プラズマコイです(^^)
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今回は適性検査システムを提供する「日本エス・エイチ・エル」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
結論:成長し続けているの企業なので市場が暴落した時に買いたい。
- 「日本エス・エイチ・エル」は主に企業に「適性検査」システムを展開する企業
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「日本エス・エイチ・エル」の配当利回りを見る
- 「日本エス・エイチ・エル」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「日本エス・エイチ・エル」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「日本エス・エイチ・エル」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「日本エス・エイチ・エル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「日本エス・エイチ・エル」の配当金(高いほど良い)
- 「日本エス・エイチ・エル」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「日本エス・エイチ・エル」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「日本エス・エイチ・エル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「日本エス・エイチ・エル」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「日本エス・エイチ・エル」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「日本エス・エイチ・エル」は、業績・財務とパーフェクトな優良企業
- 【チャートは?割安?】「日本エス・エイチ・エル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「日本エス・エイチ・エル」は主に企業に「適性検査」システムを展開する企業
実際のシステムの他に、コンサルティングの売上も高い
「日本エス・エイチ・エル」の事業利益は「適性検査」の事業で生み出されています。
企業に努めている皆さんは「適性検査」を受けたことがある方も多いかと思います。
適性検査は企業が人材活用をする上で必須と言っても良いシステムです。
「日本エス・エイチ・エル」はどのようなことを判断できるソリューションを提供しているのでしょうか?
どんな人にも得意、不得意があり、昨今はいろいろな働き方や業務も増えてきました。
そんな時代には「その人にとって適正な業務を割り当てる」ことが重要になってきます。
システム以外にも、人事課題を発見し最適なサービスと活用について提案するコンサル事業も行っています。
日本エス・エイチ・エルのサービスは3つ
- プロダクト
適性検査などアセスメント(評価・測定)の提供等 - コンサルティング
各企業に合わせたアセスメント手法の提案、提供等 - トレーニング
企業の面接官の育成を目指したトレーニング等
時価総額は調査時点で「176億」ということで小型株ですね。
PERは17.31倍と少し割高ですね。PERは年々上昇している銘柄です。
今回は「日本エス・エイチ・エル」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「日本エス・エイチ・エル」の配当利回りを見る
配当利回りは過去最低の水準。
「日本エス・エイチ・エル」の配当利回りは2.6%台です。
過去では3%後半になっていることも珍しくなく、配当利回りは最低水準です。
PERも年々高くなっており、現状では割高感が感じられます。
逆に言うとこれだけ人気化する秘密があるはずです。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「日本エス・エイチ・エル」の売上(上昇トレンドであるか?)
常に成長!直近では+10%の成長予想
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本エス・エイチ・エル」の売上はこの10年伸び続けています。
2020年度はコロナショックがあった年ですが、それでもプラスの成長で着地をできているところに「ストックサービス的な立ち位置である」ことを感じます。
常に成長をしていて、しかも不況の耐性もあるというところが投資家に評価されていると言えそうです。
「日本エス・エイチ・エル」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は…40%だと!?
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「日本エス・エイチ・エル」の営業利益率は44%ほど。
非常に高い営業利益率を維持しており、近年はさらに上昇傾向に見えます。
なぜこれほど高い営業利益率なのでしょうかか?
