プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「NTTデータ」の財務分析をしていきます。
高いIT技術をもってシステムを構築する「システムインテグレーション」を行う企業です。
業績も好調ですね。
売上も毎年安定して成長をしている大企業です。
日本の好決算銘柄は結構上昇しているイメージです。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 3, 2021
やはり好決算スイングは王道のトレード手法ですね?
NTTデータ(9613)も8/5に強い決算をだしてから上昇しました?
通期のガイダンスも売上、利益と共に過去最高の予想です? pic.twitter.com/pytNp4ErU0
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
最近の株価は力強く上昇中
- 「NTTデータ」は主に「大規模システム」を作るSIer
- 「NTTデータ」の配当利回りを見る
- 「NTTデータ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「NTTデータ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「NTTデータ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「NTTデータ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「NTTデータ」の配当金(高いほど良い)
- 「NTTデータ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「NTTデータ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「NTTデータ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「NTTデータ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「NTTデータ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「NTTデータ」は「増収増益」で「DXトレンド」で期待システムインテグレーター
- 【チャートは?割安?】「NTTデータ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「NTTデータ」は主に「大規模システム」を作るSIer
SIer(エスアイアー)の企業です。
「NTTデータ」の事業利益はおもに「システムを作る」の事業で生み出されています。
基本的には企業から依頼されたシステムを作るのが業務内容です。
わかりやすい例で言うと「日銀のシステム」や「全国の銀行のシステム」を提供しています。
一般人では想像しにくいですが、銀行の決済システムなどは複雑でミスの許されない高度な技術が必要になります。
その一方で、自社サービスを持っていないので、そこまで儲かりやすいビジネスというわけではなさそうです。
30代の年収はおよそ752万円ということで”少し高い”くらいの年収レベルかと思います。
NTTデータのセグメントは5つ
- 公共・社会基盤
社会基盤になるインフラシステム - 金融
金融に関わるシステム - 法人・ソリューション
法人向けのシステム - EMEA・中南米
EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)や南米での事業 - 北米
アメリカでの事業
時価総額は調査時点で「2兆9284億円」ということで大型株ですね。
PERは27.63倍とほどほどの水準です。
今回は「NTTデータ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「NTTデータ」の配当利回りを見る
配当利回りは下がってきている
「NTTデータ」の配当利回りは1%できっています。
減配はしていないので相対的に人気化しているということがわかります。
直近の決算も良かったので株価が上昇して利回りがさがっています。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「NTTデータ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は毎年少しずつ成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「NTTデータ」は成熟企業ですが、売上は毎年成長を続けており順調と言えると思います。
IT関連の需要は今後も減ることは考えづらいので今後も緩やかに上昇していくものと予想できます。
「NTTデータ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率はもっと上がれるはず
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「NTTデータ」の営業利益率は7%ほど。
「NTTデータ」は超大手企業で、色々と間接費など無駄がが多そうな印象があります。
巨大企業は維持するだけで莫大なコストがかかるので、止む終えないとは思います。
しかし営業利益率には改善の余地がありそうです。
今後改善できれば最終的な利益が上乗せされるのでここに注力してほしいところです。
営業利益率の改善に期待したいところです。
「NTTデータ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「NTTデータ」のEPSは100円には未達です。
2022年は業績予想が強気ですのでEPSも高く出ています。
実際に達成できれば素晴らしいですね。
「NTTデータ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は減少している
「NTTデータ」の自己資本比率は37%程度です。
40%を切っており少し心配な水準です。
原因は有利子負債の金額が高めだからですね。
近年は40%を切る当たりで推移しており、有利子負債の残高をみると今後は改善してきそうな気配があります。
財務の担当者は資金調達や返済には苦心をしてそうです。
「NTTデータ」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「NTTデータ」は売上、利益が右肩あがりで推移しています。
その結果、配当金も毎年増配をしています。
もう少し増配しても良さそうですが、あまり配当を出す政策はしてないですね。
2022年度も1株19円とさらに増配を続ける見込みです。
毎年1円ずつ増配すればOKといったスタンスですね。
「NTTデータ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安で設定
「NTTデータ」の配当性向は30%目安です。
年々配当性向が下がってきているのが特徴です。
増配余力が高まっている裏返しなので、増益が続けばどこかでガツンと配当をあげてくるかもしれません。
増配に期待しましょう。
「NTTデータ」の営業活動によるキャッシュフロー
【祝】営業CF 3000億円達成
「NTTデータ」の営業CFは増加傾向です。
営業CFが3000億円でると余裕がでてきますね。
営業CFが伸びているのは強く評価したいです。
今後も強い営業CFが出てこれば自己資本比率の改善にも大きなインパクトがあるでしょう。
「NTTデータ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金も積み上がり
「NTTデータ」の現金は2021年に大きく増えました。
営業CFが強く伸びたので、結局は手残りが増えたということかと思います。
現金は一時期へらされていたので、とりあえず水準を回復してきたと言ったところでしょう。
「NTTデータ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
250億円くらいが配当総額のターゲット
「NTTデータ」の配当金は直近では250億円程度。
自社株買いはあまりしない企業なので増配の分だけ配当総額があがってきます。
今後も安定増配に期待したいですね。
「NTTデータ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は最高の1000億円にチャレンジ中
「NTTデータ」の当期純利益は全体的には強い伸びを示しています。
注目は2020年度の「1000億円チャレンジ」です。
強気のガイダンスにはIT業界の景気の良さがありそうです。
DX化はメガトレンドですからね。
強いガイダンスで株価も上昇気味です。
【まとめ】「NTTデータ」は「増収増益」で「DXトレンド」で期待システムインテグレーター
近い未来に業績懸念はなし!
NTTデータの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 1%弱 |
売上高 | ◯ | 毎年成長 |
営業利益率 | ▲ | 7% |
EPS(1株利益) | ▲ | 横ばい |
自己資本比率 | ▲ | 40%弱 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強い伸び |
現金など | ◎ | 増加中 |
総評としては、IT関連の企業で顧客が政府や銀行、大手企業なので安定感は抜群だと思います。
DX化やビッグデータなど今後の需要も目白押しかと思います。
課題は営業利益率ですね。ここが伸びれば利益体質が1段階あがることになります。
【チャートは?割安?】「NTTデータ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】どこでインするかを検討
この記事の執筆時点(21/09/3)では株価は2088円。
直近は決算がよくかなりあげています。
チャートもきれいで決算がよいので、今後は株価も堅調になると予想できます。
問題はどこでインするかですね。
テーパリングの影響などがあるので相場と相談しながら入ることになるでしょう。
※投資は自己責任でお願いします。
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そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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