プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は業績好調の「エレコム」の財務分析をしていきます。
「PC・スマホ周辺製品の最大手」メーカーでファブレス経営で高い営業利益率が特徴です。
エレコム (6750)は業績的にも財務的にも優秀すぎです。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 2, 2021
フリーキャッシュフローが高すぎて現金が積み上がりまくっています? pic.twitter.com/wN2SYBIq2W
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
最近の株価は力強く上昇中
- 「エレコム」は主に「PC・スマホ周辺製品」を作るメーカー
- 「エレコム」の配当利回りを見る
- 「エレコム」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「エレコム」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「エレコム」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「エレコム」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「エレコム」の配当金(高いほど良い)
- 「エレコム」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「エレコム」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「エレコム」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「エレコム」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「エレコム」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「エレコム」は「増収増益」で「連続増配」が魅力のOA機器メーカー
- 【チャートは?割安?】「エレコム」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「エレコム」は主に「PC・スマホ周辺製品」を作るメーカー
パソコンに関係するマウスやキーボードなどを作ってます
「エレコム」の事業利益はおもに「PCやスマホの周辺機器」の販売生み出されています。
エレコムが提供するパソコンやスマートフォンのアクセサリーは数え切れないほどの数がありますね。
低価格の商品を多く提供しており、多数のユーザーを獲得しています。
低価格なので流通量が大きいのも特徴です。
ホームセンターや大手電気屋でよく見るメーカーです。
最近はGIGAスクルー構想もありパソコン関連機器は特需がありました。
他にも法人による一括買い上げなども大きな売上に貢献しています。
エレコムのセグメント(商品品目)は4つ
- パソコン関連
マウス・キーボードなどのOAサプライ - スマートフォン・タブレット関連
スマートフォンケースなど - TV・AV関連
TVリモコン、イヤホン、スピーカーなど - 周辺機器
HDDやWi-Fiルーターなど
時価総額は調査時点で「1666億円」ということで中型株ですね。
PERは14.89倍とほどほどの水準です。
今回は「エレコム」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「エレコム」の配当利回りを見る
配当利回りは上がってきている
「エレコム」の配当利回りは2%です。
近年の1%台に比べると利回りがあがってきています。
過去の推移から見ると2%台は割安な水準になります。
そろそろ「割安で買い」の頃合いがきているのかもしれません。
株主優待は「株主優待商品カタログ」より商品を選ぶ
エレコムには「株主優待カタログ」よりエレコム製品を選ぶ優待があります。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株以上1,000株未満 | 2,000円相当の自社製品 |
1,000株以上 | 5,000円相当の自社製品 ※2,000円相当の製品もご選択いただけます。 |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「エレコム」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は毎年少しずつ成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「エレコム」の売上は毎年成長を続けており1000億を突破しても毎年強い成長をしています。
IT関連の周辺機器は今後も明らかに需要がありますので今後の事業成長も安心して見ていられます。
売上は11年連続で成長しており、確実に去年を上回ることができている企業です。
「エレコム」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は14%ほど
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「エレコム」の営業利益率は14%ほど。
「エレコム」はファブレス経営ということで高い営業利益を残せているところが魅力です。
過去からの推移を見てみても緩やかな右肩あがりで安定感があります。
営業利益率の高さも「エレコム」の魅力ですね。
「エレコム」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは右肩あがり
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「エレコム」のEPSは100円を超えています。
しかも”EPSは右肩あがり”です。
プラズマコイは個人的に右肩あがりのEPSが好きでとても評価します。
「EPSが伸び続る=株の価値が高まる」ことだからです。
「エレコム」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は70%を超えている
「エレコム」の自己資本比率は70%程度です。
非常に高い水準ですね。しかも近年は強い上昇をしています。
有利子負債もありますがたったの5億ですね。
毎年資産が増えていっています。しかも強い伸びです。
財務的にも健全な企業ですね。
「エレコム」の配当金(高いほど良い)
連続増配の銘柄です。
「エレコム」は売上、利益が毎年増加しています。
その結果、配当金も毎年増配をしています。
2022年度も1株37円とさらに増配を続ける見込みです。
毎年のように増配ができる連続増配の企業は魅力的です。
ここまでの業績を見るとガチホして良い銘柄ですね。
「エレコム」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%で設定
「エレコム」の配当性向は30%目安です。
ここまでは30%弱になっていますのでまだまだ余裕がありますね。
少しずつですが成長企業で配当性向も低いことから、今後も業績成長&増配に期待したいです。
配当性向も市場平均並みで健全に運営ができています。
「エレコム」の営業活動によるキャッシュフロー
近年は営業CFも強く増加!
「エレコム」の営業CFは増加傾向です。
しかもここ数年は強い成長をしています。
素晴らしいですね。
近年は100億円を超えてもさらに営業CFが成長し続けています。
「エレコム」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増え続けています
「エレコム」の現金は増加傾向です。
むしろ近年は増えすぎと言えるかもしれませんね。
明らかに事業投資に使うお金よりも手元に残る現金の方が多いです。
お金が有り余っていると言えますね。
今後は有り余る現金をM&Aに使うのか、配当性向を高めるために使うのか、どちらにしろ事業に余裕がある点は高評価です。
「エレコム」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
30億円くらいが配当総額のターゲット
「エレコム」の配当金は直近では30億を超えてきそうですね。
毎年のように増配していますが減配リスクは少ない企業です。
今後も増配を続けられる業績成長に期待したいですね。
「エレコム」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は最高益を目指して増加中
「エレコム」の当期純利益は毎年最高値を更新してます。
1点懸念があるとすれば2022年のガイダンスで「利益成長率が減少している」ところです。
業績成長力に懸念があるので株価も下がっています。
コント、弱気の業績予想を跳ね返せるような強い決算がでてこないと株価の上昇は弱いでしょう。
【まとめ】「エレコム」は「増収増益」で「連続増配」が魅力のOA機器メーカー
経営は順調で成長余地も十分
エレコムの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2%台 |
売上高 | ◯ | 毎年 |
営業利益率 | ◯ | 14% |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円超で連続増加 |
自己資本比率 | ◎ | 70%ほど |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強い伸び |
現金など | ◎ | 増加中 |
総評としては、営業キャッシュフローが強い伸びでフリーキャッシュフローもかなり出ているのがこの企業の魅力です。
毎年手元に残る現金が多く、利益体質な企業です。
非常に魅力的な銘柄と言えます。
【チャートは?割安?】「エレコム」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い]】反発に期待
この記事の執筆時点(21/09/2)では株価は1827円。
直近は決算が悪く株価がさがっています。
しかし少し調整しすぎにも見えますね。
今後の決算次第ですが、反発できるチャートをしています。
ここまでの業績や財務は良好なので魅力的な割安水準です。
※投資は自己責任でお願いします。
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エレコム自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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