投資歴7年のプラズマコイです(^^)
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今回は「ニチアス」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
ニチアスは「産業資材」を作っているメーカーです。
プラント向けや自動車産業向け、建物向けのなど、各種産業に使われる部品を製造しています。
一例では、ガスケットや断熱材などですね。
ニチアス (5393)は産業資材メーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) June 16, 2022
ガスケット・パッキン、断熱材などの産業用製品を製造しています
業績は緩やかに上昇傾向のなか、PERは8.5倍で割安水準です🉐
14年連続増配の増配株&配当利回りも3.8%の高配当株です🎏🏋🏾♂️
普段が目にすることはではない企業ですが、
各種産業に必要な製品を作っています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ニチアス」は産業資材メーカー「保温・断熱技術」を生かした製品が特徴
- 「ニチアス」のPER推移を見る
- 「ニチアス」の配当利回りを見る
- 「ニチアス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ニチアス」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ニチアス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ニチアス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ニチアス」の配当金(高いほど良い)
- 「ニチアス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ニチアス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ニチアス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ニチアス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ニチアス」は14年連続増配の「産業資材」メーカー
- 【チャートは?割安?】「ニチアス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ニチアス」は産業資材メーカー「保温・断熱技術」を生かした製品が特徴
5つのセグメントで各産業向けの資材を製造しています。
「ニチアス」の事業利益は「各産業向けの製品」でバランス良く生み出されています。
石油・化学プラント、発電所、自動車、半導体工場、住宅、ビル、宇宙などで
ガスケット、断熱材、シール材など数多くの製品が使われています。
業績は緩やかに上昇傾向で推移しています。
ニチアスのセグメントは5つ
- プラント向け工事・販売
シール材をはじめとする製品や極低温から超高温に至る領域で独自技術を駆使したエンジニアリングサービスを提供 - 工業製品
装置機器、環境、食品、医療、石油精製・石油化学、電力、鉄鋼などの主要産業分野を中心に、ガスケット・パッキン、ふっ素樹脂製品、各種断熱材、フィルター製品などの幅広い製品群を提 - 自動車部品
シリンダーヘッドガスケットなどの流体の漏れを「断つ」機能部品であるシール材をはじめ、自動車の進化に対応した防熱、防音、制振関連の製品や技術を提供 - 高機能製品
半導体・FPD製造装置における、熱・薬液・ガスなどプロセスに関わる先進の部品や部材を提供 - 建材
不燃・断熱・耐火などの性能を備えた建材を提供するとともに、その建材を活用した施工事業も展開
時価総額は調査時点(22/6/16)で「1,562億円」ということで中型株ですね。
PERは8.5倍と一般的には割安の水準です。
今回は「ニチアス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ニチアス」のPER推移を見る
PER的には過去と比べると割安です。
「ニチアス」の今のPERは8.5倍。
過去のPERと比較すると割安感があります。
過去には10倍を超えており、近年になってPERがさがってきているように見えます。
「ニチアス」の配当利回りを見る
配当利回りは3.8%と過去最高水準
「ニチアス」の6/15時点の配当利回りは3.8%です。
配当利回りは年々上昇しており魅力度も上昇していると言えるでしょう。
配当利回り3.8%であれば高配当株と言っても良い水準でしょう。
「ニチアス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は過去最高を突破しています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ニチアス」の売上は上昇傾向。
2023年は過去最高を更新予定です。
2022年に続き2年連続で過去最高を更新できるかが注目です。
「ニチアス」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「ニチアス」の営業利益率は10%ほど。
2022年、2023年の予想では10%を超えており営業利益率がしています。
長期的な推移をみても営業利益率は10%程度を達成できており、高い営業利益率を維持しています。
「ニチアス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「ニチアス」のEPSは300円をあたりです。
2010年代の中盤までは100円ほどで、そこから200円に上昇しています。
2022年は300円を突破しており利益も伸びていますね。
「ニチアス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は60%程度です。
「ニチアス」の自己資本比率は60%程度です。
有利子負債は年々減少しており、財務健全度が高まっています。
長期的には70%を超えてさらに安心度を高めていく方針のようです。
有利子負債もありますが年々減少しており、
財務的にも健全な企業ですね。
「ニチアス」の配当金(高いほど良い)
14年増配傾向の安定増配企業です
「ニチアス」は14年連続増配が自慢の銘柄です。
安定的に増配をし続けており、配当利回りの上昇につながっています。
2023年度も1株88円と増配記録を更新する予定です。
概ね毎年2円ずつ増配するペースで進捗しています。
「ニチアス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は25〜50%ほどが目安
「ニチアス」の配当性向は25〜50%目安です。
配当性向には幅がありますね。
なるべく累進配当を維持する配当政策のようです。
配当性向は50%までは業績がさがっても配当を維持するという姿勢を感じます。
増配を続けていますが、業績も連動して上昇していることがわかります。
「ニチアス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは毎年安定プラスです。
「ニチアス」の営業CFは安定プラスです。
2022年の数字は過去最高で、好調な推移を感じます。
毎年150億〜200億円前後は営業CFがプラスになっており、
キャッシュフロー安定していて安心感がありますね。
「ニチアス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加傾向です
「ニチアス」の現金は増加傾向です。
資産が積み上がっており現金保有額もたかまっています。
資産は好調に増加していると言えるでしょう。
総資産のうちの現金比率は約20%で問題ないです。
「ニチアス」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は上昇傾向
「ニチアス」の当期純利益は2022年に過去最高を達成しています。
2023年度は減少しますが、最高水準はキープしています。
当期純利益の推移も上昇傾向ですね。
【まとめ】「ニチアス」は14年連続増配の「産業資材」メーカー
連続増配を続けられる安定業績が魅力です。
ニチアスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.8% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 10% |
EPS(1株利益) | ◯ | 200円ほど |
自己資本比率 | ◯ | 60%ほど |
1株配当 | ◎ | 14年連続増配 |
配当性向 | ◯ | 25〜50%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 増加中 |
総評としては、業績が安定しているバリュー株です。
売上・利益は上昇傾向、営業利益率10%を超えており、連続増配株です。
各項目を見ていても、盤石な事業基盤を有していることがわかります。
事業は堅調の上、配当利回りも3.8%と魅力度が高まっている企業です。
【チャートは?割安?】「ニチアス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】そろそろ買っても良い水準です
この記事の現時点(22/06/16)では株価は2,303円。
業績好調、財務優良な増配株で、配当利回り3.8%は魅力的な水準です。
もう少し下がって2000円あたりで買いたい気持ちもありますが、高配当株ポートフォリオの1角として、買っていっても良い水準でしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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