株式投資・金融知識

【売上成長率50%】「サイバーセキュリティークラウド(4493)」は「WEBセキュリティー」サービスを提供。業績も株価も好調。今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「DX時代のクラウド・セキュリティ」サービスを提供している
「サイバーセキュリティークラウド」の財務分析をしていきます。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

デジタル時代には「情報漏えい対策」が必須

先日、同企業の今後のポテンシャルをTweetしました。

「サイバーセキュリティークラウド」はWEBセキュリティー・ソフトウェアを提供している会社

収入はストック型のビジネスモデルなので安定感がある。
プラズマコイ

サーバ系のソフトウェアは1回導入されれば離脱しにくい

「サイバーセキュリティークラウド」の事業利益は主に「攻撃遮断くん」のサービスで生み出されています。
他に「WafCharm(AWSの運用)」も売上を伸ばしていますね。

「攻撃遮断くん」などに代表される「WAF(ワフ)」とは??

要するに「インターネット」→「WAF」→「あなたのパソコン」といった形で
パソコンとインターネットの間に入ることにより、悪いウィルスがパソコンに入らないようにするシステムのことを言います。

攻撃遮断くんのサイトよりイメージ図を引用

時価総額は調査時点で「282億」ということで小型株ですね。
PERは157倍と超割高といえます。かなり期待されています

今回は「サイバーセキュリティークラウド」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「サイバーセキュリティークラウド」の配当利回りを見る

プラズマコイ

無配の企業です。

「サイバーセキュリティークラウド」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。

  • 今後キャピタルゲインを狙えるか?
  • 今後の配当を期待できるか?

チェックしていきましょう。

「サイバーセキュリティークラウド」の売上(上昇トレンドであるか?)

プラズマコイ

売上成長率は毎年30%を維持

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「サイバーセキュリティークラウド」の売上は上昇中です。
2021年度はガイダンスでは49%と売上が再成長をする予想です。

1点気になるのは「攻撃遮断くん」のQonQ(1Qから2Q)の伸びが弱いことです。
そろそろ「攻撃遮断くん」の上昇余地が少なくなってきているのかもしれません。
今後に注目していきたいです。

「攻撃遮断くん」は月額1万円からはじめられてお手軽なのですが、その分単価が低いと言えます。
他で高い売上をだすサービスを織り交ぜていかないと今後の成長力が保てなさそうです。

「サイバーセキュリティークラウド」の営業利益率(10%以上は欲しい)

プラズマコイ

プラ転をする予定です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「サイバーセキュリティークラウド」の営業利益率は15%ほどです。

高い営業利益率ですが徐々に下がってきています。
事業拡大につれて様々なコストが発生しているものと思われます。

「サイバーセキュリティークラウド」は2020年12月に「ソフテック」を子会社化しています。
(脆弱性管理サービス「SIDfm」と「脆弱性診断」を提供する企業)
このあたりも営業利益率の悪化に絡んでいるのかもしれません。

ポテンシャルとしては営業利益率20%は狙える企業だとおもいます。
今後の企業マネジメントに期待したいと思います。

「サイバーセキュリティークラウド」のEPS(一株当たり当期純利益)

プラズマコイ

上昇傾向にある

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「サイバーセキュリティークラウド」のEPSは20円弱です。
まだまだこれからですね。利益もそれほど伸びていないです。

株価上昇のためには、今後も右肩あがりのEPSに期待したいです。

「サイバーセキュリティークラウド」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

プラズマコイ

自己資本比率は低下気味

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「サイバーセキュリティークラウド」の自己資本比率は44%程度です。
直近決算だと50%を超えていますが、2020/12時点でまだ総資産「14億円」が少ないです。

有利子負債もありますが、このあたりは適切にレバレッジをかけられていると思います。

今後は自己資本比率と共に、資産の増加にも注目していきたいです。

「サイバーセキュリティークラウド」の配当金(高いほど良い)

プラズマコイ

無配の企業です。

まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。

「サイバーセキュリティークラウド」の営業活動によるキャッシュフロー

プラズマコイ

2020年度がマイナスなのは良くない

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「サイバーセキュリティークラウド」の営業CFは停滞気味に見えます
2020年度はマイナスでした。

これは少し物足りないので2021年は営業CFは2億円くらいは行って欲しいと思います。
※ちょっと厳しいので現実的には1.5億〜1.7億円くらいでしょうか。

今までは赤字経営が続いていたのでマイナスの年もありましたが、
今後は毎年力強くプラス成長をしてくれるかと思います。

今後は営業キャッシュフローが安定的に成長していくかにも注目ですね。

「サイバーセキュリティークラウド」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

プラズマコイ

現金は順調に増加中

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「サイバーセキュリティークラウド」の現金は増加しています。
有利子負債で運営資金を確保しているといったところですね。

現金保有額は問題なしです。

「サイバーセキュリティークラウド」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

黒字転換の後は横ばい

「サイバーセキュリティークラウド」の当期純利益は2021年は33%の上昇予定です。
しかし見た感じでは横ばい感は否めません。

2億円突破が待たれますね。

【まとめ】「サイバーセキュリティークラウド」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業

プラズマコイ

まずは売上成長、そして利益成長を見ていきたいですね。

サイバーセキュリティークラウドの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高高成長中
営業利益率14%予想
EPS(1株利益)20円弱
自己資本比率40%台
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロー横ばい
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後トレンドになるサイバーセキュリティ業界。
競合も増えて激化することが予想できます。

どこかのカテゴリで1位にならないと、高利益の体質にはいけません。
激しいバトルが繰り広げられますが、競争に勝ち抜けるかがポイントになってきます。

一方「攻撃遮断くん」などは一度導入してしまえば解約されづらいサービスです。
サブスク銘柄として一定の安定感はビジネスモデルとしてはポジティブに評価していきたいです。

【チャートは?割安?】「サイバーセキュリティークラウド」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】業績がそこまで魅力的ではない

この記事の執筆時点(21/09/08)では株価は2,999円。
ここ数年の水準でみると右肩下がりです。

売上は成長していますが、利益などが少し物足りないということでしょう。
高いPERを許容するには、サプライズに近い決算をこなさないとこの株価は維持できませんね。

今は下落トレンドなので”売り”と考えています。

※投資は自己責任でお願いします。

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サイバーセキュリティークラウドは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。

サイバーセキュリティークラウドを1単元(100株)買おうとするとまとまった金額が必要になります。

初心者は少額で経験を積むのも良いと思いますので、そういった意味でも「SBIネオモバイル証券」はおすすめです。

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