プラズマコイです(^^)
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今回は「加賀電子」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「加賀電子」は電子部品を中心とした商社企業です。
半導体などの電子部品、パソコンなどの情報機器を中心に商社ビジネスを展開しています。
他には電子機器の製造を受託するEMS事業も展開しています。
配当も概ね増配傾向で業績は好調な企業ですね。
加賀電子 (8154)は電子部品の商社?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) March 16, 2022
半導体などの電子部品、パソコンなどの情報機器を中心に商社ビジネスなどを展開しています?⚙️
概ね増配傾向で配当利回りも3~4%と高い高配当銘柄です??
業績好調で、高配当株としても魅力です
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「加賀電子」は電子部品、情報機器の商社
- 「加賀電子」のPER推移を見る
- 「加賀電子」の配当利回りをみる
- 「加賀電子」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「加賀電子」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「加賀電子」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「加賀電子」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「加賀電子」の配当金(上昇傾向か?)
- 「加賀電子」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「加賀電子」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「加賀電子」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「加賀電子」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「加賀電子」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「加賀電子」は安定成長の割安高配当株
- 「加賀電子」の今後の株価は?買い時かを予想する
「加賀電子」は電子部品、情報機器の商社
電子部品の販売やEMSを中心にビジネスを展開しています
「加賀電子」の事業利益は主に「電子部品の事業」から生み出されています。
電子部品・半導体を国内外から調達して販売するほか、
市場に無い部品を依頼されれば自ら作ることができるEMS事業を行っています。
部品以外にもパソコンなどの情報機器の仕入れ、販売も2番目の柱となっています。
現在は国内での事業が半分ほどで、アジアや北米・欧州でも事業を展開しています。
加賀電子の事業は4つのセグメント
- 電子部品
半導体および一般電子部品の販売
EMS(電子機器の製造を受託)を通じた開発・製造・販売 など - 情報機器
パソコン、PC周辺機器、各種家電、写真・映像関連商品およびオリジナルブランド商品などの販売 など - ソフトウェア
CG映像制作、アミューズメント関連商品の企画・開発 など - その他
エレクトロニクス機器の修理・サポート、アミューズメント機器の製造・販売、スポーツ用品の販売 など
時価総額は調査時点で「849億円」ということで中型株ですね。
PERは6.6倍と一般的には割安水準です。
今回は「加賀電子」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「加賀電子」のPER推移を見る
過去のPERから見ると割安感はありません
「加賀電子」の今のPERは6.6倍。
過去の推移をみても、今の水準は平均レベルです。
PER的には常に一桁で、割安で放置されつづけている銘柄ということがわかります。
「加賀電子」の配当利回りをみる
利回りは概ね3〜4%ほどですね
「加賀電子」の配当利回りは直近の予想だと3.7%です。
近年は業績が好調で配当利回りもあがっています。
高配当株と言ってもよいですね。
「加賀電子」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばいです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「加賀電子」の売上は右肩あがりです。
2019年に同業の富士通エレクトロニクスを子会社化して売上高を拡大しています。
その後も堅調に売上を伸ばしていっています。
「加賀電子」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は上昇中です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「加賀電子」の営業利益率は3%です。
商社なので営業利益率は低めですが、IT部品ということで3%ほどは保てています。
現在は営業利益率があがっており、電子部品の需要が高いことがわかります。
「加賀電子」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中です。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「加賀電子」のEPSは2022年のEPSは457円と上昇。
EPSは高い水準で上昇中です。
EPSの伸びとしては順調ですね。
「加賀電子」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は38%ほどです。
「加賀電子」の自己資本比率は38%程度です。
近年は有利子負債を増やしており、自己資本比率は下落中です。
事業規模が拡大したので、有利子負債で現金を増やし当面の事業資金とした形でしょうか。
財務的なリスクは高まっているので、今後の自己資本比率の推移には注目したいところです。
「加賀電子」の配当金(上昇傾向か?)
配当金は増配傾向です
「加賀電子」は増配傾向の企業ですね。
2020年は減配をしていますので業績連動の要素がありそうです。
2022年は業績好調で、1株110円と大幅増配の予定です。
そのため配当利回りがあがっていますね。
普通配当は80円でそれ以上は業績によって特別配当として拠出する方針のようです。
「加賀電子」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%が目安です。
「加賀電子」の配当性向は30%が目安です。
配当性向は低めで増配余地もありますね。
しかし無理をしているという水準ではなく、今後も配当を維持してくれそうな気配です。
過去の推移をみていると高くても配当性向は35%以下にとどめたいといった形です。
「加賀電子」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはたまにマイナス
「加賀電子」の営業CFは概ねプラスです。
2019年はマイナスですが2020年に200億円ほどあり、期がズレた形にみえます。
近年の平均で見ると毎年100億円の営業CFがある企業です。
営業CFは安定している企業ですね。
「加賀電子」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です。
「加賀電子」の現金は2021年終了時は443億円程度です。
近年は事業規模が大きくなってきたためか有利子負債で手元の現金を増やしています。
年々現金が増えており、今後の事業投資やM&Aの準備をしているのかもしれませんね。
「加賀電子」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は右肩あがり
「加賀電子」の配当総額は概ね右肩あがりですね。
年々増配を続けている企業で配当総額は順調に伸びていっています。
特に近年は半導体需要があり業績&配当金も順調に増加していますね。
「加賀電子」の当期純利益は上昇中か?
2022年は過去最高の予想です
「加賀電子」の当期純利益は順調に上昇していきていました。
2021年も過去最高を達成し、2022年も連続で更新予想です。
業績は絶好調ですね。
半導体不足のなか、電子部品の需要が高まり、利益率があがり利益額も増加していますね。
【まとめ】「加賀電子」は安定成長の割安高配当株
業績は好調で低PER化している企業です。
加賀電子の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.7% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 457円 |
営業利益率 | ▲ | 3.6%と上昇 |
自己資本比率 | ▲ | 38% |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 30% |
営業CF | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 上昇中 |
総評としては、業績好調の高配当銘柄です。
業績を反映して株価も右肩あがりの企業です。
半導体不足が続く限り業績は高水準で推移するでしょう。
「加賀電子」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】業績は好調なので上昇余地あり
この記事の執筆時点では株価は2,957円。
利益も過去最高水準で株価も過去最高を目指して上昇中です。
株価は上昇傾向で2017年の高値の3,710円を目指して上昇中です。
決算もよく高配当なので、地合いがよければ高値を突破することも可能でしょう。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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