プラズマコイです(^^)
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今回は、ポイントサイト、仮想通貨事業という今人気の業界の事業を運営している、
「セレス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「セレス」は「ポイントサイト」や「暗号通貨取引所」を運営する会社
「セレス」の事業は多岐にわたりますが、現状では主に「モッピー」からの収益が牽引しています。
しかし、いろいろな事業を行っていますね。
今後、どの事業がバズってもおかしくない事業ポートフォリオをしていますので期待したいところです。
WEB媒体とテクノロジーに強みを持った企業です
関連会社には以下があります。総じてWEBサービスに強い会社群ですね。
- 株式会社ゆめみ(子会社)・・・Webサービスの企画・UX/UI設計、開発運用の会社
- 株式会社マーキュリー・・・仮想通貨事業
- 株式会社バッカス・・・スマホアプリ開発会社
- 株式会社四季デザイン・・・WEB制作会社
- ビットバンク株式会社(持分法適用)
セレスの主な事業は2つ
- モバイルサービス事業
ポイントサイト、アフィリエイトサイトの運営や、WEBサイトなどのコンテンツ制作 - フィナンシャルサービス事業
主に仮想通貨(暗号通貨)の取引所の運営など
個人的には、最近自社でも仮想通貨事業(CoinTrade)に参入してきたところや、ビットバンク株式会社に投資をしていたり、アクティブに事業展開を行っている所に好感が持てます。
時価総額は調査時点で「496億円」ということで小型株ですね。
今回は「セレス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
基本的には0%台
「セレス」の配当利回りは大体0%台です。
業績が好調なので増配も毎年してますが、株価が今は絶好調ですね。
高配当株としての選定はなしです。完全にグロース株ですね。
今後は株価成長の期待を持ちつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
近年の上昇は目覚ましい
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「セレス」の売上は17%くらいの成長が2021年12月期は予想されています。
2017年〜2020年が絶好調でしたね。
特にアフィリエイトの事業が驚異的に伸びています。
コロナの影響でEC関連のアフィリエイトが好調に推移していました。
「セレス」にとってはコロナは追い風になったようですね。
今後は、とりあえず仮想通貨事業がどこまでハネるかですが、
昨今のマーケットの動きをみると結構期待できそうです。
営業利益率(10%以上は欲しい)
一旦さがったけど、回復傾向
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「セレス」の営業利益率は戻してきています。
一時的に投資のフェーズだった事を考えれば、今後は効率的に稼げる用になっていくという事でしょうか。
今の流れなら10%回復に期待を持てそうです。
しかし、結構トレンドに左右されそうなので、状況次第なところもありそうです。
営業利益率15%に行くことも可能な事業ではある
事業的には、投資のフェーズが終われば、
営業利益率は高くできるポテンシャルがあると思うので、期待したいところです。
EPS(一株当たり当期純利益)
めちゃ伸びてる
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「セレス」のEPSは2021年12月期はかなり増加してしまいました。
これはビットバンクの利益がかなり乗ってきているからですね。
仮想通貨取引所は儲かるビジネスということです。
今後もビットコインの取引が増えれば、手数料でかなり儲かりそうです。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
40%は維持だけど借金は増やしている
「セレス」の自己資本比率は40%まで落ちてきました。
今は攻めの時期ということで、借入が増えていますね。
攻めの時期だということを考えれば、
この水準は財務的には問題ないですね。
あとはモッピーのポイントは負債として乗ってきますので、
この点も自己資本比率を押し下げる一因となっています。
過去には28%まで落ちたことを思えば、現状くらいの水準は許容範囲内です。
配当金(高いほど良い)
連続増配を続けています
「セレス」は増配を続けています。
2021年12月期も業績が好調なので30円の予想です。
業績に比例して配当金の順調に増えていっていますね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%が目安
「セレス」の配当性向は近年の実績ですと20%が目安です。
自己資本比率も低めになり、配当は控えめに出して事業成長に資金を回していますね。
営業活動によるキャッシュフロー
安定的に営業CFは増えています。
「セレス」の営業CFは安定黒字。
2020年12月期も利益が増えたので、一気に増えましたね。
あとはキャッシュフロー計算書を見ると、未払金が8億あるので、その分が積まれています。
そのため、営業CFは見た目ほどのインパクトは実はなかったりもしますね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
概ね40、50億くらいが現金保有額の目安でしょうか
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「セレス」の現金は近年は増加傾向です。
しかし利益が積み重なっていると言うよりも、現金は積極的に使い。
キャッシュフローを回していっている経営ですね。
2020年12月期の60億も、30億くらいは支払い予定がありますので、
現金は一時的に貯まったように見えてるだけで、積極的に使っていく形ですね。
現金などの保有額としては問題なさそうです。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
とりま3億くらい用意できればOKかな
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「セレス」は概ね2.5億〜3億くらいの配当をだす予定ですので、
この水準の配当を用意するためには15億くらいは利益を出し続けて欲しいですね。
「セレス」の保有現金は余ったお金が積み上がるというよりも事業原資としての位置づけかと思います。
そうなると、利益がでないと即減配ということになりそうです。
【まとめ】セレスは「ポイントサイト」や「仮想通貨事業」などを展開する会社
今後成長しそうな分野の事業が盛りだくさん
セレスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 0%台くらい |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | △ | 10%未満だが 回復傾向 |
自己資本比率 | ▲ | 下がっているが 問題とは言い難い |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 20%台 |
営業CF | ○ | 基本プラス |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、ポイントサイト、アフィリエイトサイト、DX事業、仮想通貨事業など、近年人気の業種を幅広く展開しているので、今後の成長の期待が大きい企業です。
逆に言うと、業績の上下のリスクが高い企業とも言えますね。
「セレス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】今から売買するのは難しいかも
この記事の執筆時点では株価は4,295円。
業績も良いですし、仮想通貨事業の期待からも株価があがっていますね。
もともと長期で右肩あがりの銘柄で、ヨコヨコから上げるという推移をしていましたが、
近年は注目が高くあがっていますね。
ちょうど今(4/11時点)は、前回決算からの上昇が一服し、押し目なのかな?って感じもしますが、
個人的には迷う所ですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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