こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、今後の高齢化社会に向けた事業を多数展開している期待の企業、
「エス・エム・エス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか！？
「エス・エム・エス」は「高齢者用のITサービス」を提供する会社
「エス・エム・エス」の事業は主に高齢化社会に関わる「介護・医療業界向けに、人材紹介や求人情報サービス」事業を提供している企業です。
近年はは、単なる人材紹介から幅を広げてではなく、
介護事業者向けサービスや、海外の医薬情報サービスまで事業を広げています。
高齢化社会に関わる
幅広い分野のITサービスをカバーしています
4年単位で、2倍くらいの売上成長を達成している、勢いのある企業です。
エス・エム・エスの主な事業は４つ
- 医療キャリア事業
医療関係者の人材紹介 - 介護キャリア事業
介護関係者の人材紹介 - 海外分野（MIMS）事業
医療関係者の人材紹介、医薬品の情報提供 - 事業開発分野
ヘルスケア、シニアライフのサポートサービス
エス・エム・エスの運営する事業セグメントは数が45以上で多い！
事業の幅広すぎ！
特筆すべきことは、展開サービスです。
細かいセグメントかもしれませんが、これだけのサービスを展開できるのは驚愕です。
時価総額は調査時点で「2974億円」ということで中型株ですね。
PERも60倍と期待されている株ですね。
今回は「エス・エム・エス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか？
- 配当金を出し続けられる企業なのか？
- 今は買いなのか？
分析していきたいと思います。
元「なかの人」のブログも参考になりますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
グロース株なので配当はまだまだ
「エス・エム・エス」の配当利回りは大体0%台です。
現段階では高配当株としてはそこまで魅力的ではないですね。
今後は株価成長の期待を持ちつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
売上（上昇トレンドであるか？）
成長率は鈍化する予想
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が１つの目安です。
「エス・エム・エス」の売上は2021年3月期は成長が鈍化する予想です。
現状では、成長余地があまりなくなって来ている事がわかります。
今後も成長を続けるには、
海外や、新規分野などの成長が必要かもしれません。
営業利益率（10%以上は欲しい）
最近下がり気味
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「エス・エム・エス」の営業利益率は13%くらいと減少中。
売上高の鈍化とともに、営業利益率からも少し事業成長が厳しくなっていることが伺えます。
今後は産業自体が上昇してくるという見方もありますが、
2021年度はコロナの影響が響いているようですね。
医療キャリア、海外事業の分野が、このご時世ですので、少し冷え込んでいます。
再成長できるかが株価の今後のカギを握る！
営業利益率も今後、復活傾向に期待できるかが投資判断の分岐点です。
EPS（一株当たり当期純利益）
EPSは連続で増加
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「エス・エム・エス」のEPSは上昇中。
連続で増加していますね。
個人的には2021年3月期のEPSは、
現状の進捗率から行くと、もう少し上振れしそうだと予想しています。
自己資本比率：高いほど良い（最低40%）
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
2021年は40%を超えてきそう
「エス・エム・エス」の自己資本比率は上昇中で、借入金の返済も進んでいます。
直近の決算だと自己資本比率は40%を超えており、１つの目安を突破しました。
財務的には問題なさそうです。
配当金（高いほど良い）
毎年1円ずつ増配
「エス・エム・エス」は表だとちょっとおかしいですが、毎年1円ずつ増配しています。
2021年3月期も9.5円と「増配を予定」しています。
配当性向が少ない事もあり、連続増配企業ですね。
配当性向：配当金÷EPS（儲けの何割を配当に出す？）
配当性向は15%以下が目安
「エス・エム・エス」の配当性向は連結では15%以下を目安で推移しています。
まだまだグロースするために利益を回していますね。
営業活動によるキャッシュフロー
安定的に黒字で現金を稼げる
「エス・エム・エス」の営業CFは安定黒字。
2020年3月期も売上や利益の成長率を考えれば、利益が伸びているため、キャッシュフローも増えていますね。
好材料です。
現金等はいくらあるか？（業績悪化の耐性）
現金もどんどん積み上がる
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金など」です。
「エス・エム・エス」の現金は近年は増加中です。
営業CFが伸びていまるなか、毎年一定水準は現金として積み上げられていることがわかります。
この部分からも業績が堅調なことが伺えます。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか？)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか？
2021年は7.5億くらいですね。
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「エス・エム・エス」は概ね毎年1億円ペースで配当金の支払いが上昇しています。
利益水準から、しばらくは今のペースを維持するのも難しくないですし、
今後どこかで自社株買いをしそうな気がしますね。
【まとめ】エス・エム・エスは「ITサービス」で高齢化社会を支えるインフラを提供する会社
今後の需要は高まるテーマ
エス・エム・エスの財務分析のまとめです。
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 配当利回り | ✕ | 0%台 |
| 売上高 | ▲ | 増加中だが 成長率低下 |
| EPS（1株利益） | ◯ | 増加中 |
| 営業利益率 | ◯ | 減少気味だが10％超え |
| 自己資本比率 | ◯ | 40%に上昇 |
| 1株配当 | ◎ | 連続増配 |
| 配当性向 | ◯ | 15%以下目安 |
| 営業CF | ◯ | 増加中 |
| 現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、2021年3月期の成長が鈍化していることが懸念とされますが、今後の高齢化社会の関連事業としてテーマとしては良いですね。
そのためPERが60倍と投資家から期待されているとも思います。
海外の機関投資家からもその点を期待されていますね。
「エス・エム・エス」の今後の株価は？今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】押し目なのか、迷う所
この記事の執筆時点では株価は3,415円。
一旦3,000円付近がサポートの目安で、上がるか下るかは、2021年4月28日の決算次第でしょうね。
高配当株ではないので、決算を待ってから投資判断をしても良いかもしれませんし、
良い決算が出るとおもうなら今のうちから買っても良いかもしれません。
※投資は自己責任でお願いします。
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