プラズマコイです(^^)
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ネットニュースの「NISAで狙いたい高配当銘柄をピックアップ 配当性向、連続増配、キャピタルゲインにも注目」で紹介されていた高配当株44銘柄について調査をしていきます。
先日バクさん(@firelife_blog)に教えていただいた記事で高配当銘柄44銘柄が紹介されていました🎏✨
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) December 10, 2022
スプシでリスト化ができたので個別で銘柄をチェックしようと思います♪
44銘柄中、25銘柄はコイも記事化している銘柄だったので各企業が”いまどんな感じか”も楽しみです✨https://t.co/Z8U8Jv532b
良さげな銘柄も多かったので44銘柄をチェックしていきます。
ちなみに「高配当株のはじめかた」を以下記事でロードマップを公開しておりますのでそちらもぜひご覧ください。
それでは本題にいきます。
今回の44銘柄で投資したい!と思える銘柄を探していきましょー♪
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まず、今回紹介されている44銘柄を一覧化しました。
▼ プロが選ぶNISAで狙いたい高配当株44銘柄の一覧 ▼
「配当利回り、PERは2022/12/10時点」の数字になります。
この中から、プラズマコイが現時点で買っても良さそうと思った注目銘柄をピックアップしていきます。
※比較的、安定業績・有望企業と判断した企業をプラズマコイの主観で選んでいます。
各企業を評価する「5つの視点」
今回はおもに以下の5点を総合して評価しました。
高配当株を選ぶときの5つの視点
- 配当利回り(高すぎるのは一時要因の可能性)、配当性向
- 配当推移(連続増配、連続非減配、安定配当)
- 業績推移(売上、営業利益の推移)、今後の見通し
- ビジネスの強さ(営業利益率の推移)
- 自己資本比率
今回の5つの視点は①〜⑤までが優先順位になります。
詳しく解説していきます。
5つだと多すぎると感じる場合は…
1位と2位の2つだけ押さえておけば「大きな損失の確率」がグッと下がります。
そこだけでも見てくださいね!
【優先1位】配当利回り、配当性向
高配当株なら配当利回り4%以上を狙いたいですね
はじめにみるのは、配当利回り、配当性向です。
配当利回り4%以上の株は「今の株価で、このまま減配しなければ」魅力的な水準と言えます。
例えるなら「すぐ美味しい、ずっと美味しい」状態と言えます。
買うタイミングは総合的に考えるため具体例はあって無いようなものです。
あえて一例を出すなら「配当利回り4%以上 & 配当性向30%以下」が目安になりますね。
配当利回り、配当性向は真っ先に確認する項目です。
【優先2位】配当推移(連続増配、連続非減配、安定配当)
配当が安定している「実績」が重要です
「優先1位」で第一次試験を突破してきた銘柄たちを更に絞り込むのが「優先2位」の条件です。
それは「配当金を今後も安定して維持・増加できるか?」です。
少し話を戻しますが、今回のテーマは「NISAで買う高配当株」です。
2023年の制度がはっきりしていないですが、現時点の一般NISAの非課税期間は5年間になります。
つまり「5年間のうちに減配しないことが重要」です。
※そもそも高配当株投資は減配しにくい銘柄を選ぶのが大切です。
そのため「安定的に配当を出し続けられるか?」がポイントになります。
以下の3点をチェックで安定配当銘柄をチェック
- 5年以上連続で増配、非減配
- 配当金が2倍以上、1/2以下など大きな増配、減配をしていない
- 減配時も大幅減配はなく、すぐに過去水準に配当が戻っている
NISAで買った銘柄の最悪のシナリオは以下です。
これを回避することが最重要になります。
NISAで買った銘柄の最悪のシナリオ
- 業績悪化 ➔ 大減配
- 大減配 ➔ 株価が大幅下落(含み損が辛い)
- 大減配 ➔ 配当利回りが大きく下落(配当金もなくなり心の支えが無い)
- 結果:泣く泣く損切り or つらい気持ちを抱えたまま塩漬け
避けたい状況ではありますが投資家なら一度は④の状況になるものです。
