プラズマコイです(^^)
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今回は「DCMホールディングス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
DCMホールディングスは国内大手「ホームセンター企業」です。
全国に669店舗(2022年2月末現在)の店舗を展開する国内大手のホームセンター企業ですね。
ホームセンター企業や関連企業の買収による企業拡大も実施しており、
M&Aにも積極的な企業です。
DCMホールディングス(3050)はホームセンター型店舗を運営🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) June 24, 2022
ホームセンター「DCM」を中心にプロショップ型の「ホダカ」コンビニ機能を追加した「DCMニコット」などを展開しています🌟
近年はDIYに注力し業績成長を遂げています。
配当金も毎年微増ですが7年連続増配を継続中♪
安定増配株です🎏✔
DIY人気もありホームセンター事業は堅調のようです。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「DCMホールディングス」はインテリアを中心に4つのセグメントで事業展開
- 「DCMホールディングス」のPER推移を見る
- 「DCMホールディングス」の配当利回りを見る
- 「DCMホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「DCMホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「DCMホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「DCMホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「DCMホールディングス」の配当金(高いほど良い)
- 「DCMホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「DCMホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「DCMホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「DCMホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「DCMホールディングス」は7年連続増配の安定業績企業
- 【チャートは?割安?】「DCMホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「DCMホールディングス」はインテリアを中心に4つのセグメントで事業展開
DCMホールディングスの展開業態は3つ
- DCM
ホームセンター(旧ホーマック、旧カーマ、旧ダイキ、旧サンワ、旧くろがねやを統合)。
D2ケーヨーデイツーも持分適用会社。 - ホダカ
工具・金物・作業用品の専門店 - DCMニコット
小商圏型ホームコンビニ店
日用品・園芸用品、工具などを販売しているホームセンター事業が中心です。
「DCMホールディングス」の事業利益は「ホームセンター事業」で生み出されています。
DCMを中心としたホームセンター店舗が主力ですね。
今後は単なる内装の企業から、空間デザインも行うスペースクリエーション企業へと転換を図っていくことを宣言しており停滞気味の業績打破に向けて活路を模索しています。
また2022年2月に家電EC大手のエクスプライスの買収も発表されています。
時価総額は調査時点(22/6/21)で「1,619億円」ということで中型株ですね。
PERは8.0倍と一般的には標準水準です。
今回は「DCMホールディングス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「DCMホールディングス」のPER推移を見る
PER的には過去と比べると多少割安です。
「DCMホールディングス」の今のPERは8.0倍。
過去を見るとPER8倍は底水準です。
非常に割安感を感じる低さですね。
業績は堅調に推移していますが、株価は大きく動かないためPERが下がってきていいます。
これ以上は下がりにくいので買いやすい割安水準になっています。
「DCMホールディングス」の配当利回りを見る
配当利回りは3.3%と上昇中
「DCMホールディングス」の6/23時点の配当利回りは3.3%です。
配当利回りは上昇傾向です。
過去を見ると3.3%の利回りまであがっていることはなく投資妙味が増しています。
株主優待はグループ企業で使える買い物券
「DCMホールディングス」は株主優待としてグループ企業で使える買い物券が貰えます。
近くにお店がある方はラッキーですね。優待で買い物ができてしまいます。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 500円 ※3年保有で2,000円 |
500株 | 1,000円 ※3年保有で3,000円 |
1,000株 | 2,000円 ※3年保有で5,000円 |
「DCMホールディングス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「DCMホールディングス」の売上は横ばい傾向です。
2023年はエクスプライズの買収分が上乗せされている関係で二桁成長を遂げていますが基本的には成熟企業ですね。
今後の成長のカギもM&Aが重要になってきそうです。
「DCMホールディングス」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は6%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「DCMホールディングス」の営業利益率は6%ほど。
営業利益は上昇傾向ですね。
営業利益はコメリ(8218)やジョイフル本田(3191)と比較すると多少見劣りしますので、
簡単ではないでしょうが、もう少し効率化を進める余地もあるでしょう。
「DCMホールディングス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「DCMホールディングス」のEPSは上昇中です。
1株の価値は上昇中と言えますね。
概ね右肩あがりで成長しており業績推移は問題ないと言えるでしょう。
定期的に自社株買いも実施されています。
「DCMホールディングス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は53%程度です。
「DCMホールディングス」の自己資本比率は53%程度です。
有利子負債が年々減少しており、自己資本比率は上昇傾向です。
財務の安定度が年々増しています。
少しずつですが着実に自己資本比率が上昇しているので問題ないですね。
「DCMホールディングス」の配当金(高いほど良い)
7年増配傾向の安定増配企業です
「DCMホールディングス」は7年連続増配を達成している増配企業です。
毎年1円ずつ増配を重ねています。
2023年も1円増配で1株33円と8年連続増配を継続する見込みです。
大幅に増配できているわけではないですが、安定増配株として検討した企業です。
「DCMホールディングス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は25%程度
「DCMホールディングス」の配当性向は25%です。
配当性向的には市場平均並みか少し下といったところです。
連続増配を維持していくためか、毎年1円ずつ配当金を増やしている部分もあり、配当性向としては低めの水準になっています。
減配リスクは少ない企業といえるでしょう。
「DCMホールディングス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定プラスです。
「DCMホールディングス」の営業CFは安定プラスです。
2022年は仕入れによる在庫増加で営業CFはマイナスになっていますが、1年であれば問題ないでしょう。
長期で見ると安定的にCFはプラスで近年は増加傾向です。
前回、営業CFがマイナスとなった年も前年は400億円以上の営業CFでしたね。
「DCMホールディングス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は減少傾向
「DCMホールディングス」の現金は2022年で441億円程度。
2021年は799億円もの現金がありましたが、
金余りになったのか2022年は有利子負債の返済を多めにしており現金は減少しています。
しかし2019年の水準からみると大幅に増加しているので現金保有額としては問題ないでしょう。
「DCMホールディングス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定上昇です。
「DCMホールディングス」の当期純利益は毎年のように上昇しています。
2021年、2022年に続き2023年も過去最高を更新見込みです。
業績は好調のようですね。
巣ごもり需要が一服したいま、今後の成長余地が乏しいと見られるホームセンター業界だけに今後の戦い方にも注目したいですね。
【まとめ】「DCMホールディングス」は7年連続増配の安定業績企業
成長のカギはM&Aでしょうか。
DCMホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 3.3% |
売上高 | ◯ | 上昇 |
営業利益率 | ▲ | 6% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ◯ | 上昇中 |
1株配当 | ◯ | 7年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 25% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 概ねプラス |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、安定業績のバリュー株ですね。
業績は伸び悩みという印象ですが今後も上手くM&Aを実施できれば少しずつ事業拡大ができるでしょう。
毎年1円ずつではありますが、7連続増配も嬉しいところです。
株主還元意識は高めで、今後もイレギュラーなことがなければ連続増配記録は伸ばせるでしょう。
【チャートは?割安?】「DCMホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】長期的には株価は横ばいです
この記事の現時点(22/06/21)では株価は1,031円。
株価はコロナショック後はDIYなど巣ごもり需要で一時的に増加しています。
現在は需要も一服しもとの位置まで株価がもどってきました。
ある意味”定位置”に来ており株価は値ごろ感がでてきています。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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