株式投資歴7年のプラズマコイです(^^)
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※当コンテンツは投資家バクさんのYouTube用に作ったコンテンツですのでぜひ動画もご覧ください!
今回は中小型の企業を中心に「おすすめ50選」を紹介します。
プチ暴落(下落)時は、幅広い選択肢から買いたい
2023年に入って、日本株は上昇しています。
SVB銀行の破綻がきっかけになり、株式相場は”少し雲行きがあやしくなっている”現状です。
投資家に不安が出ているため、
株価が下落する局面が想定されますね。
しかし「大型の優良企業」や「連続増配の企業」は注目度が高いため、
買い場といえる水準まで落ちてくる企業は少ないかもしれません。
しかし「中小型の企業」まで視野を広げると「買えそうな魅力的な企業が多数出てきます」
それでも大きい企業の方が安心じゃないの?
たしかに、大型の優良企業は優先的に買いたいです。
大型の高配当株は安定的に配当金を出してくれるため「ポートフォリオの軸」になります。ぜひとも安い時に買いたいです。
しかし、大型の優良企業の買い時は”ほんの一瞬”になってしまうかもしれません。
理由は、大型の優良企業は機関投資家など多くの投資家が注目しているからです。
そこで高配当株投資家として、
株の下落時には以下のような複数の選択肢を持っておきたいですね。
- 大型の優良高配当株をチェック → 買う
- 中小型の優良高配当株をチェック → 買う
中小型の企業の中にも優良企業も多く、
大型よりも高利回りで放置されている場合があります。
タイミングによっては中小型の企業の方がお買い得な場合があるのです。
長期投資であれば銘柄の分散目的で、中小型を持つことも必要でしょう。
ここまでお読みいただければ、
大型株だけではなく、中小型株にも興味がでてこないでしょうか?
今回はプラズマコイが事前に設定した「目標利回り」をもとに
① すでに目標利回りを突破した
② もうすぐ目標利回りを突破しそう
上記2点を満たす企業「おすすめ50選」と、中でも注目の企業5選を紹介していきます。
※選定は3/20時点の配当利回りを基準に行っております。
🎏 暴落時に買う時の5ステップ 🎏
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) March 21, 2023
明日からの株式相場ですが、
今の経済ニュースでは上下どちらにも動けそうです。
📈 株価が上がる理由(利上げ停止)
📉 株価が下がる理由(金融不安の投げ売り)
おそらく22日は様子見で、… https://t.co/XBzGWhOzsq pic.twitter.com/guHZurLhCg
暴落時・下落時にしっかり優良企業を買っていきましょう
- 2023年の経済・相場観を振り返り
- 「目標利回り」が近い企業おすすめ50選
- 「目標利回り」が近い企業50選のなかで特に注目している企業5選
まずは、今年の相場(日本株の上昇、SVB銀行破綻)を振り返っていきましょう。
2023年に日本企業の株価が上がった理由
今年に入って日本株は大きく上昇しました。
2023年に日本株の株価があがった理由はいくつかありますが、
その中の一つに「バリュー株のブーム」があります。
バリュー株のブームの火付け役になったのが、
2022年12年28日に公開された1本の資料でした。
特に注目が以下の記載です。
特に、今回の市場再編が上場会社の企業価値向上へ寄与することを目的としているのであれば、全上場会社の約半数がPBR1倍割れやROE8%未満という状況にメスを入れない限り意味がなく、PBRやROEなどの財務指標の改善に向けて、一歩踏み込んだことができるかどうかが本会議の論点
出典:22年12月28日公開 市場区分の見直しに関する フォローアップ会議 第五回 東証説明資料
低PBRや低ROEの投資家から評価されない企業は「一流企業が集まるべき東証プライムからでていけーー!」という強いメッセージでした。
通常は、証券取引所がここまで強く言うことはなく、
”まるで「物言う株主」”のような指摘を、市場関係者は重く受け止めました。
日本企業が”本気”で株価対策をしてくると思われたわけですね
そのため、割安なうちに買っておこうという投資家の心理が働いたと思われます。
いくつか具体例をみていきましょう👇
東証の指摘を受け、各企業が対策を発表
大企業を中心に、PBR1倍未満、ROE8%未満の対策が見られました。
東証の指摘を受け「東証プライム」に上場している大企業を中心に「大規模な自社株買いの発表が続きました」
※手っ取り早い対応策は「自社株買い」でなので、多くの企業が実施しました。
例えばこんな企業が自社株買いを発表
- 大日本印刷(7912)
総額1000億円を上限の自社株買いを発表
※発行済み株式の15.05% - シチズン時計(7762)
