株式投資・金融知識

【総合利回り4%】「プロシップ(3763)」は固定資産管理のパッケージソフト会社。将来性は?投資すべき?【高配当株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「プロシップ」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

「プロシップ」は上場企業の資産管理システムを提供している企業です。

上場企業は決算書を厳密に作成必要がありますが、
業務は複雑でと、度重なる制度改正対応が必要です。

そのため資産管理のパッケージシステムを導入する必要があります。

一度導入したら他のシステムにスイッチしやすく、安定業績が見込める企業ですね。
業績は安定成長で利回りも高い優良銘柄です。

プラズマコイ

高配当株としてチェックしていきましょう

業績は右肩あがりで、利回りも高いためディフェンシブ銘柄の有望企業だといえるでしょう。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「プロシップ」は固定資産管理システムを提供

製品ラインナップ
ターゲットは資産が複雑化してくる中規模以上の上場企業

上場企業の決算書を作るため必須とも言えるシステムを提供しています

「プロシップ」の事業利益は主に「パッケージシステム利用料」から生み出されています。

導入実績には国内の有名企業がずらりと並んでおり、上場企業に重宝されていることがわかります。
導入実績は5000社を突破していますね。

「プロシップ」は固定資産管理のパッケージシステムを開発する会社。
上場企業を顧客に安定的な事業を展開している。

時価総額は調査時点で「213億円」ということで小型株ですね。
PERは16.2倍と割安水準です。

今回は「プロシップ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「プロシップ」のPER推移を見る


過去のPERから見ると割安感はありません

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「プロシップ」の今のPERは16.2倍。
過去の推移をみても割安感はありません。

業績が好調なため、PERは高めで推移していますね。

「プロシップ」の配当利回りをみる

利回りは概ね2、3%くらいですね

「プロシップ」の配当利回りは3.63%です。

直近では高配当化しています。
配当利回りは概ね高い水準で保たれている銘柄ですね。

安定業績、安定配当を見込める銘柄ですので、なるべく高配当なタイミングで買いたい銘柄です。

株主優待はクオカード

「プロシップ」は優待でクオカードがもらえるので0.5%以上の優待利回りが期待できるところも魅力ですね。

対象株数優待品
100株〜クオカード 1,000円分
3年以上保有で2,000円分
500株〜クオカード 2,000円分
3年以上保有で3,000円分

「プロシップ」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇傾向です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「プロシップ」の売上は上昇傾向です。
2022年は19%の上昇で好調ですね。

毎年少しずつ伸びている企業です、
今後も安定的に伸びることが期待できる企業です。

「プロシップ」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)

営業利益率は30%です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「プロシップ」の営業利益率は約30%です。

非常に専門的なシステムを取り扱っており、競合優位性があることがわかります。
今後も高い営業利益率で推移していくことが予想できます。

「プロシップ」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇中です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「プロシップ」のEPSは安定的に上昇しています。
EPSの伸びもOKですね。

毎年少しずつ利益があがっていることがわかります。

「プロシップ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は80%ほどです。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「プロシップ」の自己資本比率は83%程度です。
無借金企業で、盤石の財務状況ですね。

財務的には安定的に推移できています

「プロシップ」の配当金(上昇傾向か?)

2021年に減配しています

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「プロシップ」は連続増配の企業でしたが2021年は減配しています。
業績が悪化すると減配する企業です。
減配は少しマイナス要因ですね。

2022年は業績好調で、記念配当もあって1株50円の配当になります。

「プロシップ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は50%が目安です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「プロシップ」の配当性向は50%が目安です。
配当性向が60%にはならないように配当金を調整しているようですね。

現在の配当性向では増配余地は無く、増配のためには業績の拡大が必要です。

ビジネスモデル的に、ある程度配当は安定しているので、安定感が欲しい場合は購入検討をしてもよさそうです。

「プロシップ」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFは安定プラス

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「プロシップ」の営業CFは安定プラスです。
業績は堅調で、10億円前後の営業CFを毎年稼ぎだしています。

この安定感が魅力の企業ですね。

今後も大崩れをすること無く事業を続けていけそうな企業です。

「プロシップ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は増加中です。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」もの。
貯めすぎは良くありません。

「プロシップ」の現金は2021年終了時は54億円程度です。

毎年少しずつですが現金が積み上がっていることがわかります。

システム開発費や配当金にお金を使うので、一気に資産が増えることはないですが、
今後も少しずつ資産をつみあげられる企業ですね。

「プロシップ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は右肩あがり

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「プロシップ」の配当総額は概ね右肩あがりですね。
株主への配当金は年々増加しています。

配当総額の推移から、株主還元の額が増加していることがわかりますね。

「プロシップ」の当期純利益は上昇中か?


2022年は最高益を達成予定

「プロシップ」の当期純利益は過去最高を達成予定です。
利益は概ね右肩あがりで成長しておりビジネスの順調さを感じます。

今後も安定的に、株価の上昇や配当金の増配が見込める企業です。

【まとめ】「プロシップ」は安定成長の高配当銘柄

プラズマコイ

安定的に成長している優良企業です

プロシップの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3.6%
売上高上昇中
EPS(1株利益)上昇中
営業利益率30%
自己資本比率80%
1株配当業績連動
配当性向50%目安
営業CF安定プラス
現金など安定プラス

総評としては、業績安定、財務も安定な優良銘柄です。

高い配当金とクオカード優待での総合利回りが魅力的な銘柄です。
総合利回りが4%を超えるようであれば買っても良いでしょう。

「プロシップ」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【買い】安定長期の銘柄として検討しましょう

この記事の執筆時点では株価は1,379円。

総合利回りが4%を超えており業績も成長中なので魅力的な水準です。

懸念としては高配当株なので減配耐性が欲しいところです。
減配実績があるので、業績が悪化したら減配があることは留意したいです。

※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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