株式投資歴7年のプラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回は高配当株を買う時に絶対に購入を避けたい「罠銘柄」について紹介していきます。
※このコンテンツは投資家バクさんのYouTube用に作成したコンテンツになります。ぜひ動画も御覧ください
罠銘柄の特徴やチェックポイントを紹介したあと、
もしかしたら罠銘柄かもしれない高配当株3選を紹介していきます。
高配当株に必須の「罠銘柄」について学びましょう
🎏 罠銘柄を掴まないための5つのチェック㌽ 🎏
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) April 6, 2023
ダイヤモンドZai4月号にTOPIX採用銘柄の中で
「配当利回り5%超の高配当株が過去最高レベルの数」と書かれていました🎏💥
日本株で高配当株が続出の背景には2つの理由があります💡
・経済回復が進み好業績
・近年、株主還元が積極化… pic.twitter.com/hGiBFvxFvV
長期で高配当株ポートフォリオを作るためには、
罠銘柄を見抜く力は重要ですね!
株式市場の全体が好調なときは全体的に罠銘柄が増えてくるもので、
「ダイヤモンドZAI4月号」で、今は配当利回り5%の銘柄数が過去最高と紹介されていました。
その中にはおそらく「罠銘柄」も数多く存在するため、うっかり掴まないように気をつけたいです。
- 高配当株投資で避けたい「罠銘柄」とは?
- 買ってはいけない「罠銘柄」の条件
- もしかして罠銘柄? 話題の超高配当株3選
高配当株投資で避けたい「罠銘柄」とは?
今は高配当株でも、今後大きな減配をする可能性がある銘柄を「罠銘柄」と言います。
高配当株は減配をすると配当利回りが下がります。
その結果、高配当株としての魅力が少なくなり株価が下がる傾向がありす。
配当利回りが極端に高い企業は、今後の業績悪化が織り込まれた株価であるため、
配当利回りが高くなっている可能性があります。
【罠銘柄を避ける】 配当利回り目安
配当利回りから罠銘柄の可能性を推察します
【配当利回り別】罠銘柄の警戒度
- 配当利回り6%以上
今後、大きな減配になる可能性が高い - 配当利回り5%台
今後、減配になる可能性が高い - 配当利回り3.5%〜4.5%台
今後、減配になる可能性がそこそこある - 配当利回り3.5%未満
今後大きな減配になる可能性は低め
【罠銘柄を避ける】5つのチェックポイント
5つのチェックポイントで「罠銘柄」の可能性を調べます。
【罠銘柄を避ける】 5つのチェックポイント
- ◯◯ショックで減配していないか?
過去の経済危機で減配していない、もしくは減配幅が小さい
※コロナショック(2020年)、リーマンショック(2008年) - 売上・利益が上昇傾向か?
業績が上昇傾向ならOK👌 減配リスクは下がります - 利益率は高いか?
営業利益率10%以上なら高評価✨ 高収益で配当金も維持しやすい - 特別・記念配当が含まれてないか?
よくあるのがコレ👆 今年限りの記念配当が含まれている💰 - 配当性向は高すぎないか?
