プラズマコイです(^^)
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今回は「アドヴァングループ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
アドヴァングループは「建材の商社」企業です。
建設業界の企業ですね。
タイル、石材、フローリング、水まわり、キッチンなど建材・建築資材、住宅設備の輸入販売を中心に、ファブレスメーカーとしても事業を展開しています。
商品のデザイン性・機能性にこだわった建材を中心にラインナップしています。
高級な建材に強みがありそうです。
アドヴァングループ(7463)は建材商社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) July 6, 2022
イタリアなど海外からデザイン性・機能性の高い建材を輸入しています。
円安懸念からか株価は下落中です📉
13年連続非減配で、配当利回り5%は割安感も感じます。
それでも配当利回り5%は高すぎる水準で、円安懸念による業績悪化が織り込まれてるようです
円安は逆風が吹く企業でしょうが、割安感がでてきています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「アドヴァングループ」は建物建材を輸入・販売
- 「アドヴァングループ」のPER推移を見る
- 「アドヴァングループ」の配当利回りを見る
- 「アドヴァングループ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「アドヴァングループ」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「アドヴァングループ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「アドヴァングループ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「アドヴァングループ」の配当金(高いほど良い)
- 「アドヴァングループ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「アドヴァングループ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「アドヴァングループ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「アドヴァングループ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「アドヴァングループ」は13年連続で非減配の高配当企業
- 【チャートは?割安?】「アドヴァングループ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「アドヴァングループ」は建物建材を輸入・販売
アドヴァングループの事業セグメントは3つ
- 建材関連
建材の輸入・販売事業など - 不動産賃貸
不動産賃貸事業 - その他
ホームセンターへの卸売など
メイン事業は建物建材の輸入販売です。
「アドヴァングループ」の事業利益は「建材の輸入販売」で生み出されています。
タイル、石材、フローリング、カーペット、水まわり、キッチンなど総合建材のショールームを東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄に設置して実際に見て購入をできるようになっています。
実店舗以外にもネット通販での販売も実施していますね。
時価総額は調査時点(22/7/6)で「424億円」ということで小型株ですね。
PERは8.9倍と一般的には割安水準です。
今回は「アドヴァングループ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「アドヴァングループ」のPER推移を見る
PER的には過去と比べるとやや割安になってきました。
「アドヴァングループ」の22/7/4のPERは8.9倍。
近年の水準と比較するとやや割安の水準ですね。
やはり輸入業のため円安懸念があるためでしょうか。
少々売り込まれている印象です。
「アドヴァングループ」の配当利回りを見る
配当利回りは5%の高水準
「アドヴァングループ」の配当利回りは5%程度。
かなりの高配当株です。5%の配当利回りは大きな懸念事項がある企業の可能性があるので注意が必要です。
「アドヴァングループ」の場合は円安による業績悪化懸念でしょう。
為替影響は不安材料ですが値上げ効果がどこまで利益減少を相殺してくれるかがポイントになります。
株主優待はクオカード
「アドヴァングループ」の株主優待はコンビニなどで使えて便利なクオカードです。
22/7/5時点の株価だと優待利回りは約0.6%になりますね。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 500円相当 |
1000株 | 1,000円相当 |
「アドヴァングループ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は連続で増加中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「アドヴァングループ」の売上は回復途上です。
2023年は200億円の大台を回復する予想(というか目標でしょうか)ですが達成できれば再び上昇傾向になりそうです。
しかし200億は高い目標かもしれません。
「アドヴァングループ」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は2%ほどです。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「アドヴァングループ」の営業利益率は24%ほど。
営業利益率はかなり高いですね。
商社でこれだけの営業利益率を達成している背景はおそらく競合が不在というところでしょう。
海外から輸入していたり、ファブレスメーカーとしての側面が高い営業利益率に貢献していそうです。
高い営業利益率には大きな魅力を感じます。
「アドヴァングループ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばい推移です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「アドヴァングループ」のEPSは横ばい推移です。
近年のEPSは100円前後で推移をしており、一進一退の攻防が続いています。
また、毎年自社株買いを行っています。EPSの上昇圧力になりますね。
「アドヴァングループ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は74%程度です。
「アドヴァングループ」の自己資本比率は74%程度です。
自己資本比率は高いですが、有利子負債も多く、固定資産が多いため自己資本比率が高く保たれています。
自己資本比率は高いですが、数字ほどの盤石感は受けません。
「アドヴァングループ」の配当金(高いほど良い)
13年連続で非減配です
「アドヴァングループ」の配当は増配傾向で推移しています。
13年間連続で非減配ですね。
コロナショック時も減配はしておらず、配当は維持する方針であれことが伺えます。
「アドヴァングループ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%程度
「アドヴァングループ」の配当性向は30%程度の目安感を感じます。
配当性向は標準なみで問題なさそうです。
現時点であれば配当維持&今後の増配期待もできるでしょう。
「アドヴァングループ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的に推移しています。
「アドヴァングループ」の営業CFは安定プラスです。
毎年営業CFは安定的にプラスを維持しており、ここ5年は増加傾向です。
2022年に営業CFが下がっているのは気になる部分です。
32億は2015年レベルなので少し懸念材料といえるでしょう。
貸借対照表を見ても、少し在庫過多になっている傾向がみられます。
「アドヴァングループ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「アドヴァングループ」の現金は2022年で95億円程度。
総資産は575億円ほどで、現金比率は16%程度ですね(目安は30%以上)。
現金比率はそこまで高くはないですが商社ということもあり手元現金は少なめになるということでしょう。
現金は概ね上昇傾向で現金保有額としても問題はなさそうです。
「アドヴァングループ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は横ばい傾向です
2020年は50億円を達成するなど上昇気配もありますが、
毎年の利益推移をみていると明確なトレンドは確認できません。
毎年、当期純利益がプラスで着地しているのは一定の安心感があります。
【まとめ】「アドヴァングループ」は13年連続で非減配の高配当企業
安定業績の高配当株です。
アドヴァングループの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 5% |
売上高 | ▲ | 回復途上 |
営業利益率 | ◎ | 24% |
EPS(1株利益) | ▲ | 一進一退 |
自己資本比率 | ◯ | 74% |
1株配当 | ◯ | 13年連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 30% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定プラス維持 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、安定業績、好財務のバリュー株です。
配当利回りは5%で業績悪化が見込まれているのはリスク要因ですが、これまで13年減配をしていないところが高評価ポイントでしょう。
【チャートは?割安?】「アドヴァングループ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】ちょっとチャレンジですが逆張りです
この記事の現時点(22/7/6)では株価は788円。
株価は絶賛下落中でもう少し下を掘る可能性はあります。
しかし減配をしない限りは、5%を超える配当利回りは魅力だと言えます。
今は円安不安で売り込まれていますが円安もいつかは止まり円高になることが予想されるなか、長期であれば高い配当利回りを心の支えとして購入してもよいかと思います。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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