こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当銘柄として人気の、リース大手の三菱UFJリースの財務状況をチェックしていきたいと思います。
「三菱UFJリース(証券コード 8593)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
YouTubeの動画(リベラルアーツ大学) で紹介されていた方法で企業の財務分析をしていきます。
チェックの目的は「今後も安定して配当金を出すことができるか?」になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「三菱UFJリース」の財務を見ていきます(^^)



売上高(上昇トレンドであるか?)



ここ10年は右肩あがり!
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安ですね。
そういう意味では、直近はいい感じに右肩あがり、
2021/03はコロナの影響がありそうですが、翌年以降は回復してきそうです。。
営業利益率(10%以上は欲しい)



売上から経費を引いたのが「営業利益率」ですが
約10%あるので高い利益率です。
リース業界は他の芙蓉リース、リコーリースは5%くらいなので、
8〜9%でも非常に高いと言えます!
事業モデル的に10%というのは素晴らしいですね!
EPS(一株当たり当期純利益)



順調です。堅調そのものですね。
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
そして2021年の予想では、コロナの影響はありますが、
翌年は回復をしていくかと思います。
配当金(高いほど良い)



配当金は「株を持っていると貰えるお金」ですね。
10年連続で増配をしています。
絶賛増配中で減配をする気配はありません
配当性向:配当金÷EPS



「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
三菱UFJリースは直近でも配当性向は「33%」
まだまだ増配余力もあります。
そうそう大幅減配をするような銘柄ではなさそうです。
自己資本比率:基本的には高いほど良が銀行には当てはまらない



メーカーから借りて、
企業に貸し出すのがリース業ですので。
リース業界で気になるのはこの自己資本比率の低さですね。
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
しかし、リース業界は、自己資本比率は低くなりがちで問題なしです。
メーカーから、パソコンなどを借りて、それを更に企業に貸し出すのがリースビジネスですからね。
自己資本でビジネスはしないのがリース業界の特徴です。
フリー・キャッシュフロー



フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
これも基本的にはリース業界はマイナスになるのが基本です。
逆にマイナスでないと、ビジネスが上手くいっていないとも言えます。
資金は財務活動で補う



営業活動によるCFと逆になりますね。
このように、先に借り入れて、そのお金で、リース機器を仕入れて、そこから利益を生み出すのが仕組みですので、基本的には営業活動でのCFはマイナスになるのがリース業界の基本です。
【まとめ】安定的なバリュー株の優良企業が三菱UFJリース
ビジネスモデル的に、安定的に配当金をだしてくれそうなので、
高配当株ポートフォリオの一角に加えておきたい銘柄ですね。
- 売上・・・右肩上がりで成長中
- 営業利益率・・・10%近くと、リース業界ではかなり高い!
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・堅調に推移
- 配当金・・・1株25円と増加傾向
- 配当性向・・・直近33%と増加中
- 自己資本比率・・・低い。リース業界なので問題なし
- フリー・キャッシュフロー・・・マイナスだが、リース業界はマイナスの方が健全
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