プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は話題のベストセラー本、オリバー・バークマンさん著の「限りある時間の使い方」を読みました。
本書の内容を一言で表すと…
みなさんの「時間がない」のは、時間管理術(タイムマネジメント)や、努力や、早起きの問題ではなく、根本的な前提が間違っていることを教えてくれる本です。
まいにち忙しい現代人のあなたに送る珠玉の一冊!
(珠玉ってなんて読むんだろう…)
本書は数々のメディアで紹介されています。
多くの人に影響力がある本ですね。
Amazonレビューが2022年11月6日時点で925件!
- ひろゆき氏絶賛!
- 『週刊文春』(2022年11月3日号)「ベストセラー解剖」に掲載(2022/11/02)
- YouTube「サラタメさん」で紹介されました(2022/11/01)
- YouTube「フェルミ漫画大学」で紹介されました(2022/09/05)
- YouTube「両学長 リベラルアーツ大学」で紹介されました(2022/09/02)
- webサイト「telling,」で紹介されました(2022.08.24)
- webサイト「東洋経済オンライン」で紹介されました(2022.08.17、23、29)
- YouTube「本要約チャンネル」で紹介されました(2022/08/03)
- webサイト「ダイヤモンドオンライン」で紹介されました(2022.07.25)
- 本の要約サイト「フライヤー」で紹介されました(2022.06.13)
※Amazonの掲載ページより引用
本書の帯には「ひろゆき氏絶賛」と記載があります。
ひろゆきさんの「なまけもの時間術 」も本書のエッセンスが入った内容になっています。
こちらはKindle Unlimited対象でもあるので、興味をもったらぜひ手にとってみてください。
今日は「限りある時間の使い方」という本を読んでいます📕
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) November 5, 2022
現代の効率的な時間術を「あまりにも近視眼的」と一刀両断する一方、
時間をうまく使ったかの基準は「やれることをやったか」だと評する考え方は、肩の荷をおろしてくれますね🎏✨
#限りある時間の使い方https://t.co/81c6EuT0SG
- タイムマネジメント・効率化をしても楽にならないと感じている人
- やりたいことが、たくさんある人
- 毎日が忙しすぎてストレスを感じている人
この記事では本書の内容を元に大きく3つの重要テーマについて要約します。
- そもそも時間とはなにか?
- 忙しさの本当の理由
- 忙しさから開放されて人生を楽しく有意義にする方法
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
「時間」は「時計」が生み出した概念
まずは「時間」が生まれた歴史を知りましょう
みなさんは生まれたときから「時間」と共に生きています。
生年月日で年齢を知っていますし、毎年誕生日を祝うことで何年生きたかもわかるでしょう。
だれかと約束をするときも「朝、昼、夜」といった単位ではなく
朝8時、昼の12時、夜の7時といった「時間」を使いこなして生活しています。
そして「時間」は、中世の僧侶が「時計」を作ったことで初めてできた概念です。
「時間」は、時計が出来たことで出来た「概念」といえますね
今の社会はすべて時間で管理されています。
現代人はその流れには逆らえませんが「時間」とは「時計」が生み出した概念であるということは目からウロコですね。
時間の誕生について学んだ上で、現代人である私たちが何に問題を感じているのかを追っていきます。
忙しいことはそれ自体は悪ではない
「忙しい」の正体は無言のプレッシャー「もっとやれ、全部やれ」でした
例え忙しくても「無理をしていなければ」それ自体が悪になることはありません。
忙しいこと自体は適度なストレスを与えてくれるので、豊かな人生を生きるために「忙しさ」は必要とも言っても良いかもしれません。
では何が悪いのでしょうか?忙しさが耐え難い「悪いストレス」になる条件は…以下になります。
- 自分ができることよりも多くのことを
- 期限内に終わらせるよう強要される状態
無理難題をこなせるようになるために、タスク管理術や、高速時間術などの「効率化」が求められるようになります。
しかしテクニックを駆使して「効率化」を達成しても問題は解決されません。
それはなぜでしょうか?
仕事が速くなっても忙しさは変わらない
1日に今より多くタスクを詰め込んでも心の余裕は訪れません。
どれだけ仕事を高速に、効率的にこなすことができても、忙しさは全くかわりません。
むしろ今よりもっと忙しくなる可能性すらあります。
理由は、効率化を進めると、空いた時間に別の仕事が割当てられ、さらには今より”上の業務”をすることが求められるからです。
また、本書には以下のように書かれています。
1日に詰め込めるタスクの量を増やしたからと言って、すべてをコントロールできている感覚なんか得られないし、重要なことを全部やるだけの時間も生まれない。そもそも何が重要かというのは主観にすぎない。
自分や上司にとって重要なことが、時間内に実行可能と考える根拠はどこにのないわけだ。
本書より引用
仕事が速くなっても、早く帰れるどころか”デキル奴認定”されてしまい、もっと多くの業務が舞い込んできます。
いつも時間に追われる本当の理由
本当の理由は「現実逃避」だったのです!
