プラズマコイです(^^)
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今回は売上高(売上)について解説してきます。
売上高は企業が活動を行うなかで最も多くの人が気にする数字です。
一般的に最もおなじみの数字でしょう。
経営者の言葉で「売上はすべてを癒す」という格言もあるほど、売上高は企業にとって重要な数字になります。
売上高の高さは、経済活動の寄与度もたかいことから、企業の存在価値とも直結します。
超大企業ともなると、業績が悪化しても政府からの救済が入ることもあります。
倒産されると経済が停滞してしまうためですね。
【企業分析】「売上高」について 🎏✔
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) September 28, 2022
企業にとって「売上高」はとても大切な数字です。
会社員の数字目標(KPI)にも設定されることが多いですね。
投資家の観点からは・・・
「売上高の推移」
「営業利益率、キャッシュフローと合わせてみる」
これらの視点も大切ですね🎏👆
今回は、企業業績を評価する時、真っ先に見られる「売上高」について、どんな意識で見ていけばいいかを解説していきます。
また、売上高と合わせて見ていきたい別の数字も紹介していきます。
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売上は上昇傾向がベストですが、それだけではダメだということに注意しましょう。
「売上高だけ上がっていればそれだけで良い」…とはならないのが会社経営の世界です。
投資家としてどのように見ていけばいいのでしょうか、学んでいきましょう。
企業分析の指標解説はシリーズ化していきます。
#企業分析の指標 ←ほかの解説はこちらから
売上高とは?
商品を売った分だけ積み上がるのが「売上高」です。
売上高は「商品を販売した時にもらったお金の合計額」のことです。
売上高を見る上でポイントにしたいのは「一番大きな数字」というところでしょう。
売上高は「損益計算書」という、一定期間の企業の収支を記される決算書のなかで、多くの場合に「最も大きな数字」になります。
単純に考えても「売上1兆円企業!」という響きを聞くと凄そうな企業イメージになりますね。
多くの企業は売上という実績を消費者のイメージに繋げ、ブランド化していくことにより、さらに売上を伸ばすという好循環を目指しています。
売上高は「企業が経済をまわした結果」
例えば「年商1兆円企業」と言われる企業は、1年間に1兆円の売上をあげる企業のことを指します。
売上高はその企業を通じて経済活動が行われた結果を示す数字です。
経済活動の観点から「たくさんの企業が、たくさんものを消費者に買ってもらう」活動をを行うと、売上高が上がります。
多くの企業の売上があがるとGDPもあがって経済活動が活性化されますね。
そのため、売上高があがっているということは、その分「企業が人々の役に立っている」といえるでしょう。
売上高と利益の違い
企業が存続するためには、利益も必要です。
会社経営には「売上高」のほかに「利益」という言葉もあります。
利益は、その会社がどれだけ儲かったかを示す指標です。
つまり「売上」がどれだけ上がっていても「利益」があがらなければ儲かっているとはいえません。
多くの企業活動の目的は「どれだけたくさん儲けられるか?」と言っても過言ではないでしょう。
そのため「売上」と「利益」は両天秤にしつつも両立をすべき数字とされています。
もっと言うなら、売上が高くても赤字続きでは企業はいつか存続できなくなってしまいます。
場合により、売上よりも利益のほうが重要と考えられる場合も多いです。
売上高があがれば、株価はあがるの?
企業の”フェーズ”によって異なる場合が多いです
企業の株価上下は、世界情勢など、企業の業績以外の要因でも行われますす。
それでも”企業の業績(決算が良けれ長期的に株価はあがる”と言われています。
では”決算が良い”というのはどのような状況でしょうか?
良い決算の定義は人による部分もありますが、企業のフェーズによって変わるものです。
主な例としては以下があります。
- 成長企業…売上上昇が求められているので株価は上がりやすい
- 成熟企業…売上上昇よりも、利益をもとめられやすいので、売上上昇だけでは株価はあがりにくい
結論として、成長企業は「売上が上がるほど、株価はあがりやすい」と言えるでしょう。
毎年30%の売上成長率を続けている企業であれば、ある程度の期間は赤字でも問題ない場合が多いです。
売上高と一緒に見たいチェック項目3選
売上高と一緒に見たい項目を紹介します。
売上高を見るだけでは、企業の業績を見極めるのがなかなか難しい部分があります。
そのため、売上高と合わせて見ておきたい3つの項目を紹介します。
- 営業利益率…企業が本業で儲かりやすいビジネスを展開できているかを確認
- 営業キャッシュフロー…企業が営業活動で得た現金
- 当期純利益…企業の最終利益
これら3つの項目については別の記事でも詳しく紹介できたらと思いますが、
「売上高」だけではその企業の良し悪しが判断できない場合も多いので、常に一緒に確認したい項目ですね。
売上高の確認は企業分析の第一歩
まずは企業の売上が伸びているかをチェックしましょう。
最後にまとめです。
今回は「売上高の見方」について簡単に解説しました。
企業業績を分析する「ファンダメンタルズ分析」を行う上で第一歩になる項目が「売上高」です。
まずは自分の興味がある企業の売上高があがっているか、下がっているかを見て
売上が減少傾向の企業は買わないようにするだけでも、投資の勝率はあがるでしょう。
この記事のまとめ
- 売上高は「企業が経済をまわした結果」
- 売上高は「儲かった」金額ではない。儲かった金額は「利益」
- 売上高が株価に直結しやすいのは「成長企業」
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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