配当性向70%以上は要注意💥 少しの業績悪化で減配につながる可能性
もしかして罠銘柄? 超高配当株3選
SNSやNISAランキングでよく見かける人気の高配当株を3つ紹介します。
配当利回り6%を超える人気の高配当株を紹介していきます。
これだけの配当利回りだと、減配リスクが高い「罠銘柄」の確率が高くなってきますね。
配当利回り6%を超える人気の高配当3選
- 日本たばこ産業 (2914)
- 日本製鉄 (5401)
- 商船三井 (9104)
以下、詳しく解説していきます。
※配当利回りは23/4/14時点になります
日本たばこ産業 (2914) 配当利回り6.7%
国内で唯一のタバコ製造会社です。
日本たばこ産業(JT)の主要事業は名前の通りです「たばこ事業が売上の9割」ですね。
海外売上比率は年々上昇しており70%超えもポイントです。
今後の事業展望ですが、
たばこの販売本数は減少傾向で、国内市場は縮小で海外に活路を見出す形です。
日本たばこ産業については詳細記事を書いております。
日本たばこ産業 (2914) のリスク要因は喫煙率
日本たばこ産業は、高配当株投資家に大人気ですが、世界の喫煙率は低下傾向で、今後の業績は懸念点があります。
日本たばこ産業 (2914) にはロシアリスクがある
日本たばこ産業はは政府が約3割の株を保有しています。
政府の意向によりロシア事業から撤退する可能性があると思います。
その場合、減配になる可能性が非常に高く、株価も大きな下落が予想されますね。
【事業が強い】利回りが高い「たばこ株」にはチャンスもある
たばこの健康被害・衰退可能性は昔からいわれていましたが、有名なシーゲル教授の本で、実はハイテク株よりもリターンが高かったという結果もあります。
人気ながら、中毒性が高く値上げをしやすい強い事業をもっているため、今後も高いリターンをもたらす可能性もありますね。
日本製鉄 (5401) 配当利回り:6.01%
国内最大の製鉄会社です。
日本製鐵の主要事業は、製鉄業が利益の9割です。
製鉄業なので、自動車、土木・建設業界の動向に業績は連動する傾向があります。
しかし、自動車、土木・建築業界は成熟した産業で底堅い需要が見込めます。
長期で見ると底堅い業績で推移すると見られていますね。
事業展望としては
今後は「高付加価値商品を増加し➔値上げ」を行い高利益率の製品を増加する見込みです。
日本製鉄 (5401)のリスク要因は配当の上下が激しい点
日本製鉄を高配当株として見た場合、配当金・配当利回りが全く安定せず、安心して長期保有には向かない企業といえます。
仮に”今の業績が今後10年以上維持できるなら”配当も維持が期待できるため、配当利回り6%は超お買い得です。
しかし過去の実績を見ると、どこかで大幅減配が懸念されます。
長期保有の高配当株としては買いづらい企業と言えます。
商船三井 (9104) 配当利回り:16.00%
国内2位の海運会社です。
主要事業は海運です。
ここ2年はコンテナ船の運賃が上昇でで大幅増益!
配当利回りは驚異の16%となっていますね。
事業展望は利益の安定化が課題です。
非海運事業・安定収益の事業へ積極投資していく方針です。
商船三井 (9104) のリスク要因はコンテナ運賃の下落
最近、コンテナ運賃が下落中です。商船三井など海運の利益を押し上げた背景なので今後は減収・減益が見込まれます。
コンテナ運賃の価格は下げ止まっておらず利益予想が不可能なところもリスク要因です。
下限の1株配当を150円としており、配当利回りは4%を維持できる見込みなのはポジティブ要素です
それでも「運賃下落→悪決算」で株価が大きく下がる可能性あり大きな含み損を抱えるリスクがありますね。
【まとめ】配当利回りが高い企業は罠銘柄の可能性!
高すぎる高配当株には気をつけましょう
高配当株は、将来の減配や株価下落をある程度見込んだ形で推移することが多いです。
そのため、配当利回りが高い企業は、十分に注意してから買いたいですね。
以下、この記事のまとめです。
再掲【配当利回り別】罠銘柄の警戒度
- 配当利回り6%以上
今後、大きな減配になる可能性が高い - 配当利回り5%台
今後、減配になる可能性が高い - 配当利回り3.5%〜4.5%台
今後、減配になる可能性がそこそこある - 配当利回り3.5%未満
今後大きな減配になる可能性は低め
再掲【罠銘柄を避ける】 5つのチェックポイント
- ◯◯ショックで減配していないか?
過去の経済危機で減配していない、もしくは減配幅が小さい
※コロナショック(2020年)、リーマンショック(2008年) - 売上・利益が上昇傾向か?
業績が上昇傾向ならOK👌 減配リスクは下がります - 利益率は高いか?
営業利益率10%以上なら高評価✨ 高収益で配当金も維持しやすい - 特別・記念配当が含まれてないか?
よくあるのがコレ👆 今年限りの記念配当が含まれている💰 - 配当性向は高すぎないか?
配当性向70%以上は要注意💥 少しの業績悪化で減配につながる可能性
今回紹介した3社はリスクが高めの企業
今回紹介した3社はいずれもSNSやYouTubeで数多く言及されている人気の高配当株ですが、配当利回りが高く、相応のリスクがあることを留意したいですね。
※本記事の内容は個別株の売買を推奨する目的ではございません。
※投資は自己責任でお願い致します。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
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