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【配当利回り4%】「マクニカ・富士エレホールディングス(3132)」は電子部品の商社。将来性は?投資すべき?【高配当株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「マクニカ・富士エレHD」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

「マクニカ・富士エレHD」は電子部品であるICチップを中心商材とした商社企業です。
2015年4月、株式会社マクニカと富士エレクトロニクス株式会社が合併して出来た企業ですね。

事業内容としては「ICチップの卸売り」「ネットワーク機器の販売やインフラ敷設」を行っています。

一言で言うとICチップ商社ですね。
半導体関連銘柄と言えます。

半導体不足のうちは好業績を続けられるでしょう。

プラズマコイ

業績好調で、一時的?に高配当化しています

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「マクニカ・富士エレHD」は集積回路(ICチップ)・電子デバイスの商社

集積回路(ICチップ)の卸売り事業がメイン事業

ICチップの商社事業がメインですね

「マクニカ・富士エレHD」の事業利益は主に「ICチップなどの商社事業」から生み出されています。

メインセグメントは「集積回路及び電子デバイスその他事業」です。
ICチップを「半導体製造装置などの産業装置」「自動車関連」「通信インフラ関連」など各種産業に向けて販売しています。

その他ネットワーク機器の販売やシステム導入も行っています。

「マクニカ・富士エレHD」は集積回路(ICチップ)をメイン商材とした商社。
半導体の需要によって業績が上下する。

現在は国内事業が半分ほどで、中国など海外でも事業を展開しています。

マクニカ・富士エレHDの事業は2つのセグメント

  1. 集積回路及び電子デバイスその他事業
    パソコンなど電子機器に使われるICチップの仕入れ販売
  2. ネットワーク事業
    データセンターや企業のネットワークシステム、セキュリティシステムを構築

時価総額は調査時点で「1,530億円」ということで中型株ですね。
PERは6.4倍と一般的には割安水準です。

今回は「マクニカ・富士エレHD」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「マクニカ・富士エレHD」のPER推移を見る


過去のPERから見ると割安に見えます。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「マクニカ・富士エレHD」の今のPERは6.4倍。
過去の推移をみると割安なレベルです。

一時的に業績がよいのでPERが低くなっているように見えますので、
相場が良ければもっと買われる可能性がある水準ですね。

「マクニカ・富士エレHD」の配当利回りをみる

利回りは概ね2〜4%ほどですね

「マクニカ・富士エレHD」の配当利回りは直近の予想だと4.1%です。

業績好調でで配当利回りもあがっています。
高配当株と言ってもよいですね。

しかし近年は2%から3%だったので、
配当利回りが4%になっている場面は一時的かもしれません。

「マクニカ・富士エレHD」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は横ばいです。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「マクニカ・富士エレHD」の売上は右肩あがりです。
2022年は過去最高の7500億円の業績予想です。

FA機器、半導体装置や医療設備などの需要が高く好調のようです。

「マクニカ・富士エレHD」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)

営業利益率は上昇中です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「マクニカ・富士エレHD」の営業利益率は4%です。

商社なので営業利益率は低めですが、直近の営業利益は4%ほどまで上昇しています。
半導体など、電子部品が不足しており需要が高いことがわかります。

「マクニカ・富士エレHD」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは2022年に一気に上昇予想

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。

「マクニカ・富士エレHD」の2022年のEPSは377円と上昇予想です。
EPSは安定しませんが2022年は当たり年になりそうです。

「マクニカ・富士エレHD」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は52%ほどです。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「マクニカ・富士エレHD」の自己資本比率は52%程度です。
有利子負債もありますが50%以上の自己資本比率になっています。

財務力としては十分合格点ですね。

有利子負債を返済しており自己資本比率は上昇傾向にあります。

「マクニカ・富士エレHD」の配当金(上昇傾向か?)

配当金は業績連動ですね

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「マクニカ・富士エレHD」は歴史的には配当維持の企業ですね。
長らく1株配当50円を続けていました。

2022年は業績好調で、1株100円と2倍へと増配の予定です。
そのため配当利回りが4%まであがっています。

「マクニカ・富士エレHD」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は30%が目安です。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「マクニカ・富士エレHD」の配当性向は30%が目安です。
配当性向は低めです。

配当性向は30%以上〜50%あたりのようです。

利益がでたら配当性向30%目安で増配を行う配当政策のようです。

「マクニカ・富士エレHD」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFはプラ転しています

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「マクニカ・富士エレHD」の営業CFはプラス。
2020年までは赤字でしたがプラスに転換してからは大幅に営業CFもプラスになっています。

今後がどうなるか営業CFの推移には注目していきたい企業です。

「マクニカ・富士エレHD」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)


現金は増加中です。

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」もの。
貯めすぎは良くありません。

「マクニカ・富士エレHD」の現金は2021年終了時は254億円程度です。

営業CFがプラスのうちは良いですが、マイナスになる場面だと有利子負債などで資金調達が必要になりますね。

少々心配な部分がありますので、現金保有額の推移は四半期ごとの決算でチェックしていきたい企業です。

「マクニカ・富士エレHD」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)


配当総額は横ばい傾向

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

「マクニカ・富士エレHD」の配当総額は概ね横ばい傾向です。
ここまでは配当維持で配当としてはあまり増えていません。

2022年は増配予想なので増加するでしょう。

「マクニカ・富士エレHD」の当期純利益は上昇中か?


2022年は過去最高の予想です

「マクニカ・富士エレHD」の当期純利益はここ2年は好調ですね。
2022年は昨対で116%と大幅に増加する予想です。

業績は非常に好調です。

売上高、利益率が増加しており、利益にも好インパクトを与えています。

【まとめ】「マクニカ・富士エレHD」は業績が絶好調の高配当株

プラズマコイ

今後の半導体需要により業績がかわるでしょう。

マクニカ・富士エレHDの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4.1%
売上高上昇
EPS(1株利益)377円
営業利益率4.6%へと上昇
自己資本比率52%
1株配当横ばいから一気に増加
配当性向30%〜50%目安
営業CFプラス推移
現金など若干心配

総評としては、売上、利益が好調の高配当株です。

営業CFと現金保有額に多少の心配があるので四半期ごとに財務力のチェックは行いたい企業ですね。

業績は好調でその分配当があがっているので、今後の半導体不足がどこまで続くかで業績が左右されそうです。

「マクニカ・富士エレHD」の今後の株価は?買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】チャートが下落気味

この記事の執筆時点では株価は2,474円。

業績は好調ですが、少々チャートが怪しいです。
レンジ相場でうわ抜ける可能性もありますが、いまは若干下落気味なので、相場がよくなっってから買っても良さそうです。

いまは買いづらい状況ですね。

※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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