プラズマコイです(^^)
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今回は「中外製薬」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
中外製薬は「国内大手の医薬品メーカー」です。
スイス大手医薬品ロシュの子会社にあたります。
がんの医薬品・抗体医薬品が中心で国内トップのシェアを獲得しています。
ほかには「腎」「骨・関節」領域や、糖尿病・感染症の医薬品を開発しています。
業績の振れ幅が大きくなりがちな製薬業界ですが、
中外製薬は直近10年で9回の増収・増益を達成している成長企業です。
中外製薬 (4519)は医療用の医薬品メーカーです🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 11, 2022
「がん」を中心に「腎」「骨・関節」領域の医薬品・治療薬を創っています💊
業績は好調で、ここ10年で9年の増収・増益を達成しています📈🏋🏾♂️
■株価指標(8/10時点)
PER 20.5倍(実績ベース)
PBR 4.76倍
配当利回り2.01%
新薬の開発を続けており業績は右肩あがりです。
毎年、新薬や主力商品の売上が積み上がって売上、利益とともに上昇傾向です。
特に2019、2020、2021年の直近3年間は高成長ですね。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「中外製薬」は「がん」の医薬品を中心とした製薬会社
- 「中外製薬」のPER推移を見る
- 「中外製薬」の配当利回りを見る
- 「中外製薬」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「中外製薬」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「中外製薬」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「中外製薬」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「中外製薬」の配当金
- 「中外製薬」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「中外製薬」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「中外製薬」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「中外製薬」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「中外製薬」は高成長の医薬品メーカー
- 【チャートは?割安?】「中外製薬」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「中外製薬」は「がん」の医薬品を中心とした製薬会社
中外製薬のセグメントは3つ
- 海外
- 親会社のロシュ向けなど、海外向けの製品
- スペシャリティ
国内向けの”がん以外”向けの製品 - オンコロジー
国内向けの”がん”向けの製品
システムの運営・管理がメインで地盤が硬そうですね
「中外製薬」の事業利益はおもに「がん関連の製品」で生み出されています。
売上の5割はがん関連の製品です。
その他でも関節リウマチ治療剤「アクテムラ」、抗インフルエンザウイルス剤「タミフル」、血友病A治療剤「ヘムライブラ」など各種治療薬を開発・販売していますね。
他にも様々な医薬品をR&D(研究・開発)しています。↓↓
時価総額は22/8/10時点で「6兆3536億円」ということで超大型株ですね。
PERは20.54倍と一般的には割高水準です。
今回は「中外製薬」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「中外製薬」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安水準ですね。
「中外製薬」のPERは実績ベースで20.54倍(22/8/10時点)。
過去の推移を見ると割安感があります。
PERは常に高い企業で、20倍程度なら割安感を感じる企業ですね。
「中外製薬」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇傾向です。
「中外製薬」の配当利回りは8/12時点で1.97%です。
近年は増配を続けており、配当利回りは年々あがっています。
それでも配当利回りは高いとは言えない水準ですね。
「中外製薬」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は力強く上昇しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「中外製薬」の売上は上昇傾向です。
非常に力強い売上成長を続けています。
新薬が売上に貢献して高成長を続けていりことがわかります。
「中外製薬」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は上昇傾向です。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「中外製薬」の営業利益率は直近ではなんと40%程度です。
営業利益率は破竹の勢いで急上昇していますね。
もともと高めの営業利益率ですが近年は特に上がっています。
「中外製薬」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは急上昇中です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「中外製薬」のEPSは上昇傾向です。
EPSは30円前後をウロウロしていましたが、2019年から一気に伸びていますね。
2021年には180円を突破しています。
自社株買いも定期的に実施しています。
「中外製薬」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は80%ほどです。
「中外製薬」の自己資本比率は80%弱で推移しています。
無借金経営で、自己資本比率は常に高い水準で推移しています。
財務的には心配なしの盤石と言えるでしょう。
「中外製薬」の配当金
配当は上昇傾向です
「中外製薬」の配当金は上昇傾向です。
配当金は5年連続増配中。ここ10年で減配は1回のみ。9回は非減配の安定増配企業です。
力強い売上成長に支えられ増配を続けています。
2022年も1株76円と配当維持の予想です。
「中外製薬」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は45%を目安にしています。
「中外製薬」の配当性向は45%を目安としています。公式サイトにてしっかり言及されていますね。
配当性向は毎年安定しており、安定配当を宣言しています。
「中外製薬」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定推移です。
「中外製薬」の営業CFは上昇傾向です。
2019年以降はそれまでの2倍になっていますね。
ここ3年はかなりCFが出ていますね。
業績の好調さが伺えます!
「中外製薬」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です。
「中外製薬」の現金は2677億円ほどです。
総資産は1.5兆円で、総資産に占める現金の比率は17%程度です。
現金比率はそこそこ高めです。
豊富なキャッシュフローを背景に、積極的に投資に現金を使っていますが、それでも現金の保有高は増加していますね。
「中外製薬」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は驚異的な右肩あがりです。
「中外製薬」の当期純利益は上昇傾向です。
ここまでの他の項目でも傾向が見えていますが2019年から明らかな上昇トレンドに乗っていますね。
2022年も2Q段階では好決算を続けていますね。
【まとめ】「中外製薬」は高成長の医薬品メーカー
堅調に利益を伸ばしている高配当株ですね
中外製薬の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2% |
売上高 | ◎ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◎ | 40%前後 |
EPS(1株利益) | ◯ | 急上昇 |
自己資本比率 | ◯ | 80%前後 |
1株配当 | ◯ | 安定増配 |
配当性向 | ▲ | 45%程度 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇傾向 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ◯ | 上昇傾向 |
総評としては「高成長の安定配当企業」です。
売上、利益が急上昇中のグロース企業ですね。
急成長すぎる部分があり、同社の医薬品需要がさがったら業績悪化のリスクはありますが、近年は投資家の期待値を高めるに十分な成績を続けています。
【チャートは?割安?】「中外製薬」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】今は押し目ですが業績的には再浮上もありえますね。
調査時点(22/8/12)では株価は3,861円。
株価は業績が上昇した2019年あたりから急上昇!
その後は下落トレンドが継続しています。
今は下落トレンドですが、決算はいまだに力強く、今後再び最高値を目指す流れになってもおかしくはありません。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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