そこはクヨクヨせず、勉強代として損切りをしましょう。
逆に言うと「④の損切りを体験することで、次から回避することが出来る」ようになります。
その時はつらいですが必須の通過儀礼だと思うくらいでよいです。
高配当株を買うときは配当金の推移チェックが必要です。
【優先3位】業績推移(売上、営業利益の推移)、今後の見通し
売上、営業利益の推移が「伸びているか?安定しているか?」を見ます。
優先3位は、業績の推移です。
「売上と営業利益」を重点的に見ます。
※銀行など「営業利益」がない場合は「経常利益」を見ます。
「売上」が大切なのは説明不要かと思いますので「営業利益」がなぜ大切なのか説明していきます♪
企業の「営業利益」は会社員の「給料の手取り」にあたる収入
ここで、押さえておきたい大原則があります。
「配当金は企業の利益から出される」
つまり企業が儲からないことには配当金は増えませんし、減益になれば維持も難しいかもしれません。
企業の損益計算書には「営業利益、経常利益、当期純利益」といった様々な利益があります。
その中でプラズマコイが最も重要視するのが「営業利益」です。
営業利益がなにかわからない…
そんな方のために、他の利益と比較しましょう
企業の営業利益が会社員にとってどんな収入なのかイメージ図を見てみましょう。
経常利益や当期純利益と比較します。
項目 | 企業 | 会社員(イメージ) |
---|---|---|
営業利益 | 事業で稼いだ損益 | 給料の手取り |
経常利益 | 株の売買損益、配当金などを 営業利益に足した利益 | 配当金収入 |
当期純利益 | 固定資産の売却損益など、 特別な事情で起きた損益を、 経常利益に足した最終利益 | 臨時ボーナス |
企業の「営業利益」は会社員にとっての「手取り給料」です。
もし手取り給料が減っていけば、自由に使えるお金がへることになります。
配当金は利益の一部から支払われるものですから「営業利益」が減ればいつかは減配になることが予想されます。
以上のことから「売上、営業利益が増加傾向(悪くとも横ばい)」で推移しているかが非常に重要になります。
売上や営業利益が減少傾向の場合は、今後の見通し(回復してくるか?)を考慮して投資判断をしましょう。
【優先4位】ビジネスの強さ(営業利益率の推移)
営業利益率の推移で「儲かりやすさの推移」を見ましょう
今後の配当金の増加・維持の展望を見るために「営業利益率」にも注目したいです。
営業利益率はビジネスの「儲かりやすさ」を表す指標です。
営業利益率を見る理由は大きく2つあります。
営業利益率で企業ビジネスの強さを見る
- 事業の効率化
- 競合優位性
「効率化」で営業利益率があがる
営業利益率があがる理由に「効率化」があります。
具体例としては「無駄なコストをカット」したり「同じ労力でたくさん売れるよう工夫する」などがあります。
「競合優位性」で営業利益率があがる
営業利益率があがる理由に「競合優位性」があります。
同じ用途の賞品のサービスであれば「高品質」もしくは「低価格」が選ばれます。
代表例はユニクロですね「高品質 x 低価格」で世界トップクラスのアパレル企業になりました。
営業利益率を見るときのポイントは2つ
- そもそも営業利益が10%以上あれば儲かりやすい企業と言える
- 営業利益率は業種によって異なる。
営業利益率が増加傾向ならOK。
減少傾向が続いている場合は注意が必要
【優先5位】自己資本比率
自己資本比率によって財務力を見ます。
最後は自己資本比率に注目していきます。
自己資本比率はさまざまな見かたがありますが、企業のスタンスを見ることができますね。
素直にみるなら、自己資本比率は高い方が良いです。
財務力があり多少業績が悪化しても減配リスクが低くなる傾向があります。
自己資本比率は一概に高いほうが良い、低いほうが良いと言いづらい項目ですが
まずは以下の3つのパターンでアタリをつけて見ています。
自己資本比率はこうやってみる
- 自己資本比率が60%以上
財務力が高く、よくも悪くも業績が安定しやすい。
配当も安定的に増加しやすいため、安定高配当株に多い - 自己資本比率が40%〜60%程度
適度にリスクをとって事業投資が行われている - 自己資本比率が40%未満
攻めた事業投資をしている状況。安定配当が続けられない企業の可能性がある。
