プラズマコイです(^^)
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今回は「ワンキャリア」の財務分析をしていきます。
ワンキャリアは採用DXの成長企業です。
運営サービスは主に3つです。
- 就活サイト「ONE CAREER」
- 転職サイト「ONE CAREER PLUS」
- 企業には採用DX支援「ONE CAREER CLOUD」
2021年10月のIPO組で今後の成長が期待されます。。
決算説明資料の事業内容には「デジタルマーケティングを活用した戸建住宅事業・不動産事業」とあります。
決算資料内にも不動産テックを活用したデジタルマーケティングという言葉が散見されます。
ワンキャリア(4377)の分析をしようとおもいます?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 19, 2021
キャリアデータを活用するということですが、就職関連のサービスは好調な企業も多く需要が高い産業ですね!https://t.co/LeYKkdolOK
新進気鋭の不動産テック企業ですね。
- 「ワンキャリア」はデータを活用して採用マーケットのアップデートを行う企業
- 「ワンキャリア」の配当利回りを見る
- 「ワンキャリア」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ワンキャリア」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ワンキャリア」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ワンキャリア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ワンキャリア」の配当金(高いほど良い)
- 「ワンキャリア」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ワンキャリア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ワンキャリア」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ワンキャリア」は「キャリアデータ」活用して高い利益率を達成することができる採用DX、HRテック企業
- 【チャートは?割安?】「ワンキャリア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ワンキャリア」はデータを活用して採用マーケットのアップデートを行う企業
採用活動にもDXの波が訪れています。
ワンキャリアはデータ活用に強みを持つ企業です。
「ワンキャリア」の事業利益はおもに「キャリアデータプラットフォーム事業」で生み出されています。
採用活動というと求職者が企業を探すものというイメージが強いかもしれません。
しかし実際は求職者と企業とのマッチングになります。
つまり企業側も優秀な人財を採用するために必死なのです。
データを活用することにより企業側も求める求職者に確度を高くアプローチできるようになります。
ビジネスモデルとしては、企業向けにプラットフォーム利用料や、求人メディアへの広告掲載による収益がメインのようです。
ワンキャリアの事業は主に3つ
- 就活サイト「ONE CAREER」
- 転職サイト「ONE CAREER PLUS」
- 企業には採用DX支援「ONE CAREER CLOUD」
時価総額は調査時点で「114億円」と小型株ですね。
PERは167.02倍で高い水準となっています。
今回は「ワンキャリア」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出せるようになる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ワンキャリア」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「ワンキャリア」は現状は配当をだしていません。
成長企業なのでいまは業績拡大に資金を向けています。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ワンキャリア」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は急成長中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ワンキャリア」は成長企業で、ここ数年は強い成長を続けています。
2021年度も売上高成長率は39.7%と引き続き高成長が見込まれています。
売上原価があまり伸びていないのに売上の成長が著しいですね。
「ワンキャリア」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は低めといえます
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ワンキャリア」の営業利益率は6%ほど。
2021年度は19%くらいまであがりそうです。
「ワンキャリア」は高い営業利益を達成できそうな企業ということがわかります。決算資料に高い営業利益率の秘密が書いてありました。
事業フェーズとしては既に黒字で、広告宣伝費に多額の投資をしなくてもよいということがあります。
今後は高い認知を軸に加盟企業をどんどん増加していく戦略のようです。
「ワンキャリア」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSはまだ低い状態ですね。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ワンキャリア」のEPSは低いです。
創業が2015年の企業で、これから成長をする前提ののでEPSの低さは問題ないでしょう。
今後の資本政策次第ですが、現在の業績推移であればEPSはどんどん伸びていくと期待できます。
「ワンキャリア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低めです
「ワンキャリア」の自己資本比率は10%弱です。
現在は創業から間もなく、有利子負債の比率が高い状態です。
黒字企業なので今後は資産の積み上がりとともに一気に自己資本比率は高くなっていくと予想されます。
「ワンキャリア」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「ワンキャリア」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはプラスです。
「ワンキャリア」の営業CFはプラスです。
営業CFがプラスであれば企業運営はかなり楽になります。
今後も投資フェーズは続くかと思いますが、キャッシュフローをプラスにする力があるのは底力の保証としてポジティブ材料かと思います。
「ワンキャリア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は8億円ほどです。
「ワンキャリア」の現金は2020年度終了時は8億円です。
現金保有額は増加傾向です。
事業を運営するのには8億円くらいあれば十分ということでしょう。
企業体力としては現金保有額は安心できない水準ですが、新興企業なのである程度リスクはありますね。
大きな逆風がきたら耐えられない財務力ですが、未来の希望も高く持つことが可能な企業です。
「ワンキャリア」の当期純利益は上昇中か?
利益は黒字にできる力があります。
「ワンキャリア」の当期純利益は既に黒字化を達成しています。
利益が残りやすいビジネスモデルなので今後も黒字は維持できるでしょう。
一気に投資をして赤字になる年になっても、基本的に黒字にする力があるので利益をコントロールしながら成長することができるのは企業運営を行う際の強みになりそうです。
【まとめ】「ワンキャリア」は「キャリアデータ」活用して高い利益率を達成することができる採用DX、HRテック企業
キャリア業界のグロース企業として注目です。
ワンキャリアの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | ー |
売上高 | ◎ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 20%にいけそう |
EPS(1株利益) | △ | まだ低い |
自己資本比率 | △ | 10%くらい |
1株配当 | ー | ー |
配当性向 | ー | ー |
営業キャッシュフロー | ◯ | プラス |
現金など | ▲ | 少ないが今は我慢 |
総評として、今後に期待できる企業です。
各業界でDXは注目されており、データ活用も引き合いが強いテーマです。
今後は毎回の決算しだいで株価が上下するでしょうが、期待できる企業だと思います。
【チャートは?割安?】「ワンキャリア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】動向が見えないうちは触らないのが吉
この記事の執筆時点(21/10/19)では株価は2,133円。
まだIPOから間もないので様子見をすべきかと思います。
今後は決算を見ながら様子を伺うことになると思いますが、株価が1000円に下がって、チャート的にいい形になってきたら検討しても良いかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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ワンキャリア自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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