プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「不動産にテクノロジーを使って」サービスを提供している
「GAテクノロジーズ」の財務分析をしていきます。
いま注目のグロース企業です。2021/9/14の決算前に個別分析していきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
結論:期待値が非常に高い「ネットで不動産の購入検討」ができるサービスを展開
※9/14のTweetを追記:決算で大きくさげていますね↓
GAテクノロジーズは「下方修正」で厳しい決算だったという印象です。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 14, 2021
営業利益も24億の黒字予想から、4.9億の赤字。 pic.twitter.com/PTyfTl8JRI
- 「GAテクノロジーズ」はDXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービスなどを展開
- 「GAテクノロジーズ」の配当利回りを見る
- 「GAテクノロジーズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「GAテクノロジーズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「GAテクノロジーズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「GAテクノロジーズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「GAテクノロジーズ」の配当金(高いほど良い)
- 「GAテクノロジーズ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「GAテクノロジーズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「GAテクノロジーズ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「GAテクノロジーズ」は、不動産にテクノロジーを提供し今後も好成長が期待できる「プロップテック」企業
- 【チャートは?割安?】「GAテクノロジーズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「GAテクノロジーズ」はDXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービスなどを展開
不動産売買の「選ぶ」「仲介する」「契約する」をネットで行うサービスを展開
「GAテクノロジーズ」の事業利益は多くは「RENOSY(リノシー)」の事業で生み出されています。
RENOSYはいわゆる「不動産投資の仲介サービス」です。
一般人の年収500万〜をターゲットとして個人向け不動産投資のサービスです。
GAテクノロジーズが優れている点は、契約書や管理手続きを「インターネット化、スマホ化」できるところです。
「不動産テック、不動産DX = スマホで簡単にできるサービス」ということですね。
不動産業界に限ったことではありませんが「契約書締結・商談・申し込みがアナログ」でおこなわれてました。
さらに「GAテクノロジーズ」は物件の内見においても”ある程度ネットでできる”サービスを提供しています。
※最後の決め手としてアナログでの内見の必要性は残るとおもいます。
コロナ下で様々な経済活動に新しい需要が生まれました。
「ネットで完結したい」「DX化で効率化したい」です。
不動産業界においてGAテクノロジーズがその需要をみたしてます。
また、GAテクノロジーズは自社でエンジニアを抱えており(全社員の3割)
言葉通りのテック企業といえます。
GAテクノロジーズの主なサービス(マネックス証券より内容引用・加工)
- 中古不動産流通プラットホーム「Renosy(リノシー)シリーズ」
借りる、売る、買う、貸す、投資する、管理、リノベーション、エージェント選択 - 不動産投資家向けアプリ
仕入物件管理システム「SUPPLIER by RENOSY」
中華圏の投資家向け不動産プラットフォーム「神居秒算」 - ITANDI
セルフ内見型お部屋探しサイト「OHEYAGO」
管理会社・仲介会社向けSaaS「ITANDI BB」 - 不動産仲介業者向け賃貸仲介システム「nomad cloud(ノマドクラウド)」
顧客管理/CRM、業務改善クラウド、売買システム、賃貸システム
時価総額は調査時点で「685億」ということで小型株ですね。
プラズマコイとしては時価総額1000億円を当面の目標と設定しています。
PERは68.59倍と割高です。
しかし成長企業なのでこのくらいはよく見る水準です。
今回は「GAテクノロジーズ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「GAテクノロジーズ」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「GAテクノロジーズ」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「GAテクノロジーズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長率は毎年50%を超える
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「GAテクノロジーズ」の売上は急上昇中です。
2021年度はガイダンスでは35%くらいの成長率で徐々に鈍化傾向です。
売上規模が大きい中なのでこれでも素晴らしいですが、そろそろ成長力も鈍化してきていますね。
今後「GAテクノロジーズ」は売上成長率に、もっとも注目をしていきたいと思います。
「GAテクノロジーズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
グロース期なので利益率は低くてもOK
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「GAテクノロジーズ」の営業利益率は3%ほどです。
いまは小売業なみの低い利益率です。
まだまだ利益を出す時期ではないですね。
ポテンシャルとしては営業利益率10%はいける企業だと思いますが、今は売上を追う時期ですね。
黒字経営なのでエンジニア採用や広告宣伝費をバランスよく組み入れて経営をしてほしいところです。
「GAテクノロジーズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
これから上昇すると予想できる
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「GAテクノロジーズ」のEPSは30円弱です。
現状ではEPSはまだ低いですが、上昇傾向ですね。
今後、利益フェーズに入ればEPSは一気に上がることも予想できます。
増資でさらなる資金調達が必要となるとまた話はかわってくるかもしれません。
いずれにしろグロース企業なため、EPSは今は低めで抑えられています。
今後に期待したいですね。
「GAテクノロジーズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低下気味
「GAテクノロジーズ」の自己資本比率は38%程度です。
不動産業界は自己資本比率が低いのが特徴ですが、
「GAテクノロジーズ」の場合はいわゆるデベロッパー企業とは自己資本比率が低い理由が異なると思います。
どういうことかと言うと・・・
- 一般的な不動産会社:販売用の物件を建てるために有利子負債を増やす
- GAテクノロジーズ:WEBサービスを充実化するために有利子負債を増やす
GAテクノロジーズは「販売用不動産」も保有はしていますが、
不動産屋というよりは、テクノロジー企業という側面が強い企業です。
借金の理由は「WEBサービスなど、プラットフォームを開発するため」かと思います。
「GAテクノロジーズ」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「GAテクノロジーズ」の営業活動によるキャッシュフロー
減少が著しい
「GAテクノロジーズ」の営業CFは2020年に一気に増えました。
売上、利益の上昇に伴って営業CFも伸びています。
この辺りは力強くのびているので好材料ですね。
「GAテクノロジーズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は順調に増加中
「GAテクノロジーズ」の現金は2021年のQ2時点では148億円ほどまで増えています。
事業用の手元資金は増えています。
現金ではないですが「販売用不動産」も少しずつ増えていますね。
この現金を今後どのように使っていくかに注目ですね。
「GAテクノロジーズ」の当期純利益は上昇中か?
利益も毎年上昇中
「GAテクノロジーズ」の当期純利益は上昇中。
売上に利益も毎年急成長しています。
素晴らしい成長力ですね。
文句のつけようがない経営状態です。
【まとめ】「GAテクノロジーズ」は、不動産にテクノロジーを提供し今後も好成長が期待できる「プロップテック」企業
不動産の全てのフェーズをITで完結する
GAテクノロジーズの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ◎ | 高成長中 |
営業利益率 | △ | 2% まだこれから |
EPS(1株利益) | △ | 28円 まだこれから |
自己資本比率 | △ | 38%台 |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加中 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、グロースのテック企業なので売上成長率や、サブスクサービスの解約率が注目となります。
フリーのようなSaaS企業のような評価をするべきかと思いす。。
決算資料をみると、不動産テックとして今後も成長が期待できる企業です。
【チャートは?割安?】「GAテクノロジーズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】現状はサポートラインに下支えされている
この記事の執筆時点(21/09/05)では株価は1,968円。
利確に押されている今ですが今後の決算次第で今後も強く伸びていくでしょう。
大阪府との事業提携など、対外的な印象もバッチリで今後の案件獲得にも期待ができます。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
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