総額400億円を上限の自社株買いを発表
※発行済株式総数の約25% - AGC(5201)
総額500億円を上限の自社株買いを発表
※発行済株式総数の7.2% - 出光興産(5019)
総額600億円を上限の自社株買いを発表
※発行済株式総数の9.7%
結果として、日本株はちょっとしたブームとも言えるような上昇を見せていました。
日経平均は3万円を目指すかに思えたが事件発生
大規模の銀行が2つも連続で破綻して話題になりました。
話は戻って2020年。
米国は2020年2月以降のコロナショック時に、異次元の量的緩和(お金のバラマキ)を行いました。
結果、米国経済はインフレになってしまいました。
そのため、2022年から米国の中央銀行にあたるFRBが金利の利上げを続けていました。
結果として、各銀行が保有している米国債権が含み損になりました。
金利の利上げをするということは、お金のバラマキをなくすことになるので、
暗号資産会社などのスタートアップ企業は、活動資金として預金を引き出す必要がありました。
結果として3/10のシリコンバレーバンク破綻など、複数の銀行破綻に繋がりました。
今回の騒動で破綻した3銀行
- シグネチャーバンク
暗号資産企業などから預金を預かる - シリコンバレーバンク
スタートアップ企業などから預金を預かる - シルバーゲートバンク
暗号資産企業などから預金を預かる
更にどさくさに紛れてクレディ・スイスの破綻騒動も再熱しました。
クレディ・スイスは、スイスで2番目に大きな銀行でしたが不祥事などが原因で厳しい経営状態でした。
そこでUBSというスイスで1番大きな銀行が買収することで収束に向かわせる結果になりました。「実質的には破綻した」と見ていいでしょう。
そして世界的に株価が下落したという流れになりました。
【ポートフォリオの参考に】注目企業5選
今回はおすすめ50選を紹介する前に、
5つの注目企業をピックアップして紹介していきます。
6448 ブラザー工業 業種:電気機器
ブラザー工業は「電機・工業機械メーカー」です。ミシンやプリンターが有名ですね。
【主要事業】 売上、利益の5割以上は「プリンター事業」 業績全体を大きく左右する。
【事業展望】 既存事業の拡大に加え「プリンティング技術の応⽤による新規事業」を模索。
事業内容 | 詳細 |
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プリンティング製品 | プリンター、スキャナー、マーカー機器など開発 |
ミシン製品 | 工業用・家庭用のミシンを開発 |
産業製品パーツ | ギア・モーターなど産業製品のパーツ(子会社で開発) |
通信カラオケ | 業務用通信カラオケ「JOYSOUND」(子会社で開発) |
項目 | 数値 |
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直近業績 | コロナ前は営利率10%まで上昇。2023年は為替影響で増収、利益も過去2位の見込み |
配当推移 | 12年連続減配なし。2021年実績から配当維持にこだわり。累進配当感あり |
項目 | 数値 |
---|---|
配当利回り | 3.53% |
時価総額 | :4970億円 |
7820 ニホンフラッシュ 業種:その他製品
ニホンフラッシュの事業は「ドア・内装部材」メーカーです。
【主要事業】 売上、利益の7割は中国。日本は3割で中国経済の動向に影響される。
【事業展望】 中国のゼロコロナ政策終了で今後に期待。新製品の玄関ドアを開発、販売準備。
事業分野 | 提供サービス |
---|---|
室内ドア | マンション・病院など各施設のドアを製造 |
システム収納 | 玄関用、室内用などの収納設備を製造 |
化粧・造作材 | ドアの縁などを美しく保護するための化粧材・造作材 |
項目 | 数値 |
---|---|
直近業績 | 直近23年は中国ロックダウン影響で減収減益。営業利益率10%超だが減少傾向に注意 |
配当推移 | 16年連続減配なし。23年は配当性向上昇だが30%程度と問題ない水準 |
項目 | 数値 |
---|---|
配当利回り | 3.90% |
時価総額 | 231億円 |
2531 宝ホールディングス 業種:食料品
宝ホールディングス「酒類」「バイオ」事業を展開。
【主要事業】 酒類の製造がメイン。近年は海外卸し、バイオ事業が成長して3本柱に。
【事業展望】 海外事業やバイオは今後も成長期待。日本酒スタートアップに出資も。
事業領域 | 内容 |
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酒類 | 焼酎、清酒など飲料用や、調味料を製造。欧米など海外に輸出も行う。 |
バイオ | 研究用試薬・理化学機器、遺伝子医療など |
項目 | 内容 |
