プラズマコイです(^^)
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今回は「大興電子通信」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
大興電子通信は「ICTシステム開発」企業です。
企業の様々なシステムを開発したり、オリジナルパッケージシステムを開発しています。
中堅企業の情報システム部門を中心にICTコンサルティングから、業務システム設計、ネットワーク構築、機器・ソフト販売、運用までのサービスをワンストップで提供できるところが魅力ですね。
大興電子通信 (8023)はシステム開発会社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 7, 2022
各業界向けにシステム開発をしています💻
中小企業を主な顧客として、IoT,ネットワーク設備工事・保守、システム受託開発・ソフト製品販売などを提供しています🌟
近年はストックビジネスを強化しており、安定収入化を進めています🎏✔
業績は緩やかですが確実に成長しています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「大興電子通信」はシステムソフト・通信機器を販売
- 「大興電子通信」のPER推移を見る
- 「大興電子通信」の配当利回りを見る
- 「大興電子通信」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「大興電子通信」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「大興電子通信」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「大興電子通信」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「大興電子通信」の配当金(高いほど良い)
- 「大興電子通信」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「大興電子通信」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「大興電子通信」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「大興電子通信」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「大興電子通信」は事業改革が成功。5連続で非減配の企業
- 【チャートは?割安?】「大興電子通信」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「大興電子通信」はシステムソフト・通信機器を販売
大興電子通信の事業セグメントは4つ
- 情報通信機器
OA機器、電子計算機、電子交換機、電子通信設備・通信機器 - ソリューションサービス
ソフトウェアサービス、保守サービス、ネットワーク工事など
ソフトウェアと情報機器の販売が主力です。
「大興電子通信」の事業利益は「ソフトウェア、情報通信機器」のサービスで生み出されています。
ソフトウェアサービスは各種産業向けに様々なパッケージソフトを提供しており、売上のストック収入化も進んでいるようです。
売上の38%ほどはストックサービスということですね。
時価総額は調査時点(22/7/7)で「69億円」ということで超小型株ですね。
PERは6.5倍と一般的には割安水準です。
今回は「大興電子通信」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「大興電子通信」のPER推移を見る
PER的には過去と比べるとやや割安になってきました。
「大興電子通信」の22/7/4のPERは6.5倍。
近年の水準と比較するとやや高めの水準ですね。
しかしPER自体が非常に低く、不人気の企業と言えそうです。
「大興電子通信」の配当利回りを見る
配当利回りは3.24%の高水準
「大興電子通信」の22/7/6時点の配当利回りは3.24%程度。
近年は配当利回りは3%を超えており高配当化しています。
2020年から株価は下落傾向でしたが、そろそろ下げ止まりの気配を見せています。
「大興電子通信」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は2016年以降は回復傾向です
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「大興電子通信」の売上は回復傾向です。
2020年は特需により400億を突破しており、その部分を除くと少しずつ売上は上昇しています。
2022年の売上成長率がマイナスなのは少し痛いですね。
2023年のガイダンスが達成できないようであれば厳しいかもしれません。
「大興電子通信」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は4%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「大興電子通信」の営業利益率は4%ほど。
営業利益率はかなり低いですね。
情報機器事業は、商社という立ち位置の部分もあり理解できますが、
メインのソリューション事業は、もっと利益率が高くても良いはずです。
営業利益率はもっと高くてもおかしくない企業なので生産性の向上に課題がありそうです。
「大興電子通信」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「大興電子通信」のEPSは横ばい推移です。
近年のEPSは100円を割っており下落傾向ですね。
EPS的には下落傾向になっており、やや弱気の推移ですね。
「大興電子通信」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低いですね。
「大興電子通信」の自己資本比率は37%程度です。
自己資本比率はまだまだ低いですが、近年は上昇傾向で、財務力は向上しています。
まだ安心できる水準ではありませんが、財務力も上昇しています。
「大興電子通信」の配当金(高いほど良い)
5年連続で非減配です
「大興電子通信」の配当は増配傾向で推移しています。
配当をだしてからそこまで年数が経ってはいないですが、減配しずに推移しています。
増配傾向が続いておりポジティブ要因ですね。
「大興電子通信」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%程度
「大興電子通信」の配当性向は20%目安を宣言しています。
自社株買いも機動的に実施すると記載があり株主還元意識はたかまってきていると言えるでしょう。
配当性向も20%であれば余裕がありますね。
「大興電子通信」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定プラスです。
「大興電子通信」の営業CFは安定プラスです。
2018年から安定して営業CFが安定プラスになりましたね。
事業構造を改革した結果キャッシュフローが改善した結果でしょうか。
事業の立て直しには成功していると言えるでしょう。
「大興電子通信」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「大興電子通信」の現金は2022年で74億円程度。
総資産は241億円ほどで、現金比率は30%程度ですね(合格目安は30%以上)。
現金比率は合格ラインですね。
現金は上昇傾向でここ5年は毎年プラス収入が現金として積み上がっていることがわかります。
「大興電子通信」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は予断を許さない状態です
「大興電子通信」の当期純利益は概ねプラスですが、定期的に赤字になるのが不安材料です。
最も近年は10億ほどプラスに着地できています。
2021年は事業を整理したため特別損失を出し赤字になっています。
2021年で膿を出し切って健全経営を続ける土台を作ったと言えるので今後は安定した経営がなされていくことが期待できます。
【まとめ】「大興電子通信」は事業改革が成功。5連続で非減配の企業
今後は営業利益率を上げたいところです。
大興電子通信の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3% |
売上高 | ▲ | 回復せず |
営業利益率 | ✕ | 4% |
EPS(1株利益) | ▲ | 一進一退 |
自己資本比率 | ▲ | 37% |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 20% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 近年はプラス維持 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、低成長のバリュー株です。
近年は安定して事業運営ができており好調な兆しはみえますが、
IT企業にも関わらず営業利益率が4%というのはいただけないポイントです。
配当利回りは3%を超えており高いですが、少し力強さに欠ける企業ですね。
【チャートは?割安?】「大興電子通信」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】割安水準にはいますが。。
この記事の現時点(22/7/7)では株価は498円。
株価は下げ止まりを見せており、今後の業績成長ポテンシャルも感じますが、強気材料が少し乏しいですね。
システム関連の企業ではIT関連の優良企業は他にもあります
他の優良企業を買ったほうが無難でしょう。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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