金融業や不動産業など事業特性で自己資本比率が低くなる企業もあり必ず問題になるわけではない。
安定高配当の銘柄を探す場合、自己資本比率は高いほうが良いでしょう。
自己資本比率が60%を超えていれば倒産リスクはかなり抑えられます。
高配当株44銘柄のなかで「評価 ◯」の18銘柄
タイミング次第で、ぜひ持ちたい銘柄です。
いま買っても良さそうな企業は評価を◯にしました。
※ぜひご自身で気になった銘柄を個別分析してみてください♪
総合評価 | コード | 名前 |
---|---|---|
◯ | 1951 | エクシオグループ |
◯ | 2914 | JT |
◯ | 5334 | 日本特殊陶業 |
◯ | 8593 | 三菱HCキャピタル |
◯ | 1721 | コムシスホールディングス |
◯ | 1928 | 積水ハウス |
◯ | 4272 | 日本化薬 |
◯ | 5970 | ジーテクト |
◯ | 7313 | テイ・エス テック |
◯ | 8306 | 三菱UFJ FG |
◯ | 8591 | オリックス |
◯ | 8630 | SOMPOホールディングス |
◯ | 2391 | プラネット |
◯ | 5393 | ニチアス |
◯ | 9600 | アイネット |
◯ | 9882 | イエローハット |
◯ | 8566 | リコーリース |
◯ | 9769 | 学究社 |
高配当株44銘柄のなかで「評価 ▲」の16銘柄
今ではない感じがしますが十分魅力的な企業ばかりです
いまでは無い感じがしますが、タイミング次第で買っても良さそうな銘柄は▲にしました。
見る人によっては「今買っても良い!」と思える銘柄になりえるでしょう。
総合評価 | コード | 名前 |
▲ | 1419 | タマホーム |
▲ | 1719 | 安藤ハザマ |
▲ | 1852 | 浅沼組 |
▲ | 7433 | 伯東 |
▲ | 2737 | トーメンデバイス |
▲ | 8999 | グランディハウス |
▲ | 3105 | 日清紡ホールディングス |
▲ | 6454 | マックス |
▲ | 8001 | 伊藤忠商事 |
▲ | 1717 | 明豊ファシリティワークス |
▲ | 8015 | 豊田通商 |
▲ | 3132 | マクニカHD |
▲ | 3231 | 野村不動産HD |
▲ | 7466 | SPK |
▲ | 8354 | ふくおかFG |
▲ | 9956 | バローHD |
【まとめ】高配当株は「個人投資家にやさしい」投資手法
今回の44銘柄はいずれも魅力的な部分がある企業でした。
今回はネットニュースの「NISAで狙いたい高配当銘柄をピックアップ 配当性向、連続増配、キャピタルゲインにも注目」で紹介されていた高配当株44銘柄について調査をしていきました。
プラズマコイの好みもあり、投資を検討したい銘柄は44銘柄のなかで34銘柄でした。
しかし残りの銘柄もタイミングや視点によっては、決してダメな銘柄ではないと思います。
今回の分析で、やっぱり日本人にとって自国である日本株の高配当株は低リスクな投資法の一つだと再認識しました。
ぜひご自身で、投資したいと思える企業かチェックしてみてください♪
▼ プロが選ぶNISAで狙いたい高配当株44銘柄の一覧 ▼
「配当利回り、PERは2022/12/10時点」の数字になります。
※本記事は個別銘柄の投資を推奨するものではございません。
※投資は自己責任でお願い致します。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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以下が気に入ってるところです。
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- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
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銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
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