プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「ホットリンク」の財務分析をしていきます。
ホットリンクは過去15年のSNSのビッグデータを保有し、データ分析を基にマーケティング提案をする企業です。
2013年のIPO組です。
もし今後、広告業界のトレンドがSNSになるのであれば、ホットリンク(3680)は注目企業になりそうです。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) October 5, 2021
僕の周りだとアーンドとオウンドの区別ができない人が多いので実感は沸かないですが、未来はわかりませんね? pic.twitter.com/OEMckKiRKR
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
SNSを制するものが今後のメディアを制する
SNSのデータを握るのがホットリンク
- 「ホットリンク」は「SNSマーケティング」と「SNSのデータを販売」するSNSマーケティング支援企業
- 「ホットリンク」の配当利回りを見る
- 「ホットリンク」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ホットリンク」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ホットリンク」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ホットリンク」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ホットリンク」の配当金(高いほど良い)
- 「ホットリンク」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ホットリンク」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ホットリンク」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ホットリンク」はSNSマーケティング支援をデータから分析して提案できる成長企業
- 【チャートは?割安?】「ホットリンク」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ホットリンク」は「SNSマーケティング」と「SNSのデータを販売」するSNSマーケティング支援企業
SNSマーケティングに必要なデータ、支援事業をサービス化
「ホットリンク」の事業利益はおもに「マーケティング支援」のサービスで生み出されています。
大きく3つのセグメントに分けれており、それぞれがほぼ均等の売上高ですね。
事業は3つの柱で成り立っていると言えます。
SNSマーケティング支援の具体的な内容は「クライアントの商品がたくさんの人に見られるようにする」です。
SNS上では”バズ”ると言ったりする一気に何万人にシェアをさせるようなものが派手な事例ですが、
少しずつでもフォロワーなどが増えてユーザーの閲覧数が増えれば認知に繋がり、売上にも繋がることにも繋がりそうです。
「ホットリンク」の主なSNSマーケティング支援事例
- SNSマーケティング支援を開始
- SNSでの言及数が増える
- 売上が伸びる
マーケティングを行うためにはビッグデータを「保有 → 解析 → 活用」の3ステップが必要です。
SNSマーケティングを支援する企業は数多くありますが、
成果を出せる企業はそれほど多くありません。
ビッグデータを保有し、分析・支援を長年行ってきたホットリンクには成果を出すための知見に先行者利益がありそうです。
ホットリンクの事業は3つ
- SNSマーケティング支援事業
SNSのマーケティングコンサル - クロスバウンド事業
越境EC支援(中国マーケティング)サービス - DaaS事業
SNSデータを蓄積し、そこへのアクセス権をAIデータを欲しい企業に提供
時価総額は調査時点では「97億円」と小型株ですね。
PERは57.07倍と割高な水準です。
今回は「ホットリンク」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出せるようになる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ホットリンク」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「ホットリンク」は現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ホットリンク」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は徐々に上昇中
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ホットリンク」は2021年売上が再成長する予定です。
ハイグロースとまでは言えない成長率ですが二桁成長を毎年続けている点は評価できます。
順調に成長していますね。
デジタルマーケティングはトレンドで今後の需要も強そうです。
「ホットリンク」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は安定しない。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ホットリンク」の営業利益率は3%ほど。
今は投資フェーズですね。赤字になったり黒字になったり揺れています。
現段階は営業利益を重要視するよりも売上を追っている時期にみえます。
「ホットリンク」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは低い水準
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ホットリンク」のEPSは10円程度です。
ほとんど利益がでてないのでEPSの数字も伸びませんね。
今後の伸びには期待したいですが、現状のでは大口顧客を獲得することで活路が見い出せそうです。
「ホットリンク」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い
「ホットリンク」の自己資本比率は2020年度終了時点では48%程度です。
資産規模が小さいので有利子負債を追加すると一気に自己資本比率が下がってしまいますね。
しかし大体の年では自己資本比率は40%以上を保てているので心配になるような財務ではないです。
自己資本比率はコントロールできていますね。
「ホットリンク」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「ホットリンク」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向
「ホットリンク」の営業CFは2019年はマイナスです。
しかしその年以外はプラスで、毎年営業活動での収支はプラスであることがわかります。
そして年々営業CFの金額は増加傾向となります。
調子よく伸びているので好印象です。
「ホットリンク」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は20億円ほど
「ホットリンク」の現金は2020年は20億円でした。
投資フェーズの企業なので現金が積み上がっていくことはないと思っていいでしょう。
事業規模が拡大するにつれて運営資金の必要額が増えていくため、事業に必要なぶんは保持する形になると言えそうです。
「ホットリンク」の当期純利益は上昇中か?
ここから利益を伸ばしていければ株価もあがる
「ホットリンク」の当期純利益は2021年では1.6億円でした。
今後は成長投資とのバランスをとりながら2億円、3億円と増加するは十分可能な企業です。
利益水準も徐々に底を切り上げているように見えます。
怖いのはまれに来る大赤字ですね。
【まとめ】「ホットリンク」はSNSマーケティング支援をデータから分析して提案できる成長企業
SNSマーケの流行g
ホットリンクの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | ー |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ▲ | 2% |
EPS(1株利益) | ✕ | 低い |
自己資本比率 | ▲ | 40% |
1株配当 | ー | ー |
配当性向 | ー | ー |
営業キャッシュフロー | ◯ | 近年は横ばい |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評として、売上成長率、当期純利益が重要なKPIですね。
配当はだしてないのでキャピタルゲインを狙う銘柄です。
SNSマーケティングの需要がが今の広告トレンドから覇権を取れるかはわかりません。
しかしSNS全盛の時代であることも事実で面白い銘柄かと思います。
【チャートは?割安?】「ホットリンク」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】500円ぐらいで耐える傾向がある
この記事の執筆時点(21/10/06)では株価は563円。
チャートしては500円の直近安値で反発しています。
今は手出し無用な株で、好決算がでてきたら乗りたい銘柄かと思います。
個人的にはSNSマーケが次世代のマーケティングとして主流になればこの会社がかなり成長するでしょう。
※投資は自己責任でお願いします。
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ホットリンク自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
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【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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