プラズマコイです(^^)
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今回は「自己資本比率(じこしほんひりつ)」という数字について解説してきます。
株式投資をする上で、その企業の自己資本比率は大きなチェックポイントです。
なぜ自己資本比率を見るべきなのでしょうか?
そもそも、自己資本比率ってなんなのでしょうか?
企業分析をするときにチェックしたい「自己資本比率」🎏✔
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) October 3, 2022
「自己資本比率」は企業の財務状態を見る時にチェック必須な数字です。
以下のように色んな見かたがある数字です🔍
✅成長企業の場合は低くても良いかも
✅高配当企業の場合は高いほうが良い
✅金融系や不動産系は低くなりがち
今回は、企業分析をする中で、チェックしていきたい、自己資本比率についてわかりやすく解説していこうと思います。
自己資本比率で「成長ポテンシャル・財務安定度」がわかります。
自己資本比率は、基本的は高いほうが良いとされています。
しかしながら、企業の戦略や事業構造によっては、低くても良い場合もあります。
今回は、企業の成長ポテンシャルや、財務安定度を知るための「自己資本比率」の見かたを解説していきます。
また、自己資本比率と合わせて見ていきたい別の数字も紹介していきます。
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成長株投資か、高配当株投資か、
投資手法によっても見るポイントが変わります。
プラズマコイは、日本の高配当株を中心としたコア・サテライト戦略を実施していますので、企業によって、高配当株として見たり、成長株として見たりしています。
その企業を、成長株としてみる場合と、高配当株として見る場合の「自己資本比率の見かたの違い」についても解説していきます。
企業分析の指標解説はシリーズ化していきます。
#企業分析の指標 ←ほかの解説はこちらから
自己資本比率ってどんな数字?
自己資本比率は「総資本のなかで自己資本の割合を示す数字」のことです。
自己資本比率は企業が持つ「総資本のなかの”自己資本”の割合を示した数字」のことです。
・・・はて?さっぱりわかりませんね。
最初に超ざっくり要約しますと「自己資本比率は、会社が持っているお金のうち、自由に使えるお金」のことです。
以下で、個別の用語について紹介していきます。
自己資本比率の前に、そもそも「資本とは?」「自己資本とは?」とは何かについて学びましょう。
そもそも「資本」ってなに?
資本(しほん)ってなんですか??
「資本」とは何かを説明するまえに、みなさんも「資産」という言葉は聞いたことがありますね。
資産はイコールで「お金」と言い換えても良いでしょう。
そして厳密な定義は違うものの「資本と資産は大体同じようなもの」というイメージを持ってよいでしょう。
資本と資産は、以下のように違います。
”資本”と”資産”との違い
- 資産…もっている財産
- 資本…お金を稼ぐための元手
プラズマコイは金融のプロではありませんが、
企業は利益をあげるための組織なので、企業のもっている財産は、ほぼ全て将来的にビジネスを発展させるための元手だと言えるでしょう。
そのため「資産=資本」という考え方をしています。
そしてお金を稼ぐ元手になる「資本」には「自分のもの」と「他人のもの」があるのです。
資本には「自分のもの」と「他人のもの」がある
お金を稼ぐ元手を作るには2つの方法があります。
一つは自分でお金を集める方法です。
もう一つは他人から借りる方法です。
自己資本は、他人から借りたわけでなく、自分で集めたり稼ぎ出したお金のことになります。自己資本は返済をする必要がないので、安心安全な資本と言えます。
他人資本は、いつか返済しないといけないので、少々リスクがある資本ということになります。
自己資本比率…総資本(自己資本+他人資本)から、自己資本の割合を示したものです。
自己資本は、いわば貯金です。
他人資本は、いわば借金です。
そのため「自己資本比率が高い企業は、借金返済に追われていない」ため、財務的な安心感が高いということですね。
自己資本比率が高い企業や低い企業ってどんな企業?
自己資本比率がが高くなる理由、低くなる理由を見ていきましょう
自己資本比率は高いほうが好まれやすいですが、必ずしも高くなければいけないわけでもないです。
そのため、どんな企業は自己資本比率が高くなるか、低くなるかを見ていきましょう。
※今回紹介するのは一例です。
自己資本比率が高い企業の特徴
- 借金をせず、堅実に事業を営んでいる
- 銀行など金融機関からお金を借りず、投資家からお金を集める
- 創業から利益を積み重ね、資産が積み上がっている
- 買掛金が発生しにくいビジネスモデル
※22/10/4 現在、日本で自己資本比率が80%以上の企業は371社ありました
自己資本比率が高い企業は概ね「堅実に事業を行っている」点が挙げられます。
中小企業などは業績・財務が安定するため、高配当株投資との相性もバツグンになりますね。
自己資本比率が低い企業の特徴
- 借金を使って、積極的に事業成長をねらっている
- 不動産会社や、銀行など”借金や顧客のお金”を元手とする業界。
- 業績が苦しく、借金が多いしている状況
※22/10/4 現在、日本で自己資本比率が20%以下の企業は301社ありました
自己資本比率が低い企業は概ね「リスクをとって成長を狙う企業」になります。
そのため、特に成長企業の場合、優良企業でも自己資本比率が低くなっている場合もあります。
成長企業の場合は、特にスピードが勝負なので、積極的に借金(有利子負債)を活用して事業成長を目指すばあいもありますね。
自己資本比率と合わせて見たいチェック項目3選
自己資本比率と一緒に見たい項目を紹介します。
自己資本比率が高いと企業の財務安定度はあがります。
また成長企業の場合は、自己資本比率が高すぎない(40%以上が目安)ほうが将来性を感じることもあります。
しかし自己資本比率の数字それだけで、その企業の株を買うかは決めきれないところがあります。
そのため、自己資本比率と合わせて見ておきたい3つの項目を紹介します。
自己資本比率と合わせてみたい項目3選
- 売上成長率
成長企業の場合は売上が急上昇中かチェック - 現金など
手元の現金が増加傾向なら、自己資本比率も増加傾向になりやすく、倒産リスクが低くなる。 - 配当利回り
高い自己資本比率で高配当株の場合は減配リスクが低い傾向がある
【まとめ】高い自己資本比率の企業は盤石財務の証
自己資本比率が高い企業は、財務の安定感を感じますね。
最後にまとめです。
今回は「自己資本比率の見かた」について解説しました。
企業業績を分析する「ファンダメンタルズ分析」を行う上で、プラズマコイが高配当株投資のときに特に注目するのが自己資本比率です。
自己資本比率が高い企業は、堅実に事業を行っている企業が多く、安定した業績が見込めます。
それが高配当株なら長期的な安定配当が見込めるというわけです。
この記事のまとめ
- 自己資本比率が高い企業は「財務安定度」が高い企業である。
- 自己資本比率が低い企業は「他人のお金」を使ってビジネス運営をしている状態
- 自己資本比率が低い企業は、業績が好調でないと借金の返済ができない場合など、倒産リスクが高めになる。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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