プラズマコイです(^^)
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今回は「ミライアル」の財務分析をしていきます。
ミライアルは半導体シリコンウェーハの「搬送容器」を作っている企業です。
半導体関連の銘柄は本当に色々ありますね。
ミライアル (4238)は、半導体シリコンウェハーの”搬送容器”の世界トップメーカーです?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) January 10, 2022
過去はPER30倍を超えているときもあるので株価今からは2倍以上には上がれると考えています?
時価総額的にはいまは過去最高水準ですが、マネーの流通量が増えているので1.5倍にはいけるかなと思います?#半導体 pic.twitter.com/feaFaJLMXu
今はそこまで注目度が高くない企業ですが今後の決算次第では注目度があがってくるかもしれません。
事業内容をチェックしていきましょう。
半導体関連銘柄として注目しましょう
- 「ミライアル」はFA機器がメインの専門商社。情報機器・電子機器も展開。
- 「ミライアル」のPER推移を見る
- 「ミライアル」の配当利回りを見る
- 「ミライアル」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ミライアル」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ミライアル」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ミライアル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ミライアル」の配当金(高いほど良い)
- 「ミライアル」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ミライアル」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ミライアル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
- 「ミライアル」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「ミライアル」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ミライアル」は半導体の容器を製造するメーカー。近年は安定業績で推移している。
- 【チャートは?割安?】「ミライアル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ミライアル」はFA機器がメインの専門商社。情報機器・電子機器も展開。
搬送用の容器作りがメインです
「ミライアル」の事業利益はおもに「半導体の搬送用の容器」の販売から生み出されています。
その容器を作るための「成形機」自体も販売しているようです。
半導体の容器を作っている会社ですね。
半導体は精密機械であり、輸送用の容器にも特殊な技術が必要そうです。
半導体向けの容器以外にも子会社で「自動車、医療、電子部品、機械・部品」向けの樹脂製品などを製造しています。
ほかには、パソコンやネットワーク機器や、細かい電子部品まで扱っていますね
ミライアルのセグメント(事業分野)は2つ
- プラスチック成形事業
メインの半導体の容器を製造。サブで各産業向けの部品も製造。 - 成形機事業
プラスチック成形をする機械を販売。
時価総額は調査時点で「178億円」ということで小型株ですね。
PERは12.6倍とそこそこ高いですね。人気株と言えそうです。
今回は「ミライアル」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「ミライアル」のPER推移を見る
いまは過去と比較して平均の水準です。
「ミライアル」の今のPERは12.6倍。
過去は30倍にいったこともありますが近年では10倍を切ることもあり、割安かの判断は難しいです。
半導体関連ということで人気がでている部分もありそうです。
半導体株ブームなのでPERは20倍までを一旦目安したい企業ですね。
「ミライアル」の配当利回りを見る
配当利回りがかなり高い企業です。
「ミライアル」の配当利回りは2.5%ほど。
ほどほどな水準です。
「ミライアル」は割安&高成長株と見た場合、投資しやすい水準と言えます。
中長期の保有もしやすい配当利回りだと思います。
「ミライアル」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇傾向です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ミライアル」の売上は上昇傾向です。
半導体関連の銘柄としては伸びが弱いような気がします。
それでも過去の水準からみると2022年は好業績になる見込みです。
「ミライアル」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%を超えており高めです。
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ミライアル」の営業利益率は直近予想で10%ほど。
専門的な容器を製造しているため営業利益率は高めを保てるビジネスのようです。
過去の推移をみると概ね上昇傾向です。
過去の営業利益率では20%ほどのときもありましたね。
「ミライアル」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは近年は概ね横ばい傾向
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ミライアル」のEPSは景気次第ですが好調時は100円程度が目安
シクリ株(景気敏感株)であるということがわかります。
長期保有には向かなそうですね。
「ミライアル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は84%ほど
「ミライアル」の自己資本比率は84%程度です。
万全の財務状態と言えますね。
もともと有利子負債は少なかったのですが2021年にめでたく借金完済ということで。
無借金企業の仲間入りを果たしました!
「ミライアル」の配当金(高いほど良い)
配当は増配傾向です
「ミライアル」の配当は近年は30円でした。
配当金は業績連動で上下しそうです。
2022年度は1株配当が45円と久しぶりの増配予想です。
好業績が反映されています。
「ミライアル」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は25〜30%あたりです。
「ミライアル」の配当性向は近年は概ね25〜30%です。
市場平均なみですね。
近年は業績が安定しているためか配当性向も安定しています。
過去まで遡ると荒い推移のタイミングもありますね。
「ミライアル」の営業活動によるキャッシュフロー
ここ4年は好調に推移しています
「ミライアル」の営業CFはここ4年は好調です。
2010年前後だと営業CFは25億前後まで行っていますね。
そこから業績が悪化していましたが、2021年は13億円程度と戻してきています。
ここ数年は毎年プラスで推移しており安定運営ができているのはポジティブな要因です。
「ミライアル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金は増加傾向です。
「ミライアル」の現金は110億円を突破してきましたです。
現金が貯まってきて総資産226億円から半分は現金保有額となっています。
現金比率が高い企業ですね。
事業規模からいくとキャッシュリッチな企業と言えそうです。
現金保有額はかなり多いと言えます。
「ミライアル」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
「ミライアル」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?
過去に比べると少なく見えます。
「ミライアル」の配当総額は2億〜3億円がターゲットです。
近年は安定的に配当をだせていますが、過去と比べると見劣りします。
しかし、2022年は1株配当ですが、キャッシュリッチなため業績次第ですが減配耐性はありそうです。
「ミライアル」の当期純利益は上昇中か?
直近は好水準で安定推移
「ミライアル」の当期純利益は横ばい傾向です。
大体10億円〜13億円あたりが期待値でしょう。
安定的に利益をだせています。
2022年も成長が予想されています。
しかし安定感が目立ちます。
成長感は少し弱めでしょうか。
【まとめ】「ミライアル」は半導体の容器を製造するメーカー。近年は安定業績で推移している。
半導体自体の製造体制が整ったあとで業績があがる銘柄でしょう
ミライアルの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.5% |
売上高 | ▲ | 横ばい傾向 |
営業利益率 | ▲ | 14% |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円超え |
自己資本比率 | ◎ | 84% |
1株配当 | ◯ | 近年安定&増配 |
配当性向 | ◯ | 25〜30% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◎ | キャッシュリッチ |
総評としては、業績は横ばいの企業です。
投資のストーリーとしては、半導体自体の増産体制が整ったあとで、搬送用の容器に需要がでてきそうです。
数年後に業績がアップするのでは?と想像しています。
【チャートは?割安?】「ミライアル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】株価はジリ上がり中
この記事の執筆時点(22/1/6)では株価は1,746円。
2018年の直近高値に迫る勢いです。
PER的に割安感があるなか、半導体関連銘柄ということで買われているようです。
モメンタムとしては上昇傾向ですね。
※投資は自己責任でお願いします。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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