プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「再生医療」に使う細胞の加工サービスを提供している
「セルソース」の財務分析をしていきます。
2019年のIPO銘柄ですね。
既に上場時からのテンバガー(10倍株)を達成しています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
スポーツ医療、整形外科、産婦人科など再生医療は多角的に効果を発揮します
今後は高齢化社会にもなり、再生医療の分野は成長性が期待できる分野です。
9/10の決算と少しまえですが、セルソース(4880)が好決算でした?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 16, 2021
上方修正はほぼ確実でしょうか。
最近はプロサッカーチームとのメディカルパートナー契約が続々と発表されました⚽ pic.twitter.com/plLtZw575i
- 「セルソース」は「細胞の加工受託」や「コンサルティング」サービスを行う会社
- 「セルソース」の配当利回りを見る
- 「セルソース」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「セルソース」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「セルソース」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「セルソース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「セルソース」の配当金(高いほど良い)
- 「セルソース」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「セルソース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「セルソース」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「セルソース」は、高成長で高利益率な「再生医療」のバイオベンチャー
- 【チャートは?割安?】「セルソース」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「セルソース」は「細胞の加工受託」や「コンサルティング」サービスを行う会社
加工受託がメインだが、医療機関へのコンサルティングも行っている
「セルソース」の事業利益は主に「再生医療につかう細胞などの加工受託」のサービスで生み出されています。
他には提携している医療機関への「コンサルティング」や「医療機器販売」でも売上を伸ばしていますね。
セルソースのビジネスの強みは「加工受託を行いつつ」「企業と医療機関のマッチングも行える」ことです。
販売代理店のような役割もしていますね。
セルソースのサービスは4つ
- 加工受託サービス
- コンサルティングサービス
- 医療機器販売
- 化粧品販売その他
時価総額は調査時点で「1309億」ということで中型株ですね。
PERは276.36倍と超割高といえます。かなり期待されています。
今回は「セルソース」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「セルソース」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「セルソース」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「セルソース」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長率はここにきて50%の成長見込み
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「セルソース」の売上は上昇中です。
2021年度はガイダンスでは51%の売りげ成長ですがもっと上振れてきそうな気配もあります。
売上は再成長しており今後の成長力にも期待が持てる企業です。
主力の加工受託サービスが強い伸びを示しています。
売上もQonQでも右肩あがりで事業の好調さがうかがえます。
化粧品はコンシューマ向けの製品で、こちらは減少ですね。
しかし本業の医療機関向けの事業が成長しているので問題はないでしょう。
「セルソース」の営業利益率(10%以上は欲しい)
20%を超えている営業利益率
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「セルソース」の営業利益率は20%ほどです。
高い営業利益率で上昇中なのも素晴らしいところです。
「セルソース」は初期投資の負担が大きい「細胞加工」の施設をもち、
多数の医療機関から一気にアウトソースされるビジネスモデルをつくりました。
自分でビジネスモデルをつくり、競合が不在の状況をつくっているところから高い営業利益率を実現しています。
「セルソース」のEPS(一株当たり当期純利益)
概ね右肩あがりのEPS
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「セルソース」のEPSは76円です。
まだまだこれからですね。EPS100円も来年、再来年には十分視野にはいってきます。
期待値の高い「再生医療」の企業ですので、今後の利益上昇には高い期待ができると思います。
「セルソース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い
「セルソース」の自己資本比率は86%程度です。
無借金企業で創業1期から黒字経営なので財務的には問題ないです。
また創業1期から黒字経営の時点でそうそう赤字になる企業ではなさそうです。
バイオベンチャーながら、技術ファーストで製品化するのではなく、
膝の痛みを解決するという「マーケットの課題解決」からビジネスを創業したので、はじめから利益がでるような形で企業できていることが伺えます。
今後の成長フェーズでは有利子負債や増資で現金を追加する場面もあるかもしれませんが、
現時点では盤石な財務状況と言えます。
「セルソース」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「セルソース」の営業活動によるキャッシュフロー
増加傾向
「セルソース」の営業CFは増加傾向です。
2021年度はおそらく過去最高をとってくると思われます。
右肩あがりの業績で営業CFも少しずつですが増加しているので安心感があります。
今後も強いキャッシュフローの伸びを期待しています。
「セルソース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は順調に増加中
「セルソース」の現金は増加しています。
特筆すべきところは、創業期から社員の自己資金だけで経営していることです。
VCにも銀行にも頼らないファイナンス手法は目を引きます。
資金調達は上場時のみですね。
2019年に現金が増えているのは上場したからです。
現金保有額も問題なしです。
「セルソース」の当期純利益は上昇中か?
利益は伸び続けている
「セルソース」の当期純利益は毎年強い伸びを続けています
右肩あがりの利益は安心感があります。
創業者の敏腕っぷりもあり、未来は誰にもわからないながら、今後も楽観的に考えてしまいそうです。
【まとめ】「セルソース」は、高成長で高利益率な「再生医療」のバイオベンチャー
バイオベンチャーでこれだけ安定経営ができている企業はめずらしい
セルソースの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ◎ | 高成長中 |
営業利益率 | ◎ | 20%を大きく超える |
EPS(1株利益) | ◯ | 76円 |
自己資本比率 | ◎ | 80%台 |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇中 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、今後も様々な分野の再生医療において、加工受託が増えてくると思っています。
競合が登場することも考慮すべきですが、先行者利益で突っ走って欲しいところです。
テーマとしては再生医療で、黒字経営で有望な銘柄かと思います。
【チャートは?割安?】「セルソース」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】チャートはきれいに右肩あがり
この記事の執筆時点(21/09/16)では株価は19,500円。
値がさ株ですが2021年10月31日に1株を3株に分割することが発表されています。
PERが高すぎるのが懸念ですが、業績も株価も右肩あがりなので”買い”で良いかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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