プラズマコイです(^^)
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今回は「太平洋工業」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
太平洋工業は「タイヤバルブメーカー」です。
祖業のバルブコア・タイヤバルブ製造のほか、
自動車用プレス・樹脂製品、電子・制御機器製品、高機能バルブのTPMS(タイヤ空気圧監視システム)へと事業を拡大しています。
太平洋工業 (7250)はタイヤバルブ企業🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 10, 2022
タイヤバルブを祖業として自動車関連の樹脂製品の製造販売を行っています🚗
タイヤバルブは国内シェア100%、世界シェアでも50%のグローバルニッチトップ企業です🌟
配当利回りも4%と高いです🌟
トヨタが主要顧客である程度はトヨタと業績連動しそうです🚗
タイヤバルブ企業としてのニッチトップ戦略で成長した企業です。
この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。
- 「太平洋工業」はタイヤバルブや自動車用の製品を製造
- 「太平洋工業」のPER推移を見る
- 「太平洋工業」の配当利回りを見る
- 「太平洋工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「太平洋工業」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「太平洋工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「太平洋工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「太平洋工業」の配当金
- 「太平洋工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「太平洋工業」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「太平洋工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「太平洋工業」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「太平洋工業」は安定成長の高配当企業
- 【チャートは?割安?】「太平洋工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「太平洋工業」はタイヤバルブや自動車用の製品を製造
太平洋工業のセグメントは2つ
- プレス・樹脂製品
プレス製品、脂製品。外装品、防音防振、ホイールキャップ、内装品 - バルブ製品
バルブコア、チューブレスバルブ、チューブバルブ、タイヤ空気圧監視システム「TPMS」など
タイヤバルブを中心に車に使う部品をグローバル展開しています。
「太平洋工業」の事業利益は「タイヤバルブ」の製造・販売で生み出されています。
タイヤバルブ、バルブコアは国内トップ(100%)、世界トップ(50%)のシェアを有しておりシェアを専有化しています。
タイヤバルブの他、自動車関連のプレス・樹脂製品の事業も展開しています。
主要顧客はトヨタで車産業の需要に業績が連動する企業です。
時価総額は22/7/8時点で「643億円」ということで中型株ですね。
PERは6.4倍と一般的には割安水準です。
今回は「太平洋工業」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「太平洋工業」のPER推移を見る
PER的には過去比較で割安です。
「太平洋工業」のPERは6.4倍(22/7/8時点)。
近年の水準はPER10倍あたりで現在は割安に見えます。
業績は好調ながら株価はまだ上がりはじめで、PER的には安さを感じる水準です。
「太平洋工業」の配当利回りを見る
配当利回りは4%です。
「太平洋工業」の22/7/8時点の予想配当利回りは4%。
配当利回りは4%と高配当株と言えます。
近年は業績好調→増配を続けており配当利回りもぐんぐん上昇してきました。
「太平洋工業」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりです。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「太平洋工業」の売上は上昇傾向です。
長期では右肩あがりで上昇できていますね。
この10年で売上は2倍以上になっており、拡大を続けています。
「太平洋工業」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は7%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「太平洋工業」の営業利益率は7%ほど。
製造業の営業利益率は7%が目安であり、標準の水準でしょう。
営業利益率は長きに渡り7%前後を維持できています。
今後もこの水準を維持できれば良いでしょう。
「太平洋工業」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは過去最高を更新です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「太平洋工業」のEPSは上昇傾向です。
2022年のEPSは過去最高を達成しています。
2023年も更に更新の予定です。
利益も最高水準を推移しています。
好調な企業ですね。
「太平洋工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は50%前後です。
「太平洋工業」の自己資本比率は52%程度です。
有利子負債は増加していますが、自己資本比率は50%前後を維持できています。
安心しきれる水準ではありませんが、
過去の水準と比較すると問題ない水準でしょう。
「太平洋工業」の配当金
増配傾向で推移しています。
「太平洋工業」の配当は安定配当を実施しています。
2020年に減配をしており非減配記録は途絶えていますが、
2021年から再び増配をつづけています。
2023年1株42円と増配見込みです。
2020年はコロナショックがあったことを考えると致し方ないでしょう。
順調に増配できている企業です。
「太平洋工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%程度が目安
「太平洋工業」の配当性向は2022年の20%〜25%が目安です。
2020年の配当性向は30%でしたので上限は30%と見て良いでしょう。
配当性向が30%を超えるまでは今後も増配を続けてくれると予想ができます。
配当性向30%は標準並みで決して高い水準ではありません。
「太平洋工業」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定プラスです。
「太平洋工業」の営業CFは安定プラスです。
近年は200億円付近ですが営業CFも上昇傾向で稼ぐ力も増しています。
営業CFの観点からも順調に成長できています。
もっとも営業CFの増加に伴い投資CFも増加傾向で、
あまり手残りの現金は増えていないのが現状です。
「太平洋工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「太平洋工業」の現金は2022年で266億円程度。
総資産は2454億円ほどで、現金比率は10%程度ですね(10%以上で合格、30%以上は余裕あり)
現金比率はあまり高くなく、最低限の水準といえるでしょう。
貯めていくというより、積極的に投資に使っていることが現金保有額からも垣間見えます。
「太平洋工業」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新中です。
「太平洋工業」の当期純利益は過去最高を更新中です。
2023年は100億の大台に乗ることが見込まれています。
近年の業績は絶好調だと言えるでしょう。
【まとめ】「太平洋工業」は安定成長の高配当企業
ニッチトップ企業で安定成長が魅力です。
太平洋工業の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ▲ | 7%程度 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ▲ | 50% |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 20%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加傾向 |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、割安ながら最高益を更新している企業です。
配当利回り4%、配当性向20%と高配当株としても魅力的です。
売上、利益は過去最高を更新中である程度安心して持てる企業でしょう。
【チャートは?割安?】「太平洋工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】800円が下値でしょうか
この記事の現時点(22/7/8)では株価は1,049円。
PER6.4倍や配当利回り4%は割安で魅力的な水準で、
業績も良く欲しくなります。
チャート的にはレンジ相場ですが800円付近が下値で切り上がっているので、買っても良さそうです。
業績はトヨタと一蓮托生の部分がありますが、売上の海外比率も60%と円安効果も期待できそうです。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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