おそらく「1つの適性検査システムを多数の企業に適用できるため」かと思います。
製品の複製にコストがかからない、いわゆる「限界費用がゼロ」なシステムであることからだと思います。
導入企業が増えれば増えるほど営業利益率が高くなるというビジネスの構造ですね。
「日本エス・エイチ・エル」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSも伸び続けている
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「日本エス・エイチ・エル」のEPSは100円を超えて毎年上昇中です。
EPSが伸び続ける理由は、先程の「限界費用ゼロ」なビジネス構造ですね。
サービスの導入企業が減らなければ業績を維持できます。
導入企業が増えればEPSも伸びます。
「日本エス・エイチ・エル」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は80%を超えている
「日本エス・エイチ・エル」の自己資本比率は80%を超えています。
無借金経営で財務的には全く欠点が見つかりません。
総資産、純資産と共に増加の一途をたどっています。
「日本エス・エイチ・エル」の配当金(高いほど良い)
連続増配の企業です。
「日本エス・エイチ・エル」は連続で増配をしている銘柄です。
2020年度は一株配当が96円と記念配当を除くと76円。
2021年度も一株配当76円と配当は維持の予想です。
業績がよければ増配もありえますね。
「日本エス・エイチ・エル」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%が目安
「日本エス・エイチ・エル」の配当性向は50%を目安としているようです。
過去は60%近くありましたが、徐々に下がってきてて近年は45%になった事もありました。
しかしその間も増配を続けています。
増配を続けられているのに配当利回りが低下傾向にあるという素晴らしい企業です。
これほど好業績・好財務な会社も珍しいです。
そのため、株価上昇には今後利益が増えることが重要になりますね。
「日本エス・エイチ・エル」の営業活動によるキャッシュフロー
概ね右肩あがりで成長
「日本エス・エイチ・エル」の営業CFは増加傾向です。
年によってはマイナスになりますが、これは期をまたいで入金をされている可能性が高いので問題なしです。
中長期で見ると常にプラスの営業CFなのでここも素晴らしいの一言ですね。
最近は配当利回りが下がってしまいましたが長期保有の高配当株としてはこれほど有望な株はあまりないですね。
「日本エス・エイチ・エル」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金も、もちろん積み上がり中
「日本エス・エイチ・エル」の現金は増加中です。
無借金経営ながら、毎年投資にもお金を投下しています。
それでも現金が積み上がるようにコントロールしているようにも見てIR的にも最適化されていますね。
非常に余裕のある経営状態を感じます。
「日本エス・エイチ・エル」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
4億円くらいが配当総額のターゲット
「日本エス・エイチ・エル」の配当金の支払い総額は4億円を超える程度。
当面は8億、9億くらい当期純利益を出し続けられればOKといったところですね。
利益もどんどん成長をしているので現状では心配材料が特にありません。
「日本エス・エイチ・エル」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益はもはや10億円が目前
「日本エス・エイチ・エル」の当期純利益は近年は常にプラスです。
2021年度は上手くいけば10億円の大台も狙える業績予想となっています。
これだけ毎年利益が伸び続けていれば、株価があがってしまって配当利回り3%というのでは市場が放おっておかないという状況ですね。
【まとめ】「日本エス・エイチ・エル」は、業績・財務とパーフェクトな優良企業
利益確保が近々の課題
日本エス・エイチ・エルの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.6%台 |
売上高 | ◯ | 毎年成長中 |
営業利益率 | ◎ | 40%超え |
EPS(1株利益) | ◎ | 160円台で上昇中 |
自己資本比率 | ◎ | 80%台 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ▲ | 50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加傾向 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、業績成長・財務状況とパーフェクトな優良企業ですね。
マーケットの暴落時にはまっさきに購入検討したい銘柄です。
特に高配当株銘柄として優秀です。
まだ時価総額が170億円程度なので、機関投資家も入ってくる可能性も低く、値動きも長期保有向けと言えるでしょう。
【チャートは?割安?】「日本エス・エイチ・エル」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】高値付近なので買う場合は時を分割して買う
この記事の執筆時点(21/08/17)では株価は2937円。
最近はPER17倍とやや割高な水準まであがってしまって、買いづらい水準ではあります。
日本エス・エイチ・エル(4327)の財務状況を見ているのですが、この企業は…すごい?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) August 16, 2021
はじめは「なぜか配当利回りが落ちてきていて、PERが上がってる企業だなー」って思っていた程度だったのですが、その理由がすぐにわかりました?
しかも理由がとってもシンプル。
単に「超優良な企業」でした?
個人的にはPERが15倍以下になるまで待ちたいところです。
いまの業績推移で12倍なら迷わず買いですね。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
日本エス・エイチ・エルは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
日本エス・エイチ・エル自体は1単元(100株)を買おうとすると記事執筆時点の株価では29万円ほど必要です。
高値圏にある今、初心者は少額で経験を積むのも良いと思いますので、そういった意味でも「SBIネオモバイル証券」はおすすめです。
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口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
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