本書では以下を身につければ時間に悩まされることはないと思うのは間違いだったと教えてくれています。
- 正しい時間管理ツールを身につける
- 朝活など正しい習慣を身につける
- うまく自制心を働かせる
しかし、人の人生はあまりにも短く、体力や才能の問題もあります。
すべての達成を求めるには、土台無理があるのです。
いつも時間に追われる理由はこれらの「そもそも無理じゃん…」という事実を認めたくない「現実逃避」にあったのです。
逆に言うと、時間に追われなくなるヒントは「本気をだしてもすべては達成できない」という現実を認めて「やれることに集中する」になります。
同時に、すべてを達成できないわけですから「できない自分を責めない」ことも大切です。
不必要なことで悩む必要はないのです。
自由とは「自分で決めることではない」
自分の限界を意識すると面白いことが見えてきます。
多くの人は「自由に生きたい」と思っているでしょう。
誰にも指図されず、自分で人生のすべてを決定したい。
そうして「自由」を手に入れれば、すべての悩みから開放されるはずだ・・・という考えです。
しかしそうではありません。
自分が出来ることはすべてのタスクのほんの一部だということ、
つまり「自分には限界がある」と意識すると肩の荷が下りて、広い視野で物事を見られるようになります。
「自分には限界がある」と意識して”当たり前”のことを受け入れる
- 「自由」は自分が決めることだけではなく、他人に身を任せることでも得られる
- すべてのタスクにおいて”時間はかかるだけかかる”
- その時々に「必要性に応じて柔軟に生きてみる」そんな時間の使い方をしてもよい。
人生を生産的で、楽しいものにするためには?
「時間は限られている」という事実を、心から受け入れることからです。
人生を生産的で、楽しいものにするための第一歩として
- 「時間は限られている」
- 「自分には限界がある」
これらを意識するということが重要です。
その前提を踏まえた上で、人生を生産的で、楽しいものにするための3原則をまとめました。
人生を生産的で、楽しいものにするために意識する3原則
- 現実(自分にできる限界)を理解して受け入れる
- 世の中の期待に振りまわされない
- 今できるなかで最善の生き方を選ぶ
重要なのは「今できることに集中すること」です。
次に、効率化のワナにおちいると失いやすい「豊かさ」について紹介します。
それは誰かと過ごすことで得られる豊かさです。
時間を誰かとシェアすると豊かになる
誰かと一緒にする時間が減ってないでしょうか?
別の書籍ですが、豊かさ(幸せ)には3つのタイプがあると言われています。
抜粋ると、幸せには3つの種類があります。
- 成功・お金
- つながり・愛
- 心・健康
その中で、効率化のワナにおちいると最も損なわれやすいのは、時間を誰かと一緒に使うことで得られる「つながり・愛」の幸せです。
誰かと一緒に仕事をしたり、ご飯を食べたりしたり、おしゃべりをする時間は、何物にも代えがたい豊かな時間です。
手遅れになる前に、孤独なお金持ちではなく、お金はそこそこでも共に凄く仲間がいる状態を作りましょう。
本書で紹介されている「役に立つツール」を紹介
具体的に何に時間を使うべきかを見つけるためのツールを紹介します。
本書では、限りある時間の使い方を決めるための役に立つツールが紹介されています。
ここでは3つを抜き出して紹介します。
気になったら書籍内に書いてある前後の説明と合わせて活用していただければと思います。
忍耐を身につけるための3つのルール
※誰もが急いでいる現代は、忍耐が強みになる場面が増える
- 「問題がある」状態を楽しむ
- 小さな行動を着実に繰り返す
- オリジナルは模倣から生まれることを意識する
人生を生きはじめるための5つの質問
- 生活や仕事のなかで、ちょっとした不快に耐えるのがいやで、楽なほうに逃げている部分はないか?
- 達成不可能なほど高い基準で自分の生産性やパフォーマンスを判断していないか?
- ありのままの自分ではなく「あるべき自分」に縛られているのは、どんな部分だろうか?
- まだ自信がないからと、尻込みしている部分はなにか?
- もしも行動の結果を気にしなくてよかったら、どんな風に日々を過ごしたいか?
タスクを上手に減らす3つの原則
- 時間は「まずは自分の時間」をとっておく
- 「同時進行」の仕事を3つまでに制限する
- 優先度「中」の仕事を捨てる
【まとめ】時間は限られていて、できることも限られる
できることに集中することが大切です。
本書は、無理なことは無理なので、できることをやりましょうという「諦めが肝心」ということを学べます。
その上で以下のことを教えてくれています。
本書の学びを凝縮すると以下の3点になります。
- まずは「自分はすべてをこなすことは出来ない」ことを受け入れることからはじめる。
- 次に「できない自分を受け入れる」ことが大切です。
- 最後に「優先度が高いものだけ」や「自分ができることだけ」にフォーカスしてがんばる
この3ステップを実施することで、限りある時間を有意義に使う満足感の高い人生へとつながるでしょう。
書籍内ではこの記事で紹介していない情報も多く記載されています。
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
「限りある時間の使い方」はAmazonオーディブルで聞ける
なかなか本を読む時間って取れませんよね。
時間がなかったり、本を読むのが苦手な方は耳で聞くのがおすすめです。
Amazonオーディブルなら、無料会員のトライアル制度があります。
30日の無料体験期間中に解約すれば聞き放題のタイトルはタダです。
課金したくない方は聞き終わったら解約を忘れないようにしましょう!
「限りある時間の使い方」は有料になりますが、無料会員中でも30%OFFで購入できます。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。
【自由とは?】
多くの人は「自由」のことを、自分が決める「個人主義」の状態だけだと思っています。
しかし、他にも”あえて自分が決めない”という「全体主義」の状態に身を任せるのも「自由」だと言えます。