株式投資・金融知識

【成長企業】「フロンティア・マネジメント(7038)」は業績成長で評判の「コンサル会社」株価は?今は買いなのか?

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は、今後の成長の期待値が高い
「フロンティア・マネジメント」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「フロンティア・マネジメント」は「コンサルティング」の事業をする会社

2020年12月期 通期決算説明資料 より

「フロンティア・マネジメント」の事業は「コンサルティング」です。
2023年までに「日系大手のコンサルティングファーム」になることを目指しています。

コンサルティングとは・・・
主に会社の経営者に向けて、事業のアドバイスを行うこと

プラズマコイ

会社の事業支援が仕事です!

企業の経営者は、自身の会社経営に責任がありますが、
社内からの意見だけでは良い経営ができない可能性があります。

そのため、他社や他業種も含めた経験豊富なコンサルティングファームに
事業運営のアドバイスをもらいたいものです。

コンサルティングファームは、企業の業績を成長させることをミッションとしています。

フロンティア・マネジメントの主な3大収入源

  1. 経営コンサルティング事業(会社経営のアドバイス)
  2. ファイナンシャル・アドバイザリー事業(M&A支援)
  3. 再生支援事業(経営再建)

この他、DXソリューション事業、組織の教育事業への拡大も進めています。

お金の貸し借りに関する「中間業務」を代行してくれる企業というのは、多くの企業が重宝してくれそうです。

時価総額は調査時点で「226億円」ということで小型株ですね。
2018年に東証マザーズに上場して、2020年に東証一部に市場変更しています。

今回は「フロンティア・マネジメント」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

チェックは「IR BANK」で行う

今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。

※ページの下の方に「決算まとめ」のリンクがあります。

まずは配当利回りを見る

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

少しずつ増加傾向にはあるが低め

「フロンティア・マネジメント」の配当利回りは0.5〜1%台です

現段階で高配当銘柄として選定すべき銘柄ではないですね。

配当利回りが低いので売上など業績が成長して、

  • キャピタルゲインを狙ったり、
  • 今後の配当利回りの伸びを期待できるか

チェックしていきましょう。

株主優待のQUOカードが地味に嬉しい

対象株数優待品
100株以上300株未満保有1,000円相当のクオカード

100株保有だと現状の配当金は1000円程度。
クオカードがもらえると思うと、総合利回りが高くなりますね。

しかし、高配当株としては見られないので、今後の業績成長、株価の上昇が狙えるかを見ていきたいとことです。

売上(上昇トレンドであるか?)

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

成長が毎年加速している!

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「フロンティア・マネジメント」の売上は上昇中。
事業が順調に伸びている事がわかります。

2021年12月期の売上成長率は、会社予想ベースですが25%の上昇です。
実現出来れば好材料です。

営業利益率(10%以上は欲しい)

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

10%を超え、上昇傾向

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「フロンティア・マネジメント」の営業利益率は10%を超えています。

高い営業利益率を維持しているので、利益体質な事業を営んでいると言えます。
2021年12月期は15%まで上昇の見込みで、更なる利益体質に成長しています。

EPS(一株当たり当期純利益)

フロンティア・マネジメント(7038)
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上昇傾向、近年伸びています。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「フロンティア・マネジメント」のEPSは近年上昇中です。

特に「株価はEPSが上昇を続ける限り上昇します」
EPSは当期純利益にも連動するので、利益が出れば配当金も増えますよね。

自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

フロンティア・マネジメント(7038)

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。

プラズマコイ

60%を超えていて問題なしです

「フロンティア・マネジメント」の自己資本率は60%を超えています。
借金も無く利益がしっかり純資産も積み上がっています。

配当金(高いほど良い)

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

配当金は増加傾向です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です

配当はまだまだ少ないですが、増配傾向です。

少しながら、減配も行われるので、
配当維持をするというより、業績に連動して配当金を上下するさせる用に見えます。

2021年12月期の予想は未開示ですが、利益が上がれば増配を思想ですね。

配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

配当性向は30%を目安としている模様

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※【目安】業種によるが、市場平均は30%くらい。

「フロンティア・マネジメント」の配当性向は近年は30%をあたりとなっています。

株主還元の意識としては市場平均並みといったところでしょうか。

営業活動によるキャッシュフロー

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

安定的に稼いでいます

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。

会社の「儲ける力」を調べる項目です。

「フロンティア・マネジメント」の営業CFは上場後は安定の黒字。
コンサルティング事業ということで、多少業績に上下がありますね。

しかし近年は営業CFはプラスで推移していて経営としても順調です。

現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

フロンティア・マネジメント(7038)
プラズマコイ

安定的に現金を積み上げている

次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

「フロンティア・マネジメント」の現金などは営業CFに連動しているように見えます
まだまだ、安心できる水準ではありませんが、営業黒字を維持できれば問題のない水準ですね。

プラズマコイ

まだ財務的には積み上げ途中ですね

配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)

フロンティア・マネジメント(7038)

今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?

プラズマコイ

1.5億円くらいは配当金として出しています

投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

配当を維持するためには、短期的に「利益が悪化しても耐えられる現金」があればよいということになります。

そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
当期純利益が毎年3億以上はほしい所ですね。

【まとめ】フロンティア・マネジメントは経営をアドバイスする「コンサルティングファーム」

プラズマコイ

今後の業績拡大に期待!

フロンティア・マネジメントの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り0.5〜1%台
売上高上昇中
EPS(1株利益)概ね上昇中
営業利益率10%を超えている
自己資本比率60%超え
1株配当12円くらい
配当性向30%目安
営業CF多少不安定だが黒字
現金など当面は問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、若い企業ですが営業利益も高めで、
今後の成長期待といったところでしょうか。

「フロンティア・マネジメント」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】現段階では見送りでもOK

この記事の執筆時点では株価は1957円。
株価上昇を狙うなら、チャート的には日足で25日移動平均線を超えていて、買っても良いかもしれませんね。

個人的には1500円くらいで底を打って、上がってきたら買いたいなと言うのが本音です。
※投資は自己責任でお願いします。

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