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直近業績 | 2021年からバイオ事業が大活躍で業績好調!新たな事業の柱に成長。 |
配当推移 | 7年連続増配中。23年は配当性向が30%後半のため減配予想だが配当維持に期待。 |
項目 | 内容 |
---|---|
配当利回り | 3.34% |
時価総額 | 2031億円 |
2163 アルトナー 業種:サービス業
アルトナーの事業は「エンジニア派遣」です。
【主要事業】 売上の9割は派遣事業。エンジニア需要は旺盛で所属エンジニアも毎年増加
【事業展望】 今後もエンジニア不足は継続する見込み。さらなる成長に期待。
事業領域 | 内容 |
---|---|
エンジニア派遣事業 | 主に「機械設計」「IT分野」「制御ソフト」「電気・電子設計」のエンジニアを派遣 |
請負・受託事業 | 上記事業を派遣ではなく受託で請け負う |
項目 | 内容 |
---|---|
直近業績 | 売上、利益の成長は文句なし!エンジニア不足の需要、同社のエンジニア育成力で◎ |
配当推移 | 9年連続増配。直近は配当性向上昇(たぶん株価対策)で配当利回りも急騰 |
項目 | 内容 |
---|---|
配当利回り | 4.98% |
時価総額 | 137億円 |
9837 モリト 業種:サービス業
モリトの事業は「服飾パーツ」メーカーです。
【主要事業】 金属ホックのシェアは世界2位。アパレルメーカーに数多くパーツ製品を提供。
【事業展望】 グローバルニッチ戦略で今後も着実な事業成長を期待。
事業領域 | 内容 |
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アパレル資材 | ホック、ボタン、織ネーム、靴紐、などパーツを製造・販売 |
フットウェア資材 | 衝撃吸収・反発素材など靴用パーツを製造・販売 |
自動車資材 | シートパーツ、ドアパーツなど自動車パーツを製造・販売 |
オリジナル商品 | サポーター、防水バッグなど自社製品を製造・販売 |
項目 | 内容 |
---|---|
直近業績 | 売上は上昇傾向。利益はコロナ時を除けば安定。ホックなど需要の安定を感じる。 |
配当推移 | 23年は大幅増配予定。上場基準の適合のためDOE目標を4%に引き上げ、利回りUP。 |
項目 | 内容 |
---|---|
配当利回り | 5.41% |
時価総額 | 299億円 |
【ポートフォリオの参考に】おすすめ企業50選
中小型株を中心に50社を選定しました。
高配当株ポートフォリオを組むにあたり、具体的な企業を50社選定しました。
以下の優先順位で選定しています。
おすすめ企業50選の選定方法
- 過去の配当利回りをもとに「目標利回り」を設定(大体100社〜200社ほど)
- 目標利回りと乖離が少ない企業をピックアップ
- その他、参考項目を総合的にみて判断
(配当性向、PER、PBR、EPS、時価総額、連続増配、連続減配なし)
【まとめ】「目標利回り」を参考に割安な優良企業を買いましょう
「目標利回り」を決めて「買いポイント」を決めておくと
安定した気持ちで買えますね。
2023年は日本株も3月上旬まで上昇しましたが、ここから潮目が変わりそうです。
そんな時こそ落ち着いて、割安なときに優良企業を買っていきたいですね。
この記事のまとめ
- 2023年の日本株が上昇した理由
・2022年年末に東証が「PBR1倍割れ、ROE8%以下」の是正を指示
・大企業を中心に、多数の企業が自社株買いなど「株価対策」を発表
・バリュー株に買いがあつまる - 2023年3月上旬、中旬に「米国の大手銀行が複数破綻」
・2020年の金融緩和で米国がインフレに
・2022年から利上げに転換
・米国債の含み損が広がり、預金引き出しも重なって3つの銀行が破綻 - ここからの相場は暴落になる可能性がある。
・いま既に「買っても良い」「もうすぐ買っても良い」水準になる企業を50社選定
・暴落時など、株価がさがってきたらさらに魅力があがる企業でもある
・特に注目の企業は5社ピックアップ解説
※本記事の内容は個別株の売買を推奨する目的ではございません。
※投資は自己責任でお願い致します。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
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日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
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2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
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