連続増配の株

村上開明堂(7292)は自動車部品メーカー【8年連続増配】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「村上開明堂」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

村上開明堂は「自動車部品メーカー」です。
主力商品は自動車のバックミラーです。トヨタが主要顧客ですね。

自動車用バックミラーは市場シェアも高く国内最大手です(国内シェアは約40%、世界シェア約7%)
自動車用バックミラーの会社と言ってよいでしょう♪

プラズマコイ

ニッチトップ戦略の企業ですね。

主力製品は自動車のバックミラーを中心としたミラーになります。
国内シェアも高くニッチトップ戦略の企業と言えるでしょう。

世界シェアは7割なので事業規模は小さく、トヨタなど国内企業の経済動向に業績は左右されそうです。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「村上開明堂」はミラーに特化している自動車部品メーカー

村上開明堂の主な事業

  • ミラーシステム事業
    バックミラー、ドアミラー、電子ルームミラーなどミラーの開発・設計・製造
  • オプトロニクス事業
    OA機器・車載用機器・映像機器などの業界に光学薄膜デバイスを提供
  • その他事業
    樹脂原料販売、物流・運送、人材派遣など
海外売上比率が5割 出典:マネックス証券

クルマに欠かせないミラーを製造しています。

「村上開明堂」の事業利益はおもに「バックミラーの製造販売」で生み出されています。
国内シェアはNo1で、今後の業績見通しも「自動車がある限りバックミラーの需要は継続」すると考えられ、安定的に事業を展開できそうです。

自動車用途以外にもミラーを作る技術を生かして、プリンターやカメラ向けの製品も製造しています。

「村上開明堂」は自動車用バッグミラーの国内最大手
安定需要の製品を手掛けている。

成熟産業に当たるため、業績や株価は安定傾向。
近年は北米やアジアなど海外売上比率が上昇している。

配当金は8年連続増配中。増配傾向なのが魅力。

時価総額は22/9/9時点で「297億円」ということで小型株ですね。
PERは6.1倍と一般的には、かなり割安水準です。

今回は「村上開明堂」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「村上開明堂」のPER推移を見る


PERは過去比較では割安感はありません。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「村上開明堂」のPERは6.1倍(22/9/9時点)。
過去の推移を見ると割安感はありません。

2018年に過去最高の利益がを達成して以降、少しずつ利益が減少傾向にあるため、年々PERが下がってきていることがわかります。

株価も22/9/9時点で減少トレンドになっています。

「村上開明堂」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「村上開明堂」の配当利回りは9/9時点で2.64%です。
配当利回りは上昇傾向です。

連続増配ながら株価の上昇が鈍いため配当利回りも年々あがってきています。
徐々に高配当化が進んでいますね。

「村上開明堂」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「村上開明堂」の売上は上昇傾向です。
売上は世界的なインフレやコスト増を反映して上昇している部分もあるでしょうが、順調に増加しています。

売上の伸びは好調と言えるでしょう。毎年順調に成長していますね。

「村上開明堂」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は下落傾向です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「村上開明堂」の営業利益率は6%程度です。

2023年の業績予想も下がっており、主な要因は以下になります。
・自動車自体の減産によるバッグミラー需要の低下
・円安による部品の輸入コストの増加
・原油高による物流コストの増加

利益が伸びにくくなっているので、売上が伸びていても実質は儲かりづらくなっている企業と見ることもできます。

「村上開明堂」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは横ばい・減少傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「村上開明堂」のEPSは減少傾向です。
2023年の予想では復活の兆しが見えますが、足元の業績は厳しく、安心感はありません。

EPSは常に300円を超えており、高めの水準ではありますが、
2018年の過去最高である408円を見ると、近年は厳しめの業績推移ですね。

「村上開明堂」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は盤石です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「村上開明堂」の自己資本比率は78%ほどです。
有利子負債はかなり少なく、有利子負債比率も2.3%とほとんど借金はない企業と言えます。

財務力は盤石で、倒産リスクは低い企業と言えるでしょう。

「村上開明堂」の配当金

配当は増配傾向です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「村上開明堂」の配当金は8年連続増配中です。
配当は右肩あがりで非常に魅力的な増配株です。

2023年も1株60円の予想と増配記録を更新予定です。
自社株買いも近年は積極的に行っており、株主還元意識の高まりを感じます。

「村上開明堂」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は17%ほどです。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「村上開明堂」の配当性向は17%程度です。
配当性向は市場平均より低い企業ですね。

しかし年々配当性向があがってきており、増配の理由になっています。
もともと株主還元をあまり行ってこなかったなか、年々配当を増やしていく方針をとっているようです。

近年の業績は厳しめですが、配当余力は十分で、減配リスクは低いと言えるでしょう。

「村上開明堂」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは横ばい・減少気味です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「村上開明堂」の営業CFは横ばい・減少気味です。
2022年は60億と前年比で-28%な所はネガティブ要因です。

営業CFが60億円であることは単年であれば問題はないとますが、直近実績で悪化していると投資家の心理としては慎重になりやすいですね。

今から投資をする場合、逆張り投資としての要素が強そうです。

「村上開明堂」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金保有額は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「村上開明堂」の現金は337億円ほどです。
総資産は892億円ほどで現金比率は37%ほど。

現金比率は高いですね。22/9/9時点の時価総額297億円より保有現金が多いです。
PBRは0.39倍ですからかなりのバリュー株と言えるでしょう。

「村上開明堂」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は減少傾向です。

「村上開明堂」の当期純利益は減少傾向です。
2023年は46億円と復活を予想されていますが、経済状況に左右されるため、予断を許さない状況ですね。

半導体不足による自動車の減産が解消してくれば一気に利益があがることもあり得るので、いまは「期待と不安が入り交じる状況」ですね。

【まとめ】「村上開明堂」は安定業績の連続増配企業

ニッチトップで長期的には業績が安定しています。

村上開明堂の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.6%
売上高上昇傾向
営業利益率6% 減少傾向
EPS(1株利益)減少傾向
自己資本比率78%
1株配当8年連続増配
配当性向17%
営業キャッシュフロー横ばい・減少傾向
現金など上昇傾向
当期純利益減少傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「安定業績ですが、直近は業績悪化中のバリュー株です」です。

ポジティブ要因としては、PER、PBRが非常に割安で、連続増配株で配当性向も低い点です。

リスク要因は、営業利益率が低下中な所です。
海外売上比率は5割と高いですが、原材料などのコスト増や、ロックダウンによる固定費が重しになって、近年は利益率が低下している点が気になるところです。

今後、営業利益率がもどってこれば他の項目にも好影響が派生し、株価も上昇しそうです。
営業利益率に注視しておきたい企業です。

【チャートは?割安?】「村上開明堂」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】割安だが株価はもう少しさがる可能性があります。

調査時点(22/9/9)では株価は2,270円。

チャートは下落中で、業績懸念があることからもう1段下がる可能性があります。

しかしながら、PERは約6倍、PBRは約0.4倍と割安なので、
たとえば配当利回りが3%あたりになってきたら、逆張りでインして1、2回ナンピンしても良いでしょう。

今買う場合は逆張りなります。
含み損を覚悟しつつ買う銘柄と言えるでしょう。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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