プラズマコイです(^^)
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今回は「DTS」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
DTSは「総合ITサービス企業」です。
金融・保険業の企業を中心に、大手企業のシステムコンサル・導入・開発を行っています。
業績は右肩あがりでで堅調に推移しています。
近年はゼロベースで開発するというより、パッケージを導入し、各企業ごとへの個別アプリを開発する案件が増えているようです。
また、ユーザー企業の内製化が進んでいるということで、基盤システム以外は企業内の情報システム部門で賄うという時流も感じます。
DTS(9682)は総合ITサービス企業🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) June 26, 2022
金融・保険業を中心に大手企業に対してシステムインテグレーション事業を展開しています💻
業績は堅調で右肩あがり🏋🏾♂️
8年連続増配を継続中です💰📈
配当利回りも約4%と高配当株としても注目です♪
今後はAIなどデータ活用の技術力にも注目です🎏
世間的に需要が高いDX関連の事業を展開しており
業績は右肩あがりです。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「DTS」は大企業へのシステム導入・開発を行う大手SIer
- 「DTS」のPER推移を見る
- 「DTS」の配当利回りを見る
- 「DTS」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「DTS」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「DTS」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「DTS」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「DTS」の配当金(高いほど良い)
- 「DTS」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「DTS」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「DTS」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「DTS」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「DTS」は12連続増益の業績・財務盤石な企業
- 【チャートは?割安?】「DTS」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「DTS」は大企業へのシステム導入・開発を行う大手SIer
DTSの主な事業セグメントは4つ(2022年時点)
- 金融社会
銀行業、保険業、証券業などの金融分野や、医療福祉、年金、自治体などの公共分野のお客様に対し、システムコンサルティング、システム開発および運用サービスを提供 - 法人ソリューション
小売・流通・航空・製造業など多様な業界の豊富な業務知識と開発実績 組込みシステム開発を主軸に、車載・医療分野のDX化を支援。 - 運用基盤BPO
システム運用の運用課題を解決。
BPOサービスとして業務支援や、業務改善の業務の自動化と業務プロセス改善を提案。 - 地域・海外等
地域子会社におけるニアショア開発。
海外子会社におけるオフショア開発、グローバル展開する日系法人企業のお客様へSIサービス提供など
※2023年から新セグメントに変更
システムインテグレーション事業を展開しています。
「DTS」の事業利益は「システム開発・運用保守」で生み出されています。
金融・保険・情報通信業の業界に属する企業をメイン顧客として、大企業向けのシステムインテグレーションを展開しています。
コンサルティングからシステム開発、マネジメントサービスまでをワンストップで提供できる総合ITサービス企業ですね。
日本もIT投資は活発になっており、情報システム産業は全体的に好業績ですね。
時価総額は調査時点(22/6/24)で「1,492億円」ということで中型株ですね。
PERは17.2倍と一般的には少し割高水準です。
今回は「DTS」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「DTS」のPER推移を見る
PER的には過去と比べると多少割高です。
「DTS」の今のPERは17.2倍。
過去を見ると標準か割高水準です。
業績は堅調に推移していますがPER的には少し割高感があります。
「DTS」の配当利回りを見る
配当利回りは3.95%と上昇中
「DTS」の6/24時点の配当利回りは3.95%です。
配当利回りは上昇傾向です。
2023年は記念配当があるため、配当利回りが4%近くになっています。
一時要因なため、高い配当利回りにつられて買うと痛い目にあうかもしれません。
「DTS」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「DTS」の売上は上昇傾向です。
2023年も売上は成長予想で、1000億円の大台に到達する勢いです。
売上は右肩あがりですね。
「DTS」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は11%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「DTS」の営業利益率は11%ほど。
営業利益は高い水準です。
IT系のビジネスをしており、営業利益率は高くなっています。
特にここ5年で営業利益率は11%と高くなっており利益率が高いビジネスを展開できています。
「DTS」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高を連続更新中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「DTS」のEPSは上昇中です。
2023年のEPSも安定の過去最高を更新予定です。
自社株買いも毎年実施しており、株主還元意識の高い企業です。
「DTS」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は78%程度です。
「DTS」の自己資本比率は78%程度です。
無借金経営を続けており、財務力は盤石です。
長年続けている高い自己資本比率は財務基盤の不安を微塵も感じさせません。
自己資本比率に問題はないでしょう。
「DTS」の配当金(高いほど良い)
8年連続増配を継続中です。
「DTS」は8年連続増配を達成している増配企業です。
2023年は創立50周年の記念配当で配当金も大きく増配しています。
50周年にちなんで自己株も50億、記念配当も50億と粋な図らいです。
ビジネスの安定さを感じます。
記念配当があり、2023年は1株120円と大幅に増配予定です。
「DTS」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%程度
「DTS」の配当性向は40%弱でした。
配当性向的には高くはないですね。
2023年以降の配当性向は50%以上、総還元性向は70%以上と利益のほとんどを株主に還元する意向を示しています。
株主還元意識の強い企業だと言えるでしょう。
「DTS」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的にプラスを維持しています。
「DTS」の営業CFは安定推移です。
安定的な営業CFの推移は既存顧客の安定需要の証です。
一度参入した企業を離さず、運用保守のみならずシステムの追加・改修や置き換えを行うことで、底堅い業績推移を遂げていることが予想できます。
近年はクラウド化やセキュリティレベルの向上などIT需要が高く現金創出力も旺盛のようです。
「DTS」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向
「DTS」の現金は2022年で458億円程度。
総資産は791億円ほどで、現金比率は57%と高い現金比率です。
業績成長中で、財務力も盤石な好調企業ということでPERが17倍程度は十分許容できるでしょう。
単純に現金保有額も右肩あがりで増加しており順調に経営がなされていると思います。
「DTS」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は12年連続で上昇中です。
「DTS」の当期純利益は12年連続と常に上昇しています。
2023年も上昇予定で、13年連続増益を達成見込みです。
これだけ連続で利益が上昇し続けている企業も珍しいですね。
【まとめ】「DTS」は12連続増益の業績・財務盤石な企業
成長力・財務力と共に隙がない企業です
DTSの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.9% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◯ | 11% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ◎ | 上昇中 |
1株配当 | ◯ | 8年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 50% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定プラス |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、安定成長中、財務安定の成長企業です。
トレンドのITサービス企業で、各社活発なDX関連企業として今後の需要も十分見込めます。
無借金経営で、自己資本比率も高く、攻守の両面で高い数値をだしている魅力的な企業ですね、。
【チャートは?割安?】「DTS」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】そろそろ安値付近です。
この記事の現時点(22/06/27)では株価は3,070円。
株価はここ5年の推移をみると明らかに右肩あがりです。
毎年利益が伸びており、株価は絶好調ですね。
記念配当の影響でこれだけ株価があがっても配当利回りは3.9%と高い水準です。
記念配当後も配当性向を引上げ継続的に高配当を維持できそうなところも好感されているようです。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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