がある」人です。
いつもより「キャッシュポジションを高めるべき」なのはどんな時?
株などが割高で買いづらい時です。
個人投資家の場合は「会社員+投資家」の兼業投資家の場合も多いかと思います。
時間があまりない兼業投資家は、
どんなときにキャッシュポジションを高めるべきなのでしょうか?
個人投資家がキャッシュポジションを高める時は「投資対象が割高な時」
兼業投資家の場合、主に投資する対象は「株式」かと思います。
そのため、分かりやすく言うなら「株が高い時はキャッシュポジション」を高めるべきと言えます。
米国の「S&P500」指数へのインデックス投資など、
タイミングを図らなくて良い投資の場合は、気にする必要がありません。
※長期で見れば”常に勝てる右肩あがりが前提”の投資商品だからです。
しかし株価が下がった時を狙う「個別株へ投資する場合など」はタイミングを測る必要があります。
個人投資家がキャッシュポジションを高める理由は「暴落時に買うため」
つまり、キャッシュポジションを高める理由は、
暴落時など、割安に株価が放置されている時に一気に買い向かうためです。
「投資対象が割高な時」に現金をためて
その現金で「暴落時に買う」のです。
暴落時は「保有している株」は一気に含み損になります。
しかし暴落時でも「現金の資産価値」は変わりません。
そのため投資で資産を増やすためには、いつ暴落が来ても、株を買えるように、
常に一定額の「投資用の現金」を保有することが大切となるのです。
これを「待機資金」と言います。
キャッシュポジションを適正に保つには?
おすすめなのは「マネーフォワードME」を活用すること
個人的におすすめなのは「マネーフォワードME」を使って把握することです。
マネーフォワードMEに銀行口座、証券口座を連携しておけば、
資産全体の中での現金の割合が把握できます。
つまり「投資に回せるお金」を常に把握する事ができるようになります。
知らないうちに自分が決めていた「現金の保有比率」から下回っていたら危険信号です。
積み立て投資をストップするなどで「現金の保有比率」を上げましょう。
マネーフォワードMEについては別の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】個人投資家のキャッシュポジションは「あなたの性格+収入状況」を目安に決める
あなたの暴落耐性はどのくらいあるのか?
キャッシュポジションは特に初心者の投資家にとっては悩ましいポイントです。
キャッシュポジションが100%(全て現金)であれば、株価の上昇の恩恵を受けられません。
キャッシュポジションが0%(すべて株などのリスク資産)であれば、暴落したときに資産の大半を失ってしまます。
この辺りを踏まえ「株が上がっても下がっても心安らかにいられる状態」にするのが、
長く投資を続けるための「キャッシュポジション決定の極意」だと思います。
この記事のまとめ
- 個人投資家がキャッシュポジションを高めるタイミングは、投資対象が割高になったと感じる時。
- キャッシュポジションの目安は30%をベースに、リスク許容度によって変える。
- 迷ったら「今が暴落したらどのくらいの金額を買いたいか?」を考えて決める。
キャッシュポジションは資産の30%など、何%でと決めるのがセオリーですが、
どうも実感がわかないと言う人は、自分の現金保有額を見て考える事をおすすめします。
あるとき株価の暴落がやってきました。以下の金額を使ってみたとしましょう。
キャッシュポジションが100万円であった場合
- 暴落時に100万円の株を買い、株価が2倍になれば利益は200万円です。
- 暴落時に100万円の株を買い、株価が半分になれば損失は50万円です。
100万円→50万円に減るのがつらいなら、キャッシュポジションはもっと厚めに残したほうがよいと思います。。
キャッシュポジションが1000万円であった場合
- 暴落時に1000万円の株を買い、株価が2倍になれば利益は2000万円です。
- 暴落時に1000万円の株を買い、株価が半分になれば損失は500万円です。
1000万円→500万円に減るのがつらいなら、キャッシュポジションはもっと厚めに残したほうがよいと思います。。
もちろん実際はこんな単純にはいきません。
しかし具体的に金額をイメージすると少し決めやすくなったりしませんか?。
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