プラズマコイです(^^)
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今回は「あおぞら銀行」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
あおぞら銀行は高配当で有名な「金融グループ」です。
事業内容は、企業名にもある「銀行業」をメインに、証券業・M&Aアドバイザリー業など、お金と経営に関する事業を行う金融グループです。
あおぞら銀行 (8304)は金融グループ🏦
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 20, 2022
投資・融資・企業財務など「金融に関わるサービスを展開」しています。
企業向けビジネスで儲けている企業ですね💡
個人に身近なサービスでは、GMOあおぞらネット銀行を子会社に持っています🐻
■株価指標(8/19時点)
PER 8.7倍
PBR 0.68倍
配当利回り5.72%
個人投資家にとっては高配当なのが魅力の企業ですね。
銀行株では「三菱UFJ FG (8306)」「三井住友FG (8316)」が個人投資家向けには鉄板銘柄ですが、第3の銀行株として「あおぞら銀行」をチェックしていきます。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「あおぞら銀行」は銀行業を中心とした金融サービス企業
- 「あおぞら銀行」のPER推移を見る
- 「あおぞら銀行」の配当利回りを見る
- 「あおぞら銀行」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「あおぞら銀行」の経常利益
- 「あおぞら銀行」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「あおぞら銀行」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「あおぞら銀行」の配当金
- 「あおぞら銀行」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「あおぞら銀行」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「あおぞら銀行」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「あおぞら銀行」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「あおぞら銀行」は高配当で個人投資家に人気の銀行株
- 【チャートは?割安?】「あおぞら銀行」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「あおぞら銀行」は銀行業を中心とした金融サービス企業
あおぞら銀行の業務セグメントはおもに6つ
()内は2022年度 決算説明資料に記載の業務セグメント
- 事業法人業務(法人営業)
企業へM&Aやバイアウトなどの事業再構築、ビジネス課題を解決する。 - 国際業務(インターナショナルビジネス)
北米、欧州、アジア・太平洋地域で、融資など、企業向けファイナンスを実施 - スペシャルティファイナンス業務(ストラクチャートファイナンス)
不動産・事業再生に関するファイナンス業務 - マーケット業務(ファイナンシャルマーケッツ)
企業向けへ資産運用やリスクヘッジを目的とした金融商品を提供。 - リテール業務(カスタマーリレーション)
個人に、金融コンサルティングと金融サービスを実現 - 金融法人業務(カスタマーリレーション)
地域の金融機関の経営課題を解決
詳細は公式HPにて
企業向けのファイナンス業務が主な収入源です。
「あおぞら銀行」の事業利益はおもに「企業向けの金融サービス」で生み出されています。
個人向けにも「GMOあおぞら銀行」などを展開しており一般へのサービスも展開しています。
主な業務内容は、企業への融資や企業のファイナンス業務サポートですね。
近年は海外向けの事業も成長しています。
安定利益を源泉とした、高配当が魅力の企業です。
時価総額は22/8/19時点で「3,183億円」ということで中型株ですね。
PERは8.7倍と一般的には割安水準です。
今回は「あおぞら銀行」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「あおぞら銀行」のPER推移を見る
PERは過去比較だと少し割安水準ですね。
「あおぞら銀行」のPERは8.7倍(22/8/19時点)。
過去の推移を見るとすこし割安水準ですね。
過去のPER範囲は8倍〜11倍です。
直近だと8倍台なので標準水準と見ても良いかもしれません。
今後の利益が”横ばいか上昇前提”ですが、多少割安かも?といった水準です。
「あおぞら銀行」の配当利回りを見る
配当利回りは常に高い企業です。
「あおぞら銀行」の配当利回りは8/19時点で5.76%です。
配当利回りは常に4%を超えている高配当株です。
そのためか、個人投資家に人気が高い企業です。
高配当は非常に魅力的ですが、配当金が業績連動なので、うかつに手をだしてはいけないワナ銘柄でもありますね。
このあたり「一株配当」の項目で買うべきタイミングは解説していきます。
「あおぞら銀行」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は横ばい推移です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「あおぞら銀行」の売上(経常収益)は横ばい傾向です。
