プラズマコイです(^^)
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今回は「建設技術研究所」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「建設技術研究所」は大手の建設コンサルタント会社です。
日本初の建設コンサルタント会社ですね。
具体的な業務は、社会インフラ整備・公共事業(道路・ダム・橋など)のコンサルタントです。
主要取引先は国・地方公共団体・公団です。
公共事業の需要は底堅いと予想されるので、高い技術力で受注をし続けられるかがポイントになる企業かと思います。
建設技術研究所 (6757)は建設コンサルタントの国内大手?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) February 2, 2022
公共事業の建設コンサルがメインです?
「高い技術力」で受注を落札でき、単価も高いのが特徴です。
顧客は国土交通省などの国・地方自治体です??????
公共事業関連は今後も一定の需要が継続できそうです?✔
今後の営業利益率を10%への進捗を1つの目算にしたいと思います。
中期経営計画2024に「売上高:550億円、営業利益率:10%、社員数:2,300人」が掲げられており、特に技術力の会社である「建設技術研究所」には営業利益率に注目したいと思っています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「建設技術研究所」は公共事業の建設コンサルタント企業
- 「建設技術研究所」のPER推移を見る
- 「建設技術研究所」の配当利回りをみる
- 「建設技術研究所」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「建設技術研究所」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「建設技術研究所」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「建設技術研究所」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「建設技術研究所」の配当金(上昇傾向か?)
- 「建設技術研究所」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「建設技術研究所」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「建設技術研究所」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「建設技術研究所」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「建設技術研究所」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「建設技術研究所」は安定成長で連続増配の優良銘柄
- 「建設技術研究所」の今後の株価は?買い時かを予想する
「建設技術研究所」は公共事業の建設コンサルタント企業
水関連機器・サービスが守備的な事業、
フランチャイズが攻めの事業ですね。
「建設技術研究所」の事業利益は主に「国内の建設コンサルタント」から生み出されています。
建設技術の研究開発を行い、国土交通省などの依頼を経て社会的インフラを作る事業を行っていますね。
コンサルタントの業務範囲(一例)
- 流域・国土(河川、ダム、上下水道)
- 交通・都市(道路・交通、都市・建築)
- 環境・社会(環境、防災、地質)
税金を投じて作られる施設が多く、ミスが許されない重要な案件が多そうです。
国内の事業がメインですが、海外でも事業を行っています。
建設技術研究所の業務範囲
- 河川・海岸(防災対策、流域水循環対策、計画・実験・設計・維持管理計画、耐震対策)
- ダム(調査・計画・設計・管理)
- 砂防(砂防対策)
- 上・下水道(管きょ・施設設計、耐震診断・耐震補強設計・劣化診断、長寿命化計画)
- 機電設備(設備計画、維持管理計画)
- 道路・交通(公共交通計画・物流事業プラン)、都市・建設(研究・提案)
- PFI・PPP・情報・電気・防災(電気通信設備、河川情報システム、構造物管理システム、災害警戒システム、ハザードマップ)
- 環境(調査・計画・活用、保全対策、現状評価・環境モニタリング)、地質(土木構造物建設の地質条件、地質リスク)
- 建設マネジメント(公共調達支援、CM・施工管理)
時価総額は調査時点で「337億円」ということで小型株ですね。
PERは8.2倍と割安水準です。
今回は「建設技術研究所」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「建設技術研究所」のPER推移を見る
PER的には割安水準です
「建設技術研究所」の今のPERは8.2倍。
過去の推移をみると割安に見えます。
過去では8倍台まで安くなっているタイミングがありません。
かなり割安になっていると見られそうです。
「建設技術研究所」の配当利回りをみる
利回りは上昇中
「建設技術研究所」の配当利回りは2.4%あたりです。
配当は増配傾向で、株価が直近は下がってきているので配当利回りが上がってきました。
今後も増配が見込める企業で、いまから仕込んでおくのもいいでしょう。
「建設技術研究所」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「建設技術研究所」の売上は上昇中です。
2013年から売上は常に上昇。
時価総額も上昇傾向です。
好調な業績を背景に株価が上昇していますね。
「建設技術研究所」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は8%程度です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「建設技術研究所」の営業利益率は約8%ほど。
研究開発に費用がかかりつつも、コンサル力を活かし営業利益率を高めています。
中期経営計画では営業利益率10%を目標に掲げており、
このまま行けば十分達成は可能な水準です。
「建設技術研究所」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「建設技術研究所」のEPSは上昇中で250円を超えてきています。
利益が増加しており、EPSも力強い上昇を続けています。
「建設技術研究所」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は68%です。
「建設技術研究所」の自己資本比率は52%程度です。
自己資本比率は下落気味ですが有利子負債もそこまで多くはなく、問題はない水準ですね。
総資産、純資産も毎年増加しており資産が積み上がっています。
「建設技術研究所」の配当金(上昇傾向か?)
連続増配の企業です
「建設技術研究所」は連続増配の企業です。
順調に増配を重ねられています。
2022年の一株配当は15円増配の60円と大幅に増配予定です。
「建設技術研究所」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%あたりです。
「建設技術研究所」の配当性向は15〜20%が目安です。
配当性向は低く、増配余地もあります。
配当利回りは常に20%を切っており、未来の高配当株としても有望です。
「建設技術研究所」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも増加傾向です
「建設技術研究所」の営業CFは増加傾向です。
特にここ2年は2年連続で最高値を更新しています。
現金創出力が強まっている所にも魅力を感じます。
「建設技術研究所」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です
「建設技術研究所」の現金は2021年終了時は166億円程度です。
特にここ2年はフリーCFが大きくでており、現金に積み上がっている所がみてとれます。
2021年も3Q決算時で240億円とさらに現金が増加していますね。
「建設技術研究所」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は上昇傾向です。
「建設技術研究所」の配当総額は上昇中です。
連続増配企業で配当総額も順調に成長しています。
業績好調で、そこから生み出されたキャッシュを株主に還元していっていますね。
株主還元の額も年々増加しています
「建設技術研究所」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新
「建設技術研究所」の当期純利益は絶好調と言えます。
2021年も過去最高益を更新予定です。
長期でみても当期純利益は概ね右肩あがりで推移しています。
利益も安定成長をできている企業です。
【まとめ】「建設技術研究所」は安定成長で連続増配の優良銘柄
盤石な成長力が非常に魅力的ですね
建設技術研究所の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 2.5% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◎ | 上昇中 |
営業利益率 | ○ | 8% |
自己資本比率 | ◯ | 52% |
1株配当 | ○ | 連続増配 |
配当性向 | ◎ | 20%くらい |
営業CF | ◎ | 一気に上昇 |
現金など | ◎ | 増加中 |
総評としては、非常に安定感のある成長カーブを描いている優良企業です。
配当利回りも現段階(22/2/2)で2.5%を超えており、今後の増配を加味すれば割安とも見えます。
またPERが過去と比較してかなり低いのも割安感を感じます。
「建設技術研究所」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】高値圏だが、PERは低く、チャートも良い
この記事の執筆時点では株価は2,380円。
地合い次第ですが、決算・チャートがよくPER的にも上昇できそうです。
目標株価は2,800円ですね。
※本記事は個別株の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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