プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は福利厚生サービスやヘルスケア事業を行っている「ベネフィット・ワン」の財務分析をしていきます。
パソナグループの子会社ですね。
ベネフィット・ワン(2412)の業績の伸びは近年目覚ましいですね?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 27, 2021
営業利益率が30%と高いのもポジティブです? pic.twitter.com/sC6pwtqGBh
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
利益が毎年、面白いように伸びている企業です
- 「ベネフィット・ワン」は福利厚生サイトを運営、社員への福利厚生を代行してくれる
- 「ベネフィット・ワン」の配当利回りを見る
- 「ベネフィット・ワン」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ベネフィット・ワン」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ベネフィット・ワン」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ベネフィット・ワン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ベネフィット・ワン」の配当金(高いほど良い)
- 「ベネフィット・ワン」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ベネフィット・ワン」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ベネフィット・ワン」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ベネフィット・ワン」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「ベネフィット・ワン」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ベネフィット・ワン」は営業利益率が高く、利益が残り安いゲーム会社。
- 【チャートは?割安?】「ベネフィット・ワン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ベネフィット・ワン」は福利厚生サイトを運営、社員への福利厚生を代行してくれる
福利厚生、ヘルスケアが事業の柱です。
「ベネフィット・ワン」の事業利益は主に「福利厚生のサービス」から生み出されています。
ほかも多数のセグメントの事業がありますが、次に大きいのはヘルスケア(健康支援)のサービスです。
ヘルスケアは新型コロナワクチン接種支援により業績が拡大しました。
福利厚生の代行サービスとしては業界最大手で売上成長は鈍化していますが、利益が毎年成長している企業です。
ベネフィット・ワンの事業セグメントは主に3つ
- 福利厚生事業
総合福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の運営など - インセンティブ事業
モチベーション向上支援サービス、報奨ポイント発行・管理運営、ポイント交換アイテム提供 - ヘルスケア事業
健康支援サービス、健診代行「ハピルス健診」、特定保健指導プログラム「ハピルスチェンジ」
※業績に寄与度が大きい3つをピックアップしています
時価総額は調査時点で「8958億円」ということで大型株ですね。
PERは109.75倍と割高です。好決算銘柄でバリエーションが高いですね。
今回は「ベネフィット・ワン」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ベネフィット・ワン」の配当利回りを見る
配当利回りは下がっています
「ベネフィット・ワン」の配当利回りは1.5%です。
過去は3%以上のこともある高配当株でしたが近年では株価の上昇に伴い利回りも落ちています。
この2年で時価総額は3倍になっていますね。
株主優待は、“自社商品の割引販売(40%割引)”
ベネフィット・ワンの株主優待はベネフィット・ステーションの商品です。
ホテル、旅館を優待料金での宿泊できたり、スポーツクラブ、育児や介護などのサービスを割引料金で利用できます。
所有株式数 | 優待品 |
---|---|
100株以上800株未満 | ベネフィット・ステーション株主様コースA |
800株以上 | ベネフィット・ステーション株主様コースB |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ベネフィット・ワン」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は一気に上昇しています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
2021年度に売上が600億円規模と一気に伸びました。
理由を見ていきましょう。
2022年も国内外の合計で力強い成長を見込んでいます。
「ベネフィット・ワン」の営業利益率(10%以上は欲しい)
利益率は非常に高い水準です
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ベネフィット・ワン」の営業利益率は40%ほど。
営業利益率は40%程度とおそらくこの辺りがピークだと思われる水準まであがっています。
この営業利益率の上昇もゲーム業界の魅力ですね。
ゲームが売れたり、スマホゲームで沢山課金されたりすれば、コストはほぼ変わらず利益が積み上がっていくことになります。
「ベネフィット・ワン」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは一気に100円を突破してきました。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ベネフィット・ワン」のEPSは上昇傾向です。
2022年は減少で予想されていますがこの水準は超えて着地する可能性も十分です。
非常に好調な業績で推移していますね。
「ベネフィット・ワン」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い水準です
「ベネフィット・ワン」の自己資本比率は86%程度です。
無借金企業で財務的には全く問題ないです。
「ベネフィット・ワン」の配当金(高いほど良い)
長くに渡り増配を続けています
「ベネフィット・ワン」は連続増配企業です。
特に2021年は2倍ほど増配しています。
2022年は1株81円の配当と減配予想ですが業績次第で増配してくる可能性は十分ですね。
「ベネフィット・ワン」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%目安です
「ベネフィット・ワン」の配当性向は概ね40%で推移しています。
2022年は配当性向が50%まであがっています。
減配予想の所から、業績連動で配当を出すといった企業ですね。
「ベネフィット・ワン」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的にプラスです
「ベネフィット・ワン」の営業CFは増加傾向です。
2021年は売上も大きく伸びて営業CFも大きく上昇しています。
その他の年も毎年プラスで安定しており企業の強さを感じます。
ゲーム会社は業績に安定性がないのが特徴ですが、ベネフィット・ワンは例外ですね。
日本を代表する老舗のゲーム会社で業績も堅調です。
「ベネフィット・ワン」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は100億円程度を保っています
「ベネフィット・ワン」の現金は100億円程度を目安に保有されています。
長きにわたり100億円を目安で保有されており、事業運営用の資金はこのくらいが目安といったことでしょう。
100億円をこえると事業投資などに使ってしまうようです。
「ベネフィット・ワン」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
80億円くらいに増えてきました
「ベネフィット・ワン」の配当金は増配に増配を重ねて80億円程度まで伸びてきました。
古くからのホルダーは配当金だけでもにっこりですね。
ゲーム会社なので今後業績が悪化する場合も想定されます。
その時は大きく減配が予想されます。
「ベネフィット・ワン」の当期純利益は上昇中か?
利益は300億円規模になりました。
「ベネフィット・ワン」は近年利益が大きく伸びました。
売上が600億円程度にも関わらず利益も300億円程度と半分くらいの金額です。
以下の図で分かる通り、経常利益がかなり高くなっています。
営業利益から経常利益になるタイミングで毎年利益が足されていることがわかります。
利益が残る収益構造の企業だということです。
【まとめ】「ベネフィット・ワン」は営業利益率が高く、利益が残り安いゲーム会社。
高い成長力で盤石な企業です
ベネフィット・ワンの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 1.5% |
売上高 | ◯ | 増加中 |
営業利益率 | ◎ | 40% |
EPS(1株利益) | ◎ | 170円くらい |
自己資本比率 | ◎ | 80%台 |
1株配当 | ◎ | 増配中 |
配当性向 | ◯ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増収傾向 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、業績は絶好調な企業です。
決算も良く、海外展開もうまくいっていることから今後も売上の成長が見込めます。
海外が伸びているのが特にポジティブですね。
【チャートは?割安?】「ベネフィット・ワン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】まだまだ上昇トレンド
この記事の執筆時点(21/10/26)では株価は5,330円。
ここ2年で大化けした銘柄ですね。
しかしまだまだ決算は強いです。ここからもまだ上値を更新できる力はあると思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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