2021年、2022年の直近2年は大きく減少傾向ですね。
足元の推移ではネガティブ推移をしていると言えます。
「あおぞら銀行」の経常利益
経常利益は横ばい傾向です。
「あおぞら銀行」の経常利益は上昇傾向です。
経常利益は横ばい傾向で大体400億円〜600億円あたりを推移していますね。
近年は利益水準が少し下がっている形です。
「あおぞら銀行」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばい傾向です
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「あおぞら銀行」のEPSは横ばい傾向です。
2020年にコロナショックの影響か大きくEPSを下げていますが、年々回復しており2023年は300円を回復する想定です。
EPSの目安は大体300円くらいでしょう。
「あおぞら銀行」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は一旦下落です。
「あおぞら銀行」の自己資本比率は7%ほどです。
銀行業は年々自己資本比率が下がっていくのビジネスモデルです。
お客さまから預けられた”預金”は”負債”として貸借対照表に載るため、自己資本比率はジリジリと下がっていくのが正常な状態になります。
「あおぞら銀行」の配当金
配当は安定しないですね。
「あおぞら銀行」の配当金は業績連動になります。
業績に左右されるので”最低これ以上の配当金はだしてくれるだろう”という最低配当額を意識して買いたいですね。
例えば直近の最低配当額は1株124円なので、取得単価ベースでの配当利回りが常に5%以上になってほしいと思うなら株価が2,480円で買えれば良いといった感覚ですね。
そのため、株価がかなり下がって配当利回りが6%〜7%になったときに買ったほうがどちらかと言うと無難でしょう。
2023年の配当は1株154円と増配の予想です。
「あおぞら銀行」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%あたりです。
「あおぞら銀行」の配当性向は50%を目安としています。
配当性向は一般水準より少し高めですね。
配当性向が50%の理由は色々あるでしょうが、
個人投資家の購入意欲促進を意識して配当性向を決めているように感じます。
「あおぞら銀行」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは不安定ですね。
「あおぞら銀行」の営業CFは上下が激しいです。
銀行業ということで、融資で一気にキャッシュアウトする年もありそうですね。
直近はプラス傾向なので事業が安定してきていると言えるでしょう。
もっとも、三菱UFJ FGや三井住友FGといったメガバンクは営業CFも概ねプラスで安定しているので、安定感ではメガバンクに軍配があがりますね。
「あおぞら銀行」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「あおぞら銀行」の現金は1兆617億円ほどです。
銀行業なので現金は増えていきますね。
年により上下はありますが徐々に上昇しており、事業規模が拡大していっていることがわかります。
「あおぞら銀行」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は比較的安定しています。
「あおぞら銀行」の当期純利益は長期では安定感があります。
2019年以降は400億円を割っていますが、銀行業ということでそこまで成長力がないのが事実。
今後も少しずつ上昇 or 下落していくものでしょう。
銀行なので大きな経済ショックが無い限りは安定推移が見込まれます。
【まとめ】「あおぞら銀行」は高配当で個人投資家に人気の銀行株
配当金の上下には注意したいです。
あおぞら銀行の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 5.7% |
売上高 | ▲ | 減少傾向 |
経常利益 | ▲ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ▲ | 横ばい |
自己資本比率 | ー | 7%前後 |
1株配当 | ◯ | 安定しないが高い |
配当性向 | ◯ | 50% |
営業キャッシュフロー | ▲ | 直近は安定プラス傾向 |
現金など | ◯ | 上昇 |
当期純利益 | ▲ | 横ばい |
総評としては「うかつに手を出してはいけない高配当株」です。
銀行株としては、他のメガバンクのほうが安定感があり、サテライトとして購入を検討するべき銘柄です。
そしてなるべく株価が下がったタイミングで買いたいですね。
【チャートは?割安?】「あおぞら銀行」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】そこまで割高ではないです。
調査時点(22/8/19)では株価は2,691円。
個人的には上述した株価2,480円以下で買いたい銘柄です。
無理して買う必要はないですが、今後の業績回復を見込むのであれば配当利回り5.7%の今は、少し買ってもよいでしょう。
もちろん買う場合は「減配➔株価下落」のリスクを覚悟